2.1 インターナショナルスクールとブラジル人学校の現状

 インターナショナルスクールについては、平成23年22月現在、32校が各種学校として認定されており、IB(International Baccalaureate、国際バカロレア)、WASC(Western Association of Schools and Colleges、米国西部地域私立学校大学協会)、ACSI(Association of Christian Schools

International、キリスト教学校国際協会)、CIS(Council of International Schools、インターナショナルスクール会議)といった国際的な評価機関の認証を受けているところもある。また、26校が日本インターナショナルスクール協議会(JCIS、Japan Council of International Schools)に加盟している(資料2参照)。

 ブラジル人学校については、平成2年に入管法が改正されて以後、我が国に定住する日系ブラジル人が急増したことに伴い、設置されるようになった。当初は各種学校に認可されていない教育施設のみであったが、その教育環境や経営状況の改善のため、文部科学省としてもブラジル人学校の各種学校設置・準学校法人設立の支援を促進することとされた。平成22年3月には、文部科学省「外国人教育に関する調査研究」において、「準学校法人設立・各種学校認可取得に関する具体的な支援のあり方(マニュアル)」が日本語・ポルトガル語で作成され、各種学校となるブラジル人学校も増加し、平成23年11月現在、12校となっている。文部科学省では無認可のブラジル人学校を含めた実態調査を毎年実施しており、平成23年5月現在、72校が存在している。

 なお、インターナショナルスクールやブラジル人学校の他、朝鮮学校やフランス人学校、ドイツ人学校等も含めると、平成23年5月現在、127校の外国人学校が各種学校として認可されている。

 

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