国際教育協力懇談会報告2006 大学発 知のODA-知的国際貢献に向けて-(案) はじめに

 「国際教育協力懇談会」は、文部科学大臣の私的懇談会として、国際開発協力において教育関係者が果たす役割や具体的な参画のあり方等を議題に開催され、これまで、平成12年(2000年)と平成14年(2002年)に計2回報告を行っている。
 過去2回の報告の主要事項は、平成12年では、1.学校教員の参画促進のための青年海外協力隊「現職教員特別参加制度」の創設、2.国立大学への分野別の国際教育協力研究センターの設置促進、の2点が挙げられる。また、平成14年では、1.EFA(Education for All:万人のための教育)目標達成のため、基礎教育分野における我が国の知見・経験の集約・体系化を行う「拠点システム」の構築、2.大学の国際協力プロジェクト受託促進のための「国際開発協力サポート・センター」プロジェクトの実施、の2点が柱であった。
 今回は、これらの報告に基づき実施された施策のレビューとともに、その後の国内外における援助潮流等の変化も踏まえ、大学を中心とした教育関係者の国際開発協力への参画のあり方等について審議し、一定の結論に達したため、ここに報告を行うものである。教育関係者・文部科学省のみならず、外務省、援助機関など関係する各方面に広く御参照いただければ幸いである。

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