資料3 研究開発評価実施者のレベルアップのための活動の方向性(案)

1.目的

  「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」(以下「文科省指針」という。)において、「文部科学省及び研究開発機関等の事務局における人的拡充を含めた研究開発評価体制の構築や職員等の評価実施能力の向上を図ることは、評価に係る各種作業を円滑に行う上で不可欠」とされており、研究開発評価研修(初級)を行ってきている。
  研究開発機関等における効果的・効率的な評価システムの運営と評価の高度化を一層推進するため、これまでの研究開発評価人材育成研修(初級)に加えて、研究開発評価実施者向けのレベルアップのための活動の方向性を検討する。

2.検討の方向性

(1)活動の必要性
  各研究開発機関等における研究開発評価人材の育成は、それほど積極的に行われておらず、アンケートの結果等から、各機関等では十分に習得できない知識・スキル等の向上のニーズは高いと思われる。このため、評価に関する一定の知識・スキルがある層についてもレベルアップのための機会提供等の活動を実施する必要がある。

(2)研究開発評価実施者のレベルアップのための活動(案)
 対象:
  ・企画評価課が主催する研究開発評価人材育成研修(初級)、研究開発評価研修(政策評価相互研修会)、研究開発評価シンポジウム等に参加し、研究開発評価に積極的な興味・関心を持つ者
  ・大学及び大学共同利用機関法人等の研究企画室、研究推進室、URA室、研究戦略室、研究支援課、評価室(IR室等)等の事務職員、教員、URA等の実務者(原則、係長級以上)

 活動の内容:
   1.ワークショップ
   2.評価事例発表
   3.意見交換
    テーマ(例)
  ・プログラム評価
  ・挑戦的(チャレンジング)な研究開発評価
    ・研究開発マネジメントにいかす評価
    ・次代を担う若手研究者の育成・支援の推進を図る評価等

3.今後の予定(案)

平成29年2月  活動の在り方について(議論、まとめ)
                    平成30年度の試行的活動案の検討

平成30年度    試行的活動の決定及び試行的実施

お問合せ先

科学技術・学術政策局 企画評価課 評価・研究開発法人支援室

(科学技術・学術政策局 企画評価課 評価・研究開発法人支援室)