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人の高次機能の感受性期が明らかになるかどうかについてもわかっていないので、この項目のタイトルは誤解を与えるのではないか。 |
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「感受性期(臨界期)」については、一般社会に誤解を与える可能性があり、タイトルに掲げない方がよいのではないか。 |
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人の感受性期は慎重に考える必要があり、注釈にて脳科学の現状を記載している。ただし感受性期の解明は非常に重要なことであるので、エビデンス・ベースで明確にすることがまずは必要であり、その視点から記載している。
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この部分は目標という位置づけなので、「カリキュラムの開発」についても遠い目標であるという整理も考えられる。 |
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一般のお母さんにとって、感受性期は切実な問題。この時点で感受性期という言葉を出すことには危険性がある。一般のお母さんに不安をもたらす原因となるので、言葉そのものを出すか否かについて慎重に検討すべき。
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子どもたちをよくするということだけでなく、子どもをより理解するということがまずあるべき。障害についても同様であり、障害をよくするというよりも、理解することに脳科学を役立てることがまずは重要。
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両眼視については臨界期がはっきりしているが、高次機能についてはまだ分かっていないので、「その有無を含めて明らかにする必要がある」という記述としている。感受性期についての記述は残すべき。
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内容に記述することは否定しないが、タイトルに書くとそれだけの研究と取られてしまうのではないか。社会に出たときに、誤解による支障が生じる可能性がある。 |
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脳科学の成果により間違ったやり方を改めることとなる場合もあるので、タイトルの「効果的な」は「適切な」の方が適当ではないか。 |
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障害を持つこと自体に意味があり、他者との関わりの中で障害を持ちながら発達し、他者がその関係の中で障害を持っている人に影響を受け、より人間的な関係を作っていく。障害者を健常者化したり、社会参加や社会貢献ではない。他者との関わりを持つことによって結果的に他者に影響を与えることとなるかも知れないが、その存在自体に価値がある。「脳機能の回復」という表現は誤解を与える可能性がある。健常者の基準に無理に引き上げようという障害児教育の現場もある。
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リハビリ等も含めた内容となっており、高齢化社会の中では機能の回復も重要である。中味とタイトルに齟齬がないように検討したい。 |
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高齢者についても、フィットネス等で無理に若返らせたりするのは疑問。 |
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第3段落をこの項の冒頭におき、趣旨を明確にした方がよい。 |
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低いストレスはむしろプラスの面を有するかもしれないので、そのような視点も必要ではないか。また、ストレスに強い人と弱い人がいるが、その差に意味があるのではないかと考えており、脳科学に期待している。
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ストレスは本来ニュートラルな言葉。ここではストレス過多という意味で使っており、文言を整理することが必要。 |