独立行政法人国立特別支援教育総合研究所の評価等に関する有識者会議(平成29年度)(第1回) 議事要旨

1.日時

平成29年7月20日(木曜日)16時30分~18時00分

2.場所

文部科学省東館5階 5F2会議室

3.議題

  1. 平成28年度業務実績評価について
  2. その他

4.出席者

委員

岩井委員、内田委員、佐川委員、髙木委員、山中委員

文部科学省

中村特別支援教育課長、濵谷特別支援教育課課長補佐、田中特別支援教育課課長補佐、庄司特別支援教育調査官、水之浦特別支援教育課支援第二係長

5.議事要旨

文部科学省所管の独立行政法人の評価に関する基準(平成27年6月30日文部科学大臣決定)に基づき、有識者会議において、法人ヒアリングを行った。有識者からの主な意見は以下のとおり。


1-1 特別支援教育に係る実際的・総合的研究の推進による国の政策立案・施策推進等への寄与及び教育現場への貢献
  
○アウトカム目標がどのように盛り込まれて評価されているのかというのが分かるようにしていただきたい。
○アンケート調査の結果が「活用できた」30%,「今後,活用する可能性がある」38%,「今後,活用できる可能性がある内容だと思う」30%,これらの結果をどのように受け取っているのか。
○研究している機関として、この項目ではAの評価がとれるように考えていただきたい。
○質的評価も重要。その観点からも評価方法等も何かいい形があれば,考えていただきたい。


1-2 各都道府県等における特別支援教育政策や教育実践等の推進に寄与する指導者の養成

○ある程度の期間を設けた研修を企画していただき,そこに教員を派遣することによって,非常に力量アップにつながっている。
○高校の通級による指導の研修について,計画で予定していなかったものを,必要性ということで計画をしていただけたということは,素晴らしい対応だった。
○すごくニーズが高いというのは,いろいろなデータを見て分かるんですけれども、逆に言うと,目標値がこれでいいのか。ニーズがもっとある可能性もある。もう一つは,都道府県とか政令指定都市が中心となっているところ,本当に就学支援を実際に担当している市区町村の担当者がどういうふうに関わっていくのかなというのは,ちょっと考えていただきたい。


1―3 総合的な情報収集・発信や広報の充実及び関係機関等との連携強化を通じた特別支援教育に関する幅広い関係者の理解の促進

○研究所公開の新企画ということで,あんまマッサージをしたりとか,スタンプラリーを実施したりということ非常に開かれているなという印象を受けた。
○You Tubeの件,この研究所が日本に1か所しかないわけで,周知の仕方として重点化するといいのではないか。
○スマートフォンで配信できるようになると,もっと身近になってくるのではないか。
○やっぱり定量的な指標が何か出てこないと,なかなかA目掛けていきにくい。だから,You Tubeで視聴回数がカウントできるので、発信後何か月間とか何とか限るなどして,広まっていくことを見たい。


1-4 インクルーシブ教育システム推進センター設置によるインクルーシブ教育システム構築への寄与

○インクルーシブのデータベースにつて、使われていていい,使われ始めていていい,だけど,使い方の整理をどうしていくかというところを少し考えていただきたい。
○インクルーシブ教育は教育界にいると結構話題になっているが,国立特別教育総合研究所として,一般社会に向けてこれをどういうふうに周知していって,国家的な意識を高めていくかというところまで考えていただきたい。
○海外,国際動向について,行って,調べて伝えるということだが,ここの国のこういうところが物すごく参考になったとか,これは日本で取り組まなきゃいけないだとかというのが捉えられたということもきちんと記載するように検討していただきたい。


2-1 業務運営の効率化に関する事項
○特になし


3-1 財務内容の改善に関する事項
○特になし


4-1 その他の事項
○特になし

以上

お問合せ先

初等中等教育局特別支援教育課

支援第二係

(初等中等教育局特別支援教育課)