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平成17年度国際小委員会中間報告書

1 はじめに

 国際小委員会では、平成16年9月2日から、2年間にわたって計7回の会合を開催し、(1)現在世界知的所有権機関(以下「WIPO」という。)において検討されている「放送機関の保護に関する条約」(以下「放送条約」という。)案やフォークロアの保護など国際的なルール作りへの我が国の参画のあり方、(2)アジア諸国等との連携の強化及び海賊版対策のあり方、(3)ファイル交換やデジタル著作権管理(DRM)などのデジタル化に伴う著作権の国際的な課題への対応のあり方について検討を行った。

 放送条約の検討については、平成15年度に議論した結果を踏まえながら、その後新たに生じた課題等を中心に今後のあり方について検討を行った。
 フォークロアの保護については、WIPO等におけるこれまでの検討や各国の取り組み等を参考にしながら、我が国の取り組みの方向性を検討した。
 アジア諸国等との連携の強化及び海賊版対策については、平成16年度からアジア各国との間で進められている自由貿易協定(FTA)及び包括的経済連携協定(EPA)の状況や中国等のアジア諸国等に対する海賊版対策の取り組み等を踏まえながら、今後の取り組みの方向性を検討した。
 デジタル化への対応という将来の国際的な課題については、各国の法制度や産業界の取り組み、国内外の判例等を参考にしながら、我が国の今後の検討の方向性について検討を行った。

 国際小委員会における検討の結果は以下のとおりであるが、国際小委員会としては、引き続きこれらの課題について、国際的な動向等を踏まえながら、検討を行う予定である。

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