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国宝・重要文化財(建造物)の指定について

平成16年10月15日
文化庁

報道発表資料


国宝・重要文化財指定(建造物)

文化審議会答申



 文化審議会(会長 高階秀爾)は,10月15日(金曜日)に開催される同審議会文化財分科会の審議・議決を経て,あらたに1件の重要文化財を国宝に,12件の建造物(新規9件,追加3件)を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申する予定である。
 この結果,近日中に行われる官報告示を経て,重要文化財(建造物)は2269件3911棟(うち国宝212件,256棟を含む。)となる予定である。指定物件の詳細については別紙参照のこと。


今回の指定の意義・特筆すべき事項

【国宝】 長谷寺本堂(はせでらほんどう) 奈良県桜井市
 各都道府県で行った「近世社寺建築緊急調査」(昭和52〜平成2年度)に基づき重要文化財指定が全国的に進んだ江戸時代の寺院・神社建築のうち,特に優れたものとして国宝(建造物)に指定する。
 わが国で広く隆盛した観音信仰において,中心的役割を果たした近世初期の大建築で,江戸時代を代表する寺院本堂のひとつ。

【重要文化財】 旧津島家住宅主屋ほか 青森県北津軽郡金木町
 良材をふんだんに用い,巧緻な技術が駆使された大規模な近代の住宅建築。津軽地方の伝統的町家の形式を踏襲しつつ,創意に富んだ構成をもつ。
 小説家太宰治の生家で,現在,太宰治記念館「斜陽館」として,公開されている。



〈個別解説凡例〉
番号  特徴  (年代区分/種類別)
   名称  員数
   複数棟指定の場合の建造物の名称,土地*等
    所在地  所有者

複数棟指定の場合の建造物の名称,土地建造物と一体をなして価値を形成している土地をあわせて指定するもの。




国宝の部
重要文化財 新指定の部
重要文化財 追加指定の部

(平成16年10月答申)

国宝(建造物)指定数
  種類別 現在指定数 新規指定 合計
件数 棟数 件数 棟数 件数 棟数
近世以前の分類 神社 36 58 36 58
寺院 152 158 1 1 153 159
城郭 8 16 8 16
住宅 12 20 12 20
民家 0 0 0 0
その他 3 3 3 3
合計 211 255 1 1 212 256


重要文化財(建造物)指定数
  種類別 現在指定数 新規指定 追加 合計
件数 棟数 件数 棟数 棟数 件数 棟数
近世以前の分類 神社 557 1,125 1 4 558 1,129
寺院 836 1,095 1 1 837 1,096
城郭 52 234 52 234
住宅 93 148 1 2 94 150
民家 325 680 1 3 2 326 685
その他 192 261 192 261
小計 2,055 3,543 4 10 2 2,059 3,555
近代の分類 宗教建築 16 16 16 16
住居建築 56 149 2 8 58 157
学校建築 32 56 1 32 57
文化施設 24 34 24 34
官公庁舎 19 24 1 1 20 25
商業・業務 16 17 16 17
近代化遺産 17 17 17 17
その他 25 31 2 2 27 33
小計 205 344 5 11 1 210 356
合計 2,260 3,887 9 21 3 2,269 3,911