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登録有形文化財(建造物)の登録について

平成14年10月
文化庁

報 道 発 表 資 料

登録有形文化財(建造物)

文 化 審 議 会 答 申


要    旨

  文化審議会(会長  高階秀爾)は,平成14年10月18日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議議決を経て,新たに166件の建造物を登録するよう文部科学大臣に答申を行った。登録される文化財建造物の概要,主な事例,一覧は以下の表並びに別紙のとおりである。


答申が行われる建造物の概要
   新規登録 累      計
登  録  数 166件(76箇所) 3,146件(1352箇所)
関係市町村 45市町村(区) 546市町村(区)
関係都道府県 25都道府県 47都道府県


○時  代  別
  江  戸 明   治 大   正 昭   和
新規登録 34 60 37 35 166
累    計 422 992 817 915 3,146


○種      別
   産  業 交通
官公
庁舎
学校 生活
関連
文化
福祉
住宅 宗教 治山
治水
1次 2次 3次
新規 3 37 22 3 2 2 0 2 75 10 7 3 166
累計 67 332 399 113   67 124 138 139 1359 328 42 38 3,146


   建  築  物 土木構造物 その他の工作物
新規登録 133 13 20 166
累    計 2,545 179 422 3,146

*種別の「生活関連」は,電気・ガス・水道施設を示す。


登録される主な事例

石崎(いしざき)漁港トンネル
北海道檜山(ひやま)郡上ノ国町(かみのくにちょう)
  松前半島西部を流れる石崎川の河口部に昭和9年に建設された港湾施設。堤防によって河口と隔てられた漁港船溜と外海との通航を確保するという特異な機能をもち,全国的にも類例が少ない。長45m,幅員9m,半円形断面のコンクリートブロック造隧道で,坑門等には石材を用いる。北海道庁港湾課長の中村廉次(れんじ)による計画と伝えられている。

  
横屋(よこや)酒造正面蔵ほか
岩手県東磐井(ひがしいわい)郡千廐町(せんまやちょう)
  町の中心部にあり,明治期から昭和前期の建物群で構成された現役の酒造施設。コの字型に連続した造(つく)り蔵・正面蔵・東蔵は2階建の長大な土蔵造建築が豪壮な酒蔵空間をかたちづくるとともに,周囲の釜場(かまば),石造で重厚な麹室(こうじむろ),枯(か)らし場などが伝統的な酒造りのあり方をよく伝えている。隣接する佐藤家住宅の建築群も今回登録される。

  
学士会館
東京都千代田区
  関東大震災後,昭和3年に建設された震災復興建築で,ホール,サロン,宿泊施設などの機能を持つ。地上4階建,地下1階,鉄骨鉄筋コンクリート造,設計は佐野利器と高橋貞太郎で,昭和12年の増築部は藤村朗による。玄関の半円大アーチ,スクラッチタイルの外観,窓廻り2・3層の直線基調と4層の曲線基調の対比などに造形の特徴がある。


フランソア喫茶室
京都府京都市下京区
  京都四条の繁華街,木屋町にある。南北に通る街路に東面して建つ木造2階建の伝統的な長屋の一部を洋風に改築したものである。今回登録するのは,昭和16年に改築された部分である。外観のみならず,内装や家具もよく残っている。長年,京都の知識人のサロンとして親しまれている。


兵庫県公館(旧兵庫県庁舎)
兵庫県神戸市
  明治35年に建てられた庁舎建築。第二次世界大戦で被災し改修されていたが,近年,屋根の復原等によって当初の外観に戻され,公館として活用されている。口の字型の平面とした煉瓦造,3階建で,設計は山口半六である。フランス・ルネッサンス様式の壮麗な外観で,市街地中心部のランドマークとして広く親しまれている。


雲仙観光ホテル
長崎県南高来(みなみたかき)郡小浜町(おばまちょう)

  鉄道省観光局が国際観光客誘致のためプロモートした国際観光ホテルのひとつで,昭和10年10月10日に開業した。地上3階建,地下1階,鉄筋コンクリート造,2階以上は木造で,北面して建つ。外観はアルプスの山小屋風を基調に,1階を溶岩石張,2階をログハウス風,3階をハーフティンバー風の豊かな表情の構成としている。


名                称 所      在    地 建設年代 特              徴              等 種  別 登録基準
石崎漁港トンネル 北海道檜山郡上ノ国町 昭和9年 外海との通航確保のためのコンクリート造隧道。 土  木 交    通
旧国鉄士幌線第六音更川橋梁 北海道河東郡上士幌町 昭和13年 7連の充複式連続アーチのコンクリート造橋梁。 土  木 交    通
旧国鉄士幌線音更トンネル 北海道河東郡上士幌町 昭和12年 曲線平面を有する延長165mのコンクリート造隧道。 土  木 交    通
佐藤家住宅主屋
        西洋館
        呑切り場
        旧車庫
        新蔵
        文庫蔵
        味噌蔵
        浴室手洗場
        小蔵
        正門及び石塀
        庭門及び石塀
        原田門
岩手県東磐井郡千廐町










明治34/昭2改造
大正13年
大正末期

大正11年
大正12年
大正末期

明治35年
大正末期

江末/大正末移築
町中心部に所在する大正元年創業の老舗の造り酒屋の住宅施設。敷地のほぼ中央西寄に南東を正面とする主屋を各建物が取り囲んでいる。主屋は2階建で土蔵造風の重厚な外観をもち,良材を丁寧に用いた精緻で質の高い和風建築である。隣接する西洋館は2階建で,軒の水切庇中央をペディメント風に扱い,スレートを用いた海鼠壁の外壁など,和洋の細部がよく調和している。呑切り場は小規模で瀟洒な建物だが,旧車庫,浴室手洗場などとともに往時の屋敷の様相を物語る施設である。新蔵,文庫蔵,味噌蔵は,丁寧なつくりで,重厚な外観を備えている。原田門は田村藩家老屋敷の門を移築したもの。 建築物








工作物

住    宅





















横屋酒造造り蔵
      正面蔵
      東蔵
      釜場
      麹室
      タンク置場
      蔵人炊事場
      物置
      ビン詰工場
      枯し場
      精米所
      旧精米所
      通用門及び石塀
岩手県東磐井郡千廐町











明治35年


明治末期
明治35年頃
明治32年
大正末期

明治14年
大正末期
昭和10年代
大正末期
町中心部にある大正元年創業の現役の酒造施設。明治期から昭和前期の建物群で構成されている。コの字型に連続した造り蔵・正面蔵・東蔵はいずれも明治35年の建築で,屋根桟瓦葺,外壁漆喰塗,2階建の長大な土蔵造建築が豪壮な酒蔵空間をかたちづくっている。こられの周囲には,棟に大きな気抜をもつ切妻造の釜場,花崗岩と凝灰岩を併用した石造で重厚なつくりの麹室,これに並んで建つ切妻造で外壁下見板張のタンク置場,もと亜炭の乾燥場で柱間をすべて吹放しとする枯し場,旧村役場の建物を再用したビン詰工場などが,伝統的な酒造りのあり方をよく伝えるとともに,酒造施設らしい空間を形成している。 建築物











工作物
産業2次























角星店舗
  旧酒造工場
宮城県気仙沼市
昭和5年頃
気仙沼湾に面した魚町にある木造・2階建の土蔵造店舗と,その奥に連続する平屋建の酒造施設。 建築物
産業3次
産業2次

男山本店店舗 宮城県気仙沼市 昭和6年頃 木筋コンクリート造・3階建店舗で存在感がある。 建築物 産業3次
吉亭本屋
  北土蔵
  南土蔵
  門
山形県米沢市


大正8年頃

江戸末期
昭和15年
もと米沢藩の買継商を営んだ織元の邸宅。旧会津道沿いに2階建の主屋,3階建の北土蔵,1間1戸薬医門形式の門が並び建ち,街路景観の核となっている。生糸の保管等の南土蔵は丁寧なつくり。 建築物


工作物
住    宅





山王くらぶ 山形県酒田市 明治28年 軽快な外観で,上質かつ丁寧なつくりの和風建築。 建築物 産業3次
渡部家住宅主屋
        土蔵
福島県南会津郡田島町
江戸後期
文政4年
江戸後期の当地方の民家形式をよく伝える曲屋風の主屋と,その背後にある急勾配の置き屋根式の土蔵。 建築物
住    宅

宇都宮白楊高校旧講堂
            正門
栃木県宇都宮市
明36/昭24,41移築
明治36年
木造平屋建,外壁下見板張の洋風意匠を基調とした学校建築と,花崗岩江戸切り仕上げの石造門柱。 建築物
工作物
学    校

日本キリスト教団佐野教会 栃木県佐野市 昭和9年 2階建,外壁下見板張,塔屋付のゴシック風教会堂。 建築物 宗    教
丹勢山砂防堰堤 栃木県日光市 昭和3年 堤長40m,堤高11m,谷積風の練積の重力式堰堤。 土  木 治山治水
大久保砂防堰堤 栃木県日光市 昭和4年 堤長81mの本堰堤と,堤長32mの副堰堤からなる。 土  木 治山治水
小米平砂防堰堤 栃木県日光市 昭和6年 稲荷川の最上流にある堤長34mの重力式練積堰堤。 土  木 治山治水
方等上流砂防堰堤 栃木県日光市 昭和27年 いろは坂からの俯瞰景が見事な重力式練積堰堤。 土  木 治山治水
茂原家住宅主屋
        米蔵
        隠居蔵
        西蔵
群馬県甘楽郡甘楽町


江戸中期
江戸後期
江戸末期
南を正面とする主屋は2階建,切妻造,平入で,2階は養蚕に用いられた。米蔵,隠居蔵,西蔵は重厚な土蔵造で,主屋前庭を囲んで東西に位置し,全体として江戸時代の農村景観を今日に伝えている。 建築物


住    宅





旧東京第二陸軍造兵廠深谷製造所給水塔 埼玉県深谷市 昭和19年頃 RC造のラーメン構造が現れた特異な外観もつ。 工作物 そ の 他
二木屋(旧小林英三家住宅)主屋
              門及び塀
埼玉県さいたま市
昭12頃/23,25増築
昭和12年頃
別邸として建てられた和風建築の主屋と,大谷石の門及び塀で,東京近郊の住宅地形成期の姿を伝える。 建築物
工作物
住    宅

学士会館 東京都千代田区 昭和3/同12増築 SRC造による関東大震災後の復興建築。 建築物 文化福祉
旧伊勢屋質店見世
          土蔵
          座敷棟
東京都文京区

明治40年
明治初/同20移築
明治23年
樋口一葉の日記に度々現れることで知られる。見世と土蔵は本郷菊坂に面して並んで建ち,背後に座敷棟がある。明治後期の町屋の姿をよく伝えている。 建築物

産業3次

住    宅


花重店舗 東京都台東区 明治10年 明治期の谷中の風致を伝える2階建の店舗建築。 建築物 産業3次
吉田家住宅主屋
        座敷棟
        土蔵
新潟県新津市

明治16年大正13年頃
明治初期
旧大鹿村の庄屋で,主屋は街道に北妻面を見せたアズマダチ風民家で,これに座敷棟が接続する。奥にある土蔵は1m程の土盛上に建ち水倉と呼ばれる。 建築物

住    宅



益甚酒店店舗
      主屋及び酒蔵
      土蔵
新潟県村上市

昭和9年
明治25年
明治25年頃
旧村上城下の大店のひとつ。店舗は切妻造,平入,2階建で,たちの高いつくりになる。主屋及び酒蔵と土蔵は敷地奥に建ち,酒造りの一連の施設である。 建築物

産業3次
産業2次
住    宅


吉川家住宅店舗 新潟県村上市 明治25年頃 明治25年大火後の建設になる伝統的な2階建町家。 建築物 産業3次
割烹新多久主屋 新潟県村上市 昭和3年 広大な大広間や大客間を備えた2階建の和風建築。 建築物 産業3次
旧第四銀行村上支店長住宅主屋 新潟県村上市 昭和11年 2階建で,階高の高い造形に特徴のある和風建築。 建築物 住    宅
村松家住宅主屋
        商家蔵
        文庫蔵
        厠
山梨県中巨摩郡櫛形町


慶応元/明初改造
明治6年
明治初期
駿信往還沿いに2階建,平入の商家蔵を建て,これに棟を直交させて桁行9間の2階建の主屋を構え,その周囲に文庫蔵と厠を配する。屋敷構えがよく残り,旧桃園村の幕末期名主という家柄を示している。 建築物


住    宅
産業3次
住    宅



中澤時計本店 長野県長野市 大正13年 木造2階建で,セセッション風の細部意匠を持つ。 建築物 産業3次
和田家住宅主屋
        土蔵
長野県諏訪郡富士見町
明治39年
明治30年代
諏訪地方高原部の養蚕農家。主屋は切妻造,もと板葺で,出梁造による深い軒に地方色が認められる。 建築物
住    宅

笹屋ホテル別荘 長野県更級郡上山田町 昭和7年 設計の遠藤新の作風をよく示す木造和風旅館建築。 建築物 産業3次
坂井銘醸主屋
      文庫蔵
      宝暦蔵
      寛政蔵
      慶応蔵
      明治蔵
      大正蔵
      昭和蔵
長野県埴科郡戸倉町






江戸後期



江戸末期
明治初期
大正初期
昭和初期
北国街道下戸倉宿の名主や年寄を務め,造り酒屋を経営した名家。街道沿いに建つ主屋は間口15間半の大型茅葺民家で,背面には角屋状に座敷棟を突出させる。屋敷北辺の文庫蔵・宝暦蔵・昭和蔵は土蔵造で外壁漆喰塗で,北国街道に直交する通り沿いの独特な酒蔵景観をつくりだしている。寛政蔵,慶応蔵,明治蔵も丁寧なつくりの土蔵。大正蔵は2階建で外壁漆喰塗だが,広敷と呼ばれる杜氏等の宿泊施設。 建築物






住    宅

産業2次











長屋清左衛門住宅主屋
              長屋門
岐阜県武儀郡板取村
江戸中期
江戸後期
美濃北部の山間にある庄屋の住宅。平屋建,切妻造,もと杉皮葺の主屋は桁行12間と雄大な規模をもつ。 建築物
住    宅

旧二俣町役場 静岡県天竜市 昭和11年 外壁スクラッチタイル張,2階建の地方の庁舎建築。 建築物 官公庁舎
旧四日市市立図書館 三重県四日市市 昭和4年 実業家の寄付で建てられたRC造,2階建の図書館。 建築物 文化福祉
西福寺本堂 滋賀県愛知郡湖東町 文久2年 江戸末期らしい彫刻を各所にあしらった本堂建築。 建築物 宗    教
宗林寺本堂 滋賀県愛知郡湖東町 江戸末期 入母屋造の小規模な本堂建築だが,細部は本格的。 建築物 宗    教
浄華寺本堂 滋賀県愛知郡湖東町 江戸前期 仏堂と庫裏を兼ねた堂庫裏形式で,外観は農家風。 建築物 宗    教
奥伊吹ふるさと伝承館 滋賀県坂田郡伊吹町 江戸後期 入母屋造,茅葺の妻入民家で,資料館として活用。 建築物 住    宅
中村宗哲家住宅 京都府京都市 嘉永7年 数寄屋大工の作品らしい雰囲気が漂う塗師の住宅。 建築物 住    宅
フランソア喫茶室 京都府京都市 昭和16年 伝統的な2階建長屋を洋風に改築した喫茶店。 建築物 産業3次
稲葉家住宅主屋
        長屋門
        南宝蔵
        北宝蔵
京都府熊野郡久美浜町


明治23年
江戸末期
明治中期
江戸末期
江戸時代以来の豪商の屋敷。主屋は大規模な2階建で,地域の伝統を基本としつつ近代的な新機軸を取り入れている。2階建の長屋門は前方へ持ち出した2階部や両側面の卯建など,町家風の外観になる。 建築物


住    宅





源正寺楼門 大阪府大阪市 明22/大正12移築 初重袴腰を漆喰で塗込めた,いわゆる竜宮造の楼門。 建築物 宗    教
堺市茶室黄梅庵
      伸庵
大阪府堺市
江中/昭23,55移築
大正期/昭55移築
黄梅庵はもと橿原市今井町の豊田家にあった茶室。伸庵は仰木魯堂設計になる2階建の数寄屋風建築。 建築物
住    宅

山野家住宅主屋
        長屋門
        酒蔵一
        酒蔵四
        蔵
        土塀
大阪府交野市




江末/大正末移築
明治期/昭初移築
明治期
昭和初期
大正期
明治期に泉南から現地に移り,大正期より酒造業を営んだ。主屋は寝屋川市より移築した民家で,大規模で重厚なつくりになる。長屋門は主屋南にあり,桁行18間の長大な建物。酒蔵一と酒蔵四はともに2階建の土蔵造で,規模は異なるが,並列して建ち,酒造施設らしい景観を形成している。 建築物




工作物
住    宅

産業2次

住    宅





天野川砂防堰堤 大阪府交野市 明治30年頃 白濁流と石積堤体がなす景観が特徴的な砂防堰堤。 土  木 治山治水
尺治川砂防堰堤 大阪府交野市 明治後期 合流地点に築かれた特異な形式を有する砂防堰堤。 土  木 治山治水
尺治川床固工 大阪府交野市 明治後期 多様な構造形式を駆使した天野川砂防施設の好例。 土  木 治山治水
槌橋家住宅主屋 兵庫県神戸市 大正12年 変化に富んだ窓配置や屋根構成に特色がある洋館。 建築物 住    宅
北野物語館(旧M.J.シェー邸) 兵庫県神戸市 明治40/平13移築 木造2階建,外壁下見板張で,小規模洋館の好例。 建築物 住    宅
兵庫県公館(旧兵庫県庁舎) 兵庫県神戸市 明治35年 フランス・ルネッサンス様式の壮麗な外観を有する庁舎建築。 建築物 官公庁舎
姫路市立美術館(旧第十師団兵器庫) 兵庫県姫路市 明38頃/大2増築 陸軍の煉瓦造兵器庫で,現在は美術館として活用。 建築物 その他
本徳寺中宗堂 兵庫県姫路市 明治31年 現存例の少ない中宗堂の例で,本格的な複合仏堂。 建築物 宗    教
大谷焼森窯登窯 徳島県鳴門市 大正期 傾斜地を造成して築かれた登窯で,類例のない景観。 工作物 産業2次
大谷焼大西窯登窯
          作業場
          収納庫
          石垣
徳島県鳴門市


明治40年頃
江戸後期

明治後期
明治40年創業の松浦詮一窯を大正8年に大西米吉が継承した。8連の房室を備えた登窯,桁行約20mの長大な作業場,本瓦葺の2階建倉庫である収納庫などが,窯元の屋敷景観をかたちづくっている。 工作物
建築物

工作物
産業2次





大谷焼元山窯水簸場 徳島県鳴門市 昭和初期 粘土を精製して陶土とする窯元に欠かせない施設。 工作物 産業2次
正金醤油西諸味蔵
      東諸味蔵
香川県小豆郡内海町
明治13年
もと創業時の醤油蔵で,切妻造,桟瓦葺の平屋建で,杉板張の外壁が,小路の街路景観を整えている。 建築物
産業2次

金両北諸味蔵
  醤油蔵
  藤井家住宅主屋
  藤井家住宅土蔵
  藤井家住宅正門(旧八幡寺山門)
  藤井家住宅塀
香川県小豆郡内海町




大正期

大正7年頃
大正7年
江戸後/大7移築
大7頃/昭4増築
金両醤油2代目時代の醸造施設と住宅。北諸味蔵は桁行80m,醤油蔵は桁行22mの規模で,ともに平屋建,切妻造の土蔵造である。住宅主屋は平屋建,入母屋造で周囲に庇を廻す。切妻造,2階建の土蔵,1間1戸薬医門の正門,土塀と煉瓦造からなる塀など,醸造場主住宅の有り様をよく示している。 建築物



工作物
産業2次

住    宅

宗    教
住    宅





島宿真里主屋
      蔵
香川県小豆郡内海町
大正後期
平屋建で3面下屋庇付の主屋と,2階建で外壁漆喰塗の土蔵で,現在は旅館の施設として活用。 建築物
住    宅

島醸諸味蔵 香川県小豆郡内海町 昭和9年 桁行94mの壮大な規模を有する切妻造の醸造蔵。 建築物 産業2次
ヤマヒサ西諸味蔵
      北諸味蔵
香川県小豆郡内海町
明治33/昭24移築
昭和7年
年代の異なる長大な切妻造,平屋建の蔵が2棟並んで建ち,醸造施設らしい景観を織りなしている。 建築物
産業2次

旧鈍川小学校二宮金次郎像台座 愛媛県越智郡玉川町 昭和11年 玉石練積で底辺4m,高3m規模の三角錐状台座。 工作物 その他
旧井口三番浜丸樋
井口四番浜南丸樋
井口四番浜北丸樋
愛媛県越智郡上浦町

江戸末期

大三島の東岸にあり,江戸から近代の塩業を支えた基盤施設。いずれも海岸線と塩田が接する堤防部に築かれた半円形の空石積建造物で,類例は少ない。 土  木

産業1次



ふるさと旅行村旧石丸家住宅主屋
            土蔵
            極楽堂
            旧渡邊家住宅主屋
            隠居屋
愛媛県上浮穴郡久万町



江戸後/昭52移築
明治3/昭51移築
明治31/昭52移築
明治12/昭55移築
明治38/昭55移築
ふるさと旅行村は,近在の建造物を移築展示した町営野外博物館。旧石丸家住宅主屋は,入母屋造,茅葺で江戸後期の上層農家。旧渡邊家住宅主屋は,明治期の大規模な入母屋造,茅葺の農家建築。小規模な隠居屋は,近在の農村生活の習慣を伝える施設。 建築物



住    宅

宗    教
住    宅




都築酒店店舗及び主屋 愛媛県上浮穴郡小田町 明治20年 明治期の店舗兼住宅の例で,両側に袖卯建を設ける。 建築物 産業3次
末永家住宅旧主屋
        百帖座敷
愛媛県喜多郡長浜町
明治17年
昭和2年
通りに面した2階建の町家形式の主屋と,敷地内の平屋建の座敷棟。回漕業を営んだ豪壮な旧家の施設。 建築物
住    宅

大西家住宅主屋 高知県安芸郡奈半利町 昭和10年頃 地階付木造2階建で,水切瓦も特徴的な網元の家。 建築物 住    宅
東山家住宅主屋
        便所・風呂棟
        蔵
        石塀
高知県安芸郡奈半利町


明治38年頃


市街中心地にある商家。平入でつし2階建の主屋と2階建で水切瓦を多用した蔵が通りに面して並び,町並景観の核となっている。便所・風呂場棟は小規模だが,装飾タイルを海鼠壁風に用いている。 建築物


工作物
産業3次
住    宅
産業3次
住    宅



濱田家住宅店舗
        煉瓦蔵
高知県安芸郡奈半利町
明治後期
市街地の角地に建つ商家。店舗はつし2階建の町家で,木骨造外部煉瓦長手積の煉瓦蔵は際だった存在。 建築物
産業3次

正覚寺本堂
    石垣
高知県安芸郡奈半利町
昭和5年
右瓦を用いた宝形造本堂と,「イシグロ」と呼ぶ玉石で築造した石垣で,札所としても親しまれている。 建築物
工作物
宗    教

雲仙観光ホテル 長崎県南高来郡小浜町 昭和10年 アルプス山小屋風外観とした地上3階建のホテル。 建築物 産業3次
井上家住宅主屋
        門
        酒蔵
        土蔵
        米蔵
        味噌蔵
        納屋
        石塀
大分県日田市






大正3年
大正3年頃
弘化4年
天保2年
大正3年
明治8年
明治35年
大正3年頃
市街北方で農業のほか山林経営や酒造業を営んだ。大きな破風をみせる2階建の主屋は,和風建築を基調とし,洋間や外観の一部に洋風細部を用いる。主屋南には四脚門形式の門と,土蔵造で外壁漆喰塗の酒蔵と土蔵を並べる。主屋東には内外とも壁面を漆喰塗とした米蔵,主屋北西には鍵型平面で大規模な納屋と切妻造の味噌蔵がある。江戸末期から近代に整えられた旧家の屋敷構えをよく残している。 建築物
工作物
建築物




工作物
住    宅

産業2次
住    宅










岩尾家住宅(旧日本丸製薬所)主屋
                        離れ
                        土蔵
大分県日田市

大正後/昭初増築
明治初/昭初増築
明治後期
薬局を営んだ商家。主屋は入母屋造,2階建,平入が当初で,望楼風の3階は増築。主屋横の土蔵は3階建で,敷地内の離れも凝った意匠をもつ。 建築物

産業3次
住    宅
産業3次


隈まちづくりセンター黎明館 大分県日田市 大正5年 もと銀行支店で,セセッション風に外観を纏める。 建築物 産業3次




○  登録有形文化財登録基準
平成8年8月30日
文部省告示第152号


  建造物、土木構造物及びその他の工作物(重要文化財及び文化財保護法第98条第2項に規定する指定を地方公共団体が行っているものを除く。)のうち、原則として建設後50年を経過し、かつ、次の各号の一に該当するもの

(1)国土の歴史的景観に寄与しているもの
(2)造形の規範となっているもの
(3)再現することが容易でないもの

-- 登録:平成21年以前 --