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おわりに


   「はじめに」においても述べたように、平成13年においては、従来の著作権審議会において既に検討が開始されていた事項を中心に検討を進めた。

   各小委員会における検討の結果、放送事業者等への送信可能化権の付与及び「実演及びレコードに関する世界知的所有権機関条約」締結のために必要な改正については、法制化が早急に必要であるとの結論が得られたところである。

   一方、各小委員会において今後も検討を行うものと整理された課題(著作権法制に関する基本的課題、権利制限の在り方を中心とする情報通信技術の進展に対応した課題、放送・有線放送に関する著作権に係る課題、著作権をめぐる国際的な課題)については、平成14年以降も引き続き検討を進めることが必要である。

   今後とも、社会の変化や情報技術の進展等に対応して、著作権に関する諸課題について、法整備の検討を含め必要な検討を進めていくこととする。



(参考)

1.文化審議会著作権分科会委員名簿

分科会長 北川善太郎
名城大学教授,(財)国際高等研究所副所長
副分科会長 齊藤博
専修大学教授
あがた・せいじ
日本写真家協会理事,日本写真著作権協会常務理事
板谷駿一
日本放送協会専務理事・放送総局長
市川團十郎
歌舞伎俳優,(社)日本俳優協会財務理事
稲葉昭典
(社)日本映像ソフト協会会長
入江観
(社)日本美術家連盟理事
大澤正雄
(社)日本図書館協会常務理事
岡田冨美子
作詞家,(社)日本音楽著作権協会理事
小熊竹彦
日本生活協同組合連合会政策企画部長
金原優
(社)日本書籍出版協会副理事長
國分正明
日本芸術文化振興会理事長
酒井昭
(社)日本民間放送連盟専務理事
迫本淳一
(社)日本映画製作者連盟参与
里中満智子
漫画家
柴崎信三
(株)日本経済新聞社論説委員・編集委員
辻本憲三
(社)コンピュータソフトウェア著作権協会理事長
富塚勇
(社)日本レコード協会会長
永井多惠子
世田谷文化生活情報センター館長
中山信弘
東京大学教授
野村豊弘
学校法人学習院常務理事
半田正夫
青山学院大学学長
松下直子
全国地域婦人団体連絡協議会事務局長
松村多美子
椙山女学園大学教授
丸島儀一
(社)経済団体連合会産業技術委員会知的財産問題部会長
三田誠広
(社)日本文芸家協会常務理事・知的所有権委員会委員長
村上重美
(社)日本新聞協会専務理事・事務局長成蹊大学教授
紋谷暢男
成蹊大学教授
山際永三
(協)日本映画監督協会常務理事
山口三惠子
日本弁護士連合会知的所有権委員会委員・弁護士



(計30名)


2.文化審議会著作権分科会審議経過

第1回会議    平成13年    3月21日    文化審議会著作権分科会運営規則の制定について
小委員会の設置について
著作権分科会議事の公開の対応方針の制定について
(社)日本文芸著作権保護同盟著作物使用料規程の一部変更認可について

第2回会議    平成13年    11月12日    文化審議会著作権分科会運営規則の改正について
各小委員会の審議経過の概要について(報告)
文化審議会著作権分科会審議経過の概要について

第3回会議    平成13年    12月10日    文化審議会著作権分科会審議経過の概要について
平成13年度使用教科書等掲載補償金について
私的録画補償金の額の認可について


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