7.日本音楽著作家連合

●該当ページ及び項目名

全体

●意見

 何故、法治国家なのに、何故、文化国家なのに、、、。
 メーカーも著作者も、ユーザーへのアプローチを忘れて、物事は前に進まないことは理です。
 メーカーはユーザーの利便性を先行して機器の開発や媒体の在り方を考えるのは、企業精神として極あたりまえのことだと思います。先進国を自負する我が国の経済組織を構築する企業として、産業の発展と同時に、文化国家への貢献意識を両輪して牽引して行こうという考え方が、時代と共に、確実に定着してきていることもまた、真にありがたいことと存じております。
 然しながら、2005年には、iPod等が補償金対象機器から外され、補償金制度の廃止も含めた見直しも行うとされているのが現状です。
 知的所有権というソフト周りのことを何故、後ろに回してしまうのか、著作権に精通されている各ジャンルの専門家にお尋ねしたいのです。私的録音録画補償金をユーザーに求める方式には、限界があります。一機器ごとに課金する為にユーザーを追っては行けません。著作物の使用者を個人では追いかけることができないのと同様、著作者と使用者の対応にJASRAC(ジャスラック)があるように、誰もが納得できるような、ユーザーとメーカーと著作権の形が法的に構築できないものか、機器・録音媒体等が私的録音録画補償金の対象相手のです。が、物言わぬ対象相手にではなく、世界に通用する産業の発展と知的文化の両輪を委員の皆様に力強く回して頂きたいと切に願うものです。

前のページへ

次のページへ