文化審議会
2003年11月26日 議事録文化審議会著作権分科会著作権教育小委員会(第6回)議事要旨 |
文化審議会著作権分科会著作権教育小委員会(第6回)議事要旨
1 | 日 時 | 平成15年11月26日(水)14:00〜16:00 |
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2 | 場 所 | 文部科学省分館2階第201・202特別会議室 |
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3 | 出席者 | (委員) 久保田、坂井、里中、清水、関口、中井、永井委員、中村(司)、中村(凱)、福島、水島、光主の各委員 (文化庁) 素川文化庁次長、森口長官官房審議官、吉川著作権課長、川瀬著作物流通推進室長、大和専門官、その他の担当官 |
4 | 配付資料
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5 | 概要 |
(1) | 文化審議会著作権分科会著作権教育小委員会審議報告(案)について、事務局から説明がされた。そして各委員から以下のような意見交換が行われた。 (以下 委員:○、事務局:△) |
○: | 「コピーOK」のマークについては、(注)を付けて説明した方がわかりやすい。また、「標準契約書」について、もし間に合うのであれば、資料を付けるということをした方がよい。 |
△: | 「標準契約書」については、今後の課題なので、資料は付けられないが、表現は工夫する。 |
○: | 「公開講座」については必要だと思うが、大学の運営上難しい面もあるので、講座のために国から何らかの支援を期待したい。 |
○: | 外国における学校における著作権教育事情が分れば載せた方がよい。 |
△: | 現時点では情報を持っていない。 |
○: | 中国や韓国では、著作権の小冊子が配布されていると聞いている。 |
○: | 評価の観点を取り入れることについては大切だと思うが、学生に対する著作権教育というと、大学の規模によって難しいところもある。 |
○: | 学生に対する著作権教育は重要である。 |
○: | FD(教育内容・方法の改善)として著作権教育をとらえるとよい。 |
○: | 「文化庁と著作権関係団体等との連携・協力を深めること」に関しては、「著作権教育連絡協議会」に利用者団体や権利者でも利用者でもある団体も参画するような方向性を示す方がよいのではないか。 |
△: | 権利者団体にも規模や能力などの違いあるなかで、「著作権教育連絡協議会」が任意に組織されたものであり、利用者団体を必ず含めるようにすることは難しいのではないか。 |
○: | 10ページにある「積極的に交流を持ち情報交換を行う」という部分の内容を膨らませて、利用者団体も権利者団体と同じテーブルで協議することができるようなイメージにしてはどうか。 |
○: | 利用者団体を入れるのは難しい。協議会や著作権に関心を持つ団体というようにメンバーが広くいるという表現にするのはどうか。 |
(2) | 文化庁において取り組んでいる著作権教育事業の進捗状況について、事務局から報告がされた。そして各委員から以下のような意見交換が行われた。 (以下 委員:○) |
○: | 「まねをすることはいけない」と教えるのは、いかがなものか。人は模倣によって、新たな創作を行っているので、著作権教育はデリケートなものだということに注意して冊子を作っていだたきたい。 |
○: | 著作権研究協力校などからの意見を踏まえて改良する際に、手引き書を厳格に利用した場合に起きる可能性がある問題点に注意しておくとよい。 |
6 | 閉会 事務局から、各委員の意見を踏まえ修正し、最後は主査に一任するということで閉会となった。 |
(文化庁長官官房著作権課)