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資料2

議論していただきたい点

1. 海賊版対策の理念
 
 海賊版対策における国際協力は、我が国権利者の保護のみならず、途上国の文化振興・経済発展に貢献し、国際文化交流を進展させるものではないか。

2. 施策の戦略的な展開
 
 短期及び中長期における実質的効果が期待できるよう、以下の各施策をより戦略的に展開してはどうか。

3. 侵害発生国との効果的な協議の在り方
 
 著作権意識の高い先進国と連携して、侵害国における対策を加速化させてはどうか。

1  模倣品・海賊版拡散防止条約(仮称)の制定
2  WTO、APEC(エイペック)、WIPO等の国際機関の枠組みの活用
3  日米、日EU、日韓の海賊版に係る情報・意見交換

4. 現地に影響を及ぼしうる能力構築支援
 
 能力構築支援が現地政策の向上につながるよう、よりきめ細かい支援を行ってはどうか。(キャパシティービルディングからキャパシティーデベロップメントへの転換)

1  各国に応じた的確な研修ツールの選択(現地セミナー、専門家派遣、教材提供等)
2  研修成果の現地への到達をモニターしフォローアップする仕組みの構築
3  エンフォースメント担当者に対する具体的・技術的な訓練
4  集中管理団体の構築および運営に関する支援

5. 途上国による自律的な著作権保護への誘導
 
 各国における国民レベルでの著作権意識の向上が必要ではないか。

1  当該国との協力の下、一般国民の著作権意識の向上の推進
2  上記のための、スキーム構築、教材開発、方法論の確立などの援助
3  意識啓発事業の実施における当該国の権利者との連携

6. 国内権利者との対話の強化
 
 コンテンツ関連産業、権利者団体や著作権以外の知的財産政策との連携を強化してはどうか。

1  権利者自らによる組織的、積極的な対応
2  コンテンツ海外流通促進機構(CODA)への支援をはじめとする官民連携の強化
3  政府窓口等を通じた関係省庁間連携の強化


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