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文化インキュベーターについては新しい着想であり,いろいろな事項と関係づけられるのではないか。
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伝統的な手法も重要であるが,現代人の生活スタイルにあわせた鑑賞の方法を提供することも有意義ではないか。
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芸術文化振興基金での助成金の配分機関のあり方についてどのように考えるか。
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全国的な助成機関として芸術文化振興基金は適切に行われているが,地域文化の多様性を生かした創造活動を推進するため,可能な限り各地域でも住民が意思決定に参加できる仕組も必要ではないか。
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◎ |
文化は「二重の市場」になっており,芸術を創造する段階の一次市場では採算がとれないが,情報技術を介して二次市場で採算がとれるようになる。二次市場であげた利益を著作権等を通じて一次市場へ還流させる仕組が重要ではないか。文化インキュベーターの育成として,評価の定まらない一次市場の段階に支援が必要である。
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○ |
今の映画は二次市場から創造されているものもあり,いろいろと理論を整理していくことが必要ではないか。
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◎ |
市場として,アジアならアジア環太平洋といった横のつながりを築かないと,日本の映画産業は行き詰まってしまうだろう。映画系の大学も製作者だけでなく,複合的に情報通信技術とか法律など映画の裾野拡大に対応した新しい人材育成を行う必要がある。
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映画大学を作るとしたときに,入学希望者及び卒業者の就職先について見込みがあるのか。
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◎ |
現状では既存の映画学校卒業生も就職先が十分ではないので,卒業後の就職先確保は最大の課題であろう。
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基本方針の見直しとして国民的議論と評価の機会を確保すべきであり,インターネットも含めて,議論,情報公開の場をつくるべきである。
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