令和元年度国私立教職大学院入学者選抜実施状況の概要

令和元年9月10日

国私立の教職大学院（54大学院）の入学者選抜実施状況について，毎年，文部科学省において取りまとめ公表しています。
今回，令和元年度の国私立の教職大学院の入学者選抜の実施状況を取りまとめましたので，お知らせします。

調査のポイント
本調査は，国私立の教職大学院（54大学院）の令和元年度入学者選抜を対象として，入学定員，志願者数，受験者数，合格者数及び入学者数について調査したものです。
入学定員は2，054人（前年度比645人増），志願者数は2，066人（前年度比328人増），入学者数は1，649人（前年度比279人増），入学定員充足率は80．3％（前年度比16．9%減）でした。
令和元年度は，特に国立大学において教職大学院の入学定員を大幅に増員したため，入学者数は増えていますが，入学定員に対する充足率が低下したものと考えられます。このほか，入学定員充足率が低下した要因としては，学部卒業者の教員採用数が増えていることや，大学院改組等のため志願者への広報活動や選考試験の日程が遅れたこと等も影響しているとみられます。
文部科学省としては，引き続き，魅力ある教育カリキュラムの提供等の改善を通じた入学定員の確保に努めるよう，各教職大学院における取組を促してまいります。