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とくしま「健幸」イノベーション構想推進地域

(1) 地域イノベーション戦略支援プログラムの概要
○ 総合調整機関:公益財団法人とくしま産業振興機構
○ プロジェクトディレクター:濱尾 重忠
○ 地域イノベーション戦略支援プログラムのテーマ:
徳島糖尿病研究開発イノベーションの創出による糖尿病克服と健康・長寿社会の実現
○ 地域イノベーション戦略支援プログラムの概要:
糖尿病重症化抑制に焦点を絞った先進的開発研究から、国際競争力のある革新的な医療シーズの創出を進め、得られた成果を地域で実証することで、世界的な課題となっている糖尿病の克服と国際社会に先駆けた健康長寿社会の実現を目指す。また、イノベーションの核となる人材の育成にも取り組み、成果の発展を加速させる。
○ 補助事業者及び支援メニュー
・地域イノベーション戦略の中核を担う研究者の集積
国立大学法人徳島大学、学校法人村崎学園徳島文理大学
・地域イノベーション戦略実現のための人材育成プログラムの開発及び実施
国立大学法人徳島大学
・大学等の知のネットワークの構築
公益財団法人とくしま産業振興機構

(2) 総評
地域課題である糖尿病の克服に焦点を絞った研究開発や事業化、人材育成等を推進しており、それぞれ具体的な課題等が整理されながら進められている。特に、事業化の推進においては総合調整機関が強力な支援組織として機能しており、国内外の大手製薬企業との連携の調整等を行うとともに、参画企業数の増加にもつなげるなど、今後、事業化による経済的・社会的なインパクトの創出が期待される。地域内で多数のフォーラム等も開催されており、機運醸成に向けた取組も活発である点も評価できる。このように、限られた資源を効果的に活用しつつ、海外との連携を図るなど、他の地域のモデルともなりうるものである。
一方、売上額をはじめとした目標の達成状況については、当初の目標設定に対して、必ずしも目標どおりの実績が上がっているわけではない。今後、事業化により売上につながりうる技術シーズも複数生み出されていることから、長年の知的クラスター創成事業等の取組で培った経験・ノウハウも活用しつつ、これらのシーズが結実するよう取組を加速していくことを期待する。



【地域イノベーション戦略支援プログラムの進捗】
・目標の達成状況
売上額をはじめ、実績が必ずしも目標どおり進捗していない項目が複数存在する。一方で、企業との連携が具体的に図られており、今後、事業化が見込まれる技術シーズも複数みられていることから、事業終了時点では目標を達成できるものと期待される。


・事業化
糖尿病の重症化抑制に焦点を絞り、大きく三つの課題解決に向けた研究開発・事業化に取り組んでおり、進捗状況は様々ではあるが、いずれも事業化を担う企業との連携が図られている。中には海外大手製薬企業も含まれるなど、出口を見据えた取組がなされている。


【事業推進体制】
・プロジェクトディレクター及び総合調整機関
毎月開催される「事業戦略推進会議」において、各研究テーマや人材育成プログラムについて、地域独自の進捗管理ツールも用いながら最終目標達成に向けた現状や課題、改善点等を検証するなど、適切なマネジメントを実施している。総合調整機関については、多様な専門人材を配置しており、研究者との密なコミュニケーションによる進捗状況の見える化や、事業化に向けた共同研究契約締結のための調整など様々な役割を担い、プロジェクトディレクターをサポートしている。

・補助事業者の構成
総合調整機関であるとくしま産業振興機構が知のネットワーク構築や研究成果の事業化に向けた必要な取組等を行い、各大学が研究開発や人材育成に集中して取り組む体制となっており、各機関の性格に応じた適切な役割分担が行われている。

・予算配分や研究テーマの検討
各分野での実績のある専門人材により外部評価委員会を構成し、当該委員会における意見等を反映して研究内容の選択と集中を図り、より成功が期待される研究テーマへ予算を重点配分を集中するなど、効果的な検討・見直しが行われている。


【イノベーションエコシステムの形成・高度化】
・環境・意識の変化
研究の早い段階から事業化へ向けた意識改革を行うとともに、各種セミナーの企画・実施や本事業の人材育成プログラム等により糖尿病克服に向けた幅広い裾野人材の育成を行うなど、積極的な取組がみられる。ベンチャーの起業促進に向けても、ベンチャーキャピタリスト等をアドバイザーとして配置するなどの改善策を講じている。

・マーケティング・成果発信の状況
事業化統括やコーディネータらが企業ニーズ調査、マッチング交渉や優位性の分析を行うとともに、世界規模の展示会への出展や国際学会への参加も行われ、国際競争力強化地域を意識した活動が行われている。今後もメディカルツーリズムの促進も含め、海外への発信等をはじめ、取組の一層の促進が期待される。

・波及効果・資金確保
知的クラスター創成事業の時代からの継続的な取組により、地域課題であった糖尿病死亡率全国ワーストワンから脱却するなど、波及効果がみられている。県等が本事業の終了後も継続的な支援姿勢を示している。民間企業からの資金についても一定程度確保されているため、今後は、事業化の進展とともに更なる自立化に向けた取組を期待したい。


【各支援メニュー】
・研究者の集積
糖尿病の重症化抑制に絞った10の研究テーマを推進しており、それぞれに研究員を招へいして具体的なパートナー企業との連携を図り、進捗状況も具体的に把握しながら取組が進められていることから、今後の目標の達成が期待できる。

・人材育成プログラムの開発及び実施
プロジェクトマネージャー人材、医療情報連携人材、糖尿病療養指導士の3つの人材育成プログラムを実施し、着実に資格取得者を増やしている。

・知のネットワークの構築
プロジェクトディレクターのもと、副プロジェクトディレクター、事業化統括、コーディネータ3名、アドバイザー3名の計9名体制を築いている。また知的財産コーディネータを配置し、「強い特許」、「企業に売れる特許」という考え方を普及させている。他地域との連携も積極的に進めている。
 
 (3) 項目別評点結果

総合評価

A

地域イノベーション戦略支援プログラムの進捗

目標の達成状況

A

事業化

A

事業推進体制

プロジェクトディレクター及び総合調整機関

A

補助事業者の構成

A

予算配分や研究テーマの検討

A

イノベーションエコシステムの形成・高度化

環境・意識の変化

A

マーケティング・成果発信の状況

A

波及効果・資金確保状況

A

各支援メニュー

地域イノベーション戦略の中核を担う研究者の集積

A

地域イノベーション戦略実現のための人材育成プログラムの開発及び実施

A

大学等の知のネットワークの構築

A

地域の大学等研究機関での研究設備・機器等の共用化



お問合せ先

科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課

課長 坂本 修一
電話番号:03-5253-4111(内線3893)、03-6734-4196(直通)
ファクシミリ番号:03-6734-4172
メールアドレス:tiiki@mext.go.jp

(科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課)

-- 登録:平成29年03月 --