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遺伝子組換え生物等の不適切な使用等について(平成28年9月9日)

平成28年9月9日

 文部科学省は、本日、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)に対し、遺伝子組換え生物等の不適切な使用等について、文書による厳重注意を行いましたので、お知らせします。

概要

1.文部科学省は、平成28年4月21日、奈良先端科学技術大学院大学から、遺伝子組換え植物が同大学構内において発見されたとの第一報を受け、当該植物の回収の徹底に加え、漏出元の特定や周辺への影響調査を直ちに行うよう指示するとともに、同月27日に現地調査を実施し、平成28年8月25日、同大学から、本事案に係る調査結果と今後の対策について報告を受けました。

2.同大学からの報告の概要は、以下のとおりです(詳細別添)。
(1)平成28年4月19日、同大学構内の植物栽培室周辺において、遺伝子組換え生物等であることが疑われる植物が発見され、解析を行った結果、4月20日、当該植物の一部が遺伝子組換え植物であると判明した。

(2)同大学は応急措置として、当該植物及び表土を回収した上で、周辺を除草剤で処理した。また、大学構内及び周辺地域を調査し、その他の場所において遺伝子組換え植物が発見されないことを確認した。

(3)同大学は本事案について、記者会見を行うとともに、関係機関への説明、ウェブページへの掲載等を行った。

(4)同大学が設置した外部委員を委員長とする調査委員会が、原因究明等を行った結果、
ア 漏出した遺伝子組換え植物は多系統に渡るが、主に昨年度春以降、植物栽培室から種子の状態で漏出したと考えられること、
イ 漏出の原因については、植物栽培室から遺伝子組換え植物を搬出する際、種子が搬出容器等の外部に付着することで、持ち出された可能性が高いと判断されること、
ウ 遺伝子組換え植物の管理に関して、植物栽培室の構造上の問題や、運搬時の拡散防止措置の不徹底があったこと、
エ 環境や人体への影響の懸念はないが、定期的なモニタリング調査により新たな漏出がないことを確認すべきこと
等の結論を得るとともに、遺伝子組換え植物の栽培施設や管理体制の見直し等を含む再発防止策が同大学に提示された。

(5)今後、同大学において、調査委員会から提示された再発防止策に加え、今回の漏出元である植物栽培室での遺伝子組換え実験を取りやめる等の対策を執り、遺伝子組換え生物等の適切な取扱いを徹底する。また、周辺のモニタリング調査を継続的に実施する。
 
3.文部科学省における対応
   上記報告を受け、本日、文部科学省は、同大学に対して、再発防止のための措置を徹底するよう厳重注意を行うとともに、今後のモニタリング調査の結果についても報告を行うよう求めました。このような事態の再発防止のために、文部科学省としても、法令の理解及び遵守について、一層周知徹底してまいります。

お問合せ先

研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室

伊藤、太田桐
電話番号:03-6734-4113

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(研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室)

-- 登録:平成28年09月 --