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遺伝子組換え生物等の不適切な使用等について

平成27年1月23日

 文部科学省は、本日、株式会社林原(岡山県岡山市)及び国立大学法人東京大学(東京都文京区)に対し、遺伝子組換え生物等の不適切な使用等について、文書による厳重注意を行いましたので、お知らせします。

概要

1.株式会社林原における事案
(1)文部科学省は、平成26年10月1日、株式会社林原から、遺伝子組換え微生物を含む可能性のある試薬等を適切な不活化処理(遺伝子組換え生物等を死滅させる処理)をせずに廃棄していたとの第一報を受け、同月3日に現地調査を行うとともに、平成27年1月14日、同社から、本事案に係る原因と今後の対策について報告書の提出を受けました。

(2)同社からの報告の概要は、以下のとおりです(詳細別添1)。
・平成17年11月から平成26年8月までの間、同社研究開発本部において、遺伝子組換え微生物を含む可能性のある試薬を用いた実験を行った際、当該実験に用いた実験器具及び廃液を、実験後に不活化処理せずに廃棄していた例が9件あった。

・詳細を調査したところ、実験器具は密封状態で委託先の廃棄物処理業者が回収し、焼却処理が行われていた。また、廃液は、同本部内の排水処理施設に貯留されるが、その間に遺伝子組換え生物等は不活化したと推定されることが、再現実験により確認された。生物多様性への影響はないと考えられる。

・今後、同社において、遺伝子組換え生物等の管理体制の見直し、使用時の確認作業の強化等の再発防止策を実施する。

2.国立大学法人東京大学における事案
(1)文部科学省は、平成26年11月27日、東京大学から、遺伝子組換え微生物を含む培養液を実験棟間で運搬する際、容器を破損し、培養液を漏出したとの第一報を受け、同月28日に現地調査を行うとともに、平成27年1月13日、同大学から、本事案に係る原因と今後の対策について報告を受けました。

(2)同大学からの報告の概要は、以下のとおりです(詳細別添2)。
・平成26年11月27日、同大学弥生キャンパスにおいて、実験者が、遺伝子組換え微生物を含む培養液が入ったガラス製の三角フラスコを、台車を用いて実験棟間で運搬する際、台車の振動により三角フラスコがアスファルト路面に落下して破損し、培養液が路面に漏出した。

・同大学は応急措置として、三角フラスコの破片及び漏出した培養液を可能な限り回収した上で、漏出範囲を殺菌消毒液で処理し、周囲にエタノール溶液の噴霧を行った。その後、漏出範囲及びその周囲に対し、次亜塩素酸ナトリウム溶液処理及び火炎バーナーによる火炎処理を行った。また、漏出範囲及びその周囲からサンプルを採取し、生存した遺伝子組換え微生物が検出されないことを確認した。

・同大学において、同様の不適切な取扱いの事例がないことを調査の上、確認した。今後、同大学において、遺伝子組換え実験講習会の必修化、拡散防止措置の定期的な確認等の再発防止策を実施する。

3.文部科学省における対応
 上記報告を受け、本日、文部科学省は、両者に対して、再発防止のための措置を徹底するよう厳重注意を行いました。
 文部科学省としては、このような事態の再発防止のために、法令の理解及び遵守について、一層周知徹底してまいります。

お問合せ先

研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室

丸山、伊藤
電話番号:03-6734-4113(直通)

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(研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室)

-- 登録:平成27年01月 --