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平成26年度戦略目標の決定について(科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出))

平成26年2月26日

 戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出)について,平成26年度の戦略目標として,4つの目標を決定しましたので,お知らせいたします。

1.戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出)について

平成14年度に発足した本事業は,トップダウンで定めた戦略目標・研究領域において,大学等の研究者から提案を募り,組織の枠を超えた時限的な研究体制(バーチャル・ネットワーク型研究所)を構築して,イノベーション指向の戦略的基礎研究を推進する制度です。(JSTの運営費交付金による競争的資金制度)

2.平成26年度の戦略目標について

文部科学省では,毎年,国内外の研究動向を踏まえ,将来の社会経済に大きな影響をもたらす新技術シーズを創出するための目標を,戦略目標として定めております。この戦略目標に基づき,大学等の研究者から研究提案が募られ,戦略的基礎研究が推進されます。

このたび,平成26年度の戦略目標として,平成26年度予算の成立を前提として,以下の4件を決定しました。また,それぞれの戦略目標ごとに達成すべき目標をブレークダウンして定めており,当該達成目標も合わせて示しています。

○社会における支配原理・法則が明確でない諸現象を数学的に記述・解明するモデルの構築

(達成目標)
社会における諸現象のうち,現時点で支配原理・法則が明確でなく,数理モデル化ができれば社会に対して大きなインパクトが見込まれる現象について,数学・数理科学の研究者と応用分野の研究者などによる異分野協働などを通じて,数学がもつ抽象性・普遍性を活用し,諸現象に潜む複雑な構造の「本質」部分を数学的に見いだすことにより,以下の実現を目指す。
・現象を数学的に記述するモデルの導出
・導出された数理モデルの実証・検証及び評価のための数学的理論等の構築

○人間と機械の創造的協働を実現する知的情報処理技術の開発

(達成目標)
情報科学技術(知的情報処理技術関連)を中心に,認知科学,ロボティクス(知能・制御系)の学問分野と融合した新たな領域を構築し,人間と機械の創造的協働を実現する統合的な知的情報処理技術を開発するため,以下の目標の達成を目指す。
・場の状況と話の流れに応じた対話の実現に向けた知的情報処理技術の開発
・人間と機械の創造的協働を実現する知的情報処理システムの開発に向けた対話,作業等のメカニズムの解明と技術開発

○生体制御の機能解明に資する統合1細胞解析基盤技術の創出

(達成目標)
1細胞レベルの網羅的な生体分子解析技術の開発と,生体組織等の個々の細胞における時空間的な各種情報の解析や得られた情報にもとづく生体制御の機能解明に資する基盤技術の開発を目標とする。具体的には以下の達成を目指す。
・分離した1細胞における核酸とその発現・修飾,タンパク質,代謝産物等の個々の細胞を特徴づける情報を定量的・網羅的に解析する各種オミクス解析の基盤となる技術やシステムの開発
・生体組織等における個々の細胞それぞれの各種分子情報について,時間的・空間的に観察・解析する基盤技術の開発
・網羅的1細胞解析で得られた分子情報等を基にして,細胞の多様性や発生分化,生体全体の制御等の理解に資する情報学的・工学的手法や技術,システムの開発及び高度化

○二次元機能性原子・分子薄膜による革新的部素材・デバイスの創製と応用展開

(達成目標)
近年のナノテクノロジーやナノエレクトロニクス技術の進展に伴い,構造の特異性・新規性に基づいた多様かつ驚異的な物性や機能が明らかになりつつあり,世界的に注目されているグラフェンやトポロジカル絶縁体を先行例として,二次元機能性原子・分子薄膜(原子・分子の二次元的構造,あるいはそれと等価な二次元的電子状態を表面・界面等に有する機能性を持った薄膜物質)の基礎学理の構築と革新的部素材・デバイスへの応用双方の視点を包括する研究を戦略的に推進することにより,以下の目標を達成することを目指す。
・二次元機能性原子・分子薄膜のシーズ技術の先鋭化や多様性の拡大に資する新構造原子・分子薄膜及びその特性・機能を保持した革新的部素材・デバイスの創出
・機能性原子・分子薄膜の特性・機能の研究による薄膜創成や部素材・デバイス設計に係る学理の創出
・社会的ニーズに応える機能性原子・分子薄膜による多様な革新的部素材・デバイスに係る基盤技術の創出

3.今後の予定について

本戦略目標の決定について,科学技術振興機構に通知しました。科学技術振興機構は,戦略目標の達成に最適な研究領域及び研究総括を選定し,4月から研究課題の公募を開始する予定です。

4.戦略目標の詳細

お問合せ先

研究振興局基礎研究振興課

課長:安藤 慶明、基礎研究推進室長:岩渕 秀樹、専門職:森島 健人、基礎研究・機構係:春田 諒
電話番号:03-5253-4111(内線4386)、03-6734-4120(直通)

-- 登録:平成26年02月 --