遺伝子組換え生物等の不適切な取扱い等について

平成24年11月28日

 独立行政法人産業技術総合研究所四国センター(香川県高松市)において、遺伝子組換え生物等の不適切な使用等があり、本日、文部科学省として、同研究所に対し、厳重に注意しましたので、お知らせします。

  1.  文部科学省は平成24年10月26日、独立行政法人産業技術総合研究所から、同研究所四国センター(香川県高松市)において、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(平成15年法律第97号)に基づく適切な措置を執らずに遺伝子組換え生物等の使用等が行われていたとの連絡を受け、10月31日に、同センターに対し現地調査を行うとともに、原因究明と再発防止策の報告を求めておりました。 
  2.  その後、事実関係及び再発防止策について報告があり、概要は以下のとおりです(詳細別添)。
    ・ 平成22年4月から平成24年9月までの間、同センターにおいて遺伝子組換えウイルスを含む可能性のある実験器具の洗浄液及び実験器具の一部を不活化処理せずに廃棄するなど、不適切な取扱いが行われていたことが判明しました。
    ・ 当該洗浄液は、同センター内の実験排水処理施設において処理が行われたこと、当該実験器具は、密封した状態で委託先の廃棄物処理業者が回収し、焼却・高温処理等が行われていたことを確認しており、生物多様性等への影響等はないと考えられます。
  3.  同研究所からの報告を受け、本日、文部科学省は、同研究所に対して、再発防止のための措置を徹底するよう厳重注意を行いました。
  4.  文部科学省としては、このような事態の発生防止のために、引き続き、法令の理解及び遵守について周知徹底を図っていきます。

詳細別添

お問合せ先

文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室

宮脇、宮本
電話番号:03-6734-4113

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(文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室)

-- 登録:平成24年11月 --