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文部科学省ミュージアム「情報ひろば」における初の常設展示の新規企画について【海洋科学技術関連/地震・防災研究関連】

平成23年12月14日

 文部科学行政の取組を広く国民にお知らせすることを目的とする文部科学省ミュージアム「情報ひろば」では、本年度より、文部科学省が推進する様々な重要政策分野の最新情報や最先端の成果の一端を、来省する多くの方々が実際に目で見て、より理解を深めていただくための新しい企画や取組を随時実施していくこととしています。
 この度、平成23年12月14日(水曜日)より、海洋研究開発機構(JAMSTEC)及び防災科学技術研究所(NIED)の協力を得て、開館以来初となる常設展示の新規企画を設置・公開いたしますのでお知らせします。

1 趣旨

 文部科学省が推進する様々な重要政策分野において、我が国が誇る最先端の研究領域から明らかとなる事実や国民の安全や生活の向上に寄与する優れた成果を広く国民に周知・広報することにより、文部科学行政への一層の理解の増進を図るもの。

2 展示企画テーマ

(1)『日本の未来を切り拓く海底資源探査技術』
(2)『災害から人命を守り、災害に強い社会を目指す防災科学技術』

3 展示公開

平成23年12月14日(水曜日)から 

4 展示場所

文部科学省「情報ひろば」科学技術・学術展示室
(東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎3階)

5 展示概要

(1)『日本の未来を切り拓く海底資源探査技術』

 日本にとって海は身近な存在ですが、私たちが理解しているのはその広大な一部でしかなく、私たちが持続的な発展を続けていくためには、海洋をより深く理解した上で、海洋の開発・利用・保全に取り組むことが求められています。
 そのような中、主に海を対象として地球の謎を解き明かす研究を行う海洋研究開発機構(JAMSTEC)では、有人潜水調査船「しんかい6500」やスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」など、世界有数の研究設備を活用しながら、海洋の観測、気候変動、地球の仕組みや海底下の生命圏の研究など、世界中の海を相手に地球システムの解明を使命として研究活動に日夜取り組んでおり、海底下に眠る資源の探査技術の開発も進めています。
 この度の企画では、JAMSTECが発見してきた海底熱水活動や深海調査機器の開発と運用を通して、世界をリードしてきた日本の海洋探査技術を紹介します。

【主な新規展示企画物の概要】

1)チムニー(熱水噴出孔)実物
 

 1)チムニー(熱水噴出孔)実物
 

 JAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」が、深海から採取してきた、実物の熱水噴出域の岩石。

2)チムニー模型(ジオラマ)
 

2)チムニー模型(ジオラマ)
 

 熱水噴出域の様子を、チムニーと熱水に棲息する生き物とともに再現したもの。

3)黒鉱(陸上のもの)実物
 

 3)黒鉱(陸上のもの)実物
 

 秋田県の小坂鉱山で採取した黒鉱。金・銀・亜鉛・レアメタル等など有用金属に富んでいます。

4)レアアースの含まれる泥実物
 

 4)レアアースの含まれる泥実物
 

 南東太平洋の水深3,669mの海底から採取した泥。レアアースを多く含むことが明らかとなりました。 

5)「しんかい6500」1/15模型
 

5)「しんかい6500」1/15模型
 

 現在ある有人潜水調査船のなかでは、水深6,500mという最高潜行深度を誇る「しんかい6500」の1/15サイズの模型。

6)海底資源マップ(床面設置)
 

6)海底資源マップ(床面設置)
 

 深海調査によって明らかとなった日本近海における海底資源の分布図。

7)見て実感!深海の水圧を受けた発泡スチロール容器
 

7)見て実感!深海の水圧を受けた発泡スチロール容器
 

 水深何千メートルの世界には、とても大きな水圧がかかっています。その水圧を一身に受けた発砲スチロール容器がどうなったかその目で確認することができます。

8)その手で体験!深海のキーテクノロジー「浮力」 
 

8)その手で体験!深海のキーテクノロジー「浮力」
 

 海の中で自由に調査を行うには、「浮力」の調整がとても重要です。魚の形をした浮沈子(ふちんし)が入っていて、握ると魚の浮力が変化し浮き沈みする不思議な容器です。

9)映像

  • 「海底に眠る資源を探す」
    海底の資源調査のために必要な技術開発の概説を紹介します。
  • 「深海調査で発見した日本の海に眠る海底資源」
    JAMSTECの有人潜水船や無人探査機が発見し撮影した海底資源の実際の現場の映像を紹介します。

10)解説等パネル
 「JAMSTECの深海探査技術開発」、「海底に眠る資源とは」、「巨大な海底下熱水湖が広がる沖縄トラフ」等を展示します。

(2)『災害から人命を守り、災害に強い社会を目指す防災科学技術』

 我が国では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災をはじめ、1月から噴火活動が活発化した霧島山新燃岳、7月の新潟・福島水害、9月の台風12号による土砂災害など数多くの自然災害が発生しており、自然災害から国民の生命・財産を守る事は重要な課題です。
 防災科学技術研究所は、防災科学技術の水準の向上を図ることを目的として、地震災害、火山災害、気象災害、土砂災害、雪氷災害などによる被害を軽減するための研究開発を行っており、特に、地震防災研究分野では、平成7年の阪神・淡路大震災を受けて整備を進めてきた全国的な地震観測網を用いて、世界に先駆けて様々な「ゆっくり地震(地震波をあまり出さずに断層がゆっくりとすべる現象)」の発見を行うとともに、「緊急地震速報」の開発に取り組み、実用化に大きく貢献しました。また、兵庫県三木市に整備した実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いて、構造物の破壊過程解明や耐震性能の検証などを進めています。東日本大震災の発生後は、超巨大地震の発生メカニズム解明のための研究を進めるとともに、強震観測網で観測された現在の揺れがわかる「強震モニタ」のWeb配信を行う等の取組を行っています。
 この度の展示企画では、地震災害軽減のための研究活動を中心に、防災科学技術研究所が進める最先端の取組がもたらす研究成果について紹介します。 

【主な新規展示企画物の概要】

1)強震モニタ
 

1)強震モニタ


 防災科研が全国の強震観測網の地震計で観測した今現在の揺れを、そのままに近いかたちで配信するWebサービス。2秒毎に更新し、動画として地震の揺れの伝わる様子が直感的に理解できるように工夫されています。

2)リアルタイム地震情報システム
 

2)リアルタイム地震情報システム


 「緊急地震速報」の基となった情報システムで、地震の震源を地震観測データから直ちに検出する手法「着未着法」を組み込み、地震波が届く前に地震の揺れの大きさ(震度)を予測する(当面はデモンストレーション画面を公開)。

3)液状化簡易実験装置「エッキー」
 

3)液状化簡易実験装置「エッキー」


 地震による地盤の液状化現象を、いつでも、どこでも、何度でも、どなたでも1分以内に再現する事ができる実験道具です。

4)ペットボトル地震計
 

4)ペットボトル地震計


 ペットボトルを用いて作った簡単な地震計を使って、実際に地震波形を測定できるミニチュア実験道具。

5)科学教育用万能なだれシミュレータ「ナダレンジャー」
 

5)科学教育用万能なだれシミュレータ「ナダレンジャー」


 実物の約1000分の1の大きさのなだれのミニチュア実験装置。

6)免震・耐震・制震・共振おもちゃ「ゆらゆら」
 

6)免震・耐震・制震・共振おもちゃ「ゆらゆら」


 免震・耐震・制振・共振の物理を、予備知識なしに直感的に理解するための科学実験玩具。小学生でも造形を楽しみながら簡単に作成できる工作物。

7)防災科研の研究拠点と地震観測網等マップ(床面設置)
 

7)防災科研の研究拠点と地震観測網等マップ(床面設置)


 防災科研の所有する地震観測網等の分布図。

8)立体視で見る地すべり
 

8)立体視で見る地すべり 


 過去に発生した地滑りを立体視眼鏡(赤青眼鏡)をかけて立体的に見ることができるポスター。

9)映像
「実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)による実験」
 各種の建築・土木構造物の耐震設計法や耐震補強工法の妥当性の検証を行うことを目的に計画・整備されたE-ディフェンスの実験映像を紹介します。

10)解説等パネル
 「防災科学技術研究所の主な研究紹介」、ゲリラ豪雨などを高精度に捉えることができる「Xバンド・マルチパラメータレーダ」等を展示します。

6 文部科学省「情報ひろば」における企画展示・企画イベント等の情報について

 以下URLに、企画展示や企画イベントをはじめ、様々な情報を随時掲載しています。
 ○文部科学省 情報ひろば(※情報ひろばウェブサイトへリンク)
 http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/index.htm

7 取材等について

 展示風景の撮影及び内容等における取材を希望される方は、下記担当まで電話又はメールにて、お知らせください。

<担当>

文部科学省大臣官房総務課広報室
事業第二係長 荒井 寛 (内線2170)
Tel:03-6734-2170(直通) Fax:03-3593-7163
Mail:hiroba@mext.go.jp

文部科学省研究開発局海洋地球課
総括係 南 真祐 (内線4142)
Tel:03-6734-4142(直通) Fax:03-6734-4147
Mail:kaiyou@mext.go.jp

文部科学省研究開発局地震・防災研究課
企画係長 加藤 佑紀子 (内線4447)
Tel:03-6734-4134(直通) Fax:03-6734-4139
Mail:bosai@mext.go.jp

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成23年12月 --