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(別紙)第51次南極地域観測隊の概要

1.隊長等

隊長(兼夏隊長) 

本吉 洋一

国立極地研究所教授

副隊長(兼越冬隊長)

工藤  栄

国立極地研究所准教授

副隊長(セール・ロンダーネ山地調査担当)

土屋 範芳

東北大学教授

副隊長(兼越冬隊長)

勝田  豊

国立極地研究所専門員

2.隊の構成

夏隊34名、越冬隊28名の合計62名で構成される。そのうち、セール・ロンダーネ山地における地学調査計画に携わる夏隊9名及び設営に携わる夏隊2名、越冬隊3名については、航空機により南極へ派遣する。

夏隊

越冬隊

隊長又は副隊長

3名

1名

隊員

定常観測

2名

6名

電離層

1名

気象

5名

海洋物理

1名

海洋科学

測地

1名

研究観測

20名

4名

設営

9名

17名

合計

34名

28名

3.派遣日程

○ 昭和基地における観測(予定)

夏隊(23名):平成21年11月24日~平成22年3月19日
越冬隊(25名):平成21年11月24日~平成23年3月19日
※ 先遣隊の夏隊員2名及び越冬隊員3名は、平成21年11月5日から派遣。

○ セール・ロンダーネ山地における観測(予定)

夏隊(9名):平成21年11月10日~平成22年2月中旬

4.第51次南極地域観測実施計画

平成17年11月の南極地域観測統合推進本部において決定された「南極地域観測第Ⅶ期計画」(18年~21年度)最終年次として重点プロジェクト研究観測、一般プロジェクト研究観測、モニタリング研究観測、萌芽研究観測及び定常観測を実施する。
今次隊の南極行動から新南極観測船「しらせ」が就航する。

○ 海底地形調査

「しらせ」に新たに装備されたマルチナロービーム測深機による海底地形測量を実施する。

○ 下部熱圏探査レーダー観測

 高度80~100kmの中間圏から下部熱圏にかけて大気中の風速、温度を測定することにより、オーロラ等極域固有の現象の大気への影響を探る。また、中低緯度や赤道域の観測との比較を行って、地球規模の視点で地球大気の振る舞いを調べる。

○ 氷床内陸域から探る気候・氷床変動システムの解明

 ドームふじ基地において、浅層掘削及びフィルンエアーサンプリングを実施するとともに基地に保管してある深層掘削コアの持ち帰りを行う。ドームふじ基地への往復のルート上において、無人気象観測装置のデータ回収や氷床流動観測を実施する。

○ 新生代の南極氷床・南大洋変動史の復元と地球環境システムの解明に関する調査

 昭和基地から西に約600km離れたセール・ロンダーネ山地において野外地形調査を行い、海洋や大気を通じて地球全体の環境と密接な関係している南極氷床の変化の歴史を解明する。

○ 隕石による地球型惑星の形成及び進化過程の解明

 広い範囲に落下した隕石が氷床の流れによって集積する場所であるセール・ロンダーネ山地の裸氷域において、ベルギーと共同で隕石採集を実施する。

○ 超大陸の成長・分裂機構とマントルの進化過程の解明

 セール・ロンダーネ山地において野外地質調査を行い、約5億年前のゴンドワナ超大陸がどのように成長し分裂したかを解明する。

○ 極域環境変動と生態系変動に関する観測

 「しらせ」により、定着氷~海氷縁付近での海洋観測を実施するとともに、露岩域の各種生態系における物質循環に関する観測を実施する。

お問い合わせ先

南極地域観測統合推進本部事務局(研究開発局海洋地球課)

吉田(ヨシダ)、豊島(トヨシマ)
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線4144)、03-6734-4144(直通)

(文部科学省研究開発局海洋地球課)