平成21年6月2日
平成21年3月18日、カガミクリスタル株式会社より、未整理薬品類の確認作業を行っていたところ、核燃料物質と推定される物質が発見されたとの連絡があり、同日、文部科学省は、同社に対して、安全確保の措置を行うとともに、専門分析機関による分析を指導しました。5月29日に、当該物質が天然ウランであることが確認されたとの報告がありましたので、お知らせします。 当省は、当該物質が安全に保管されていること、従業員に対する放射線障害のおそれがないこと及び事業所外への影響のないことを確認するとともに、同社に原子炉等規制法に基づく所要の手続を行い、適正に管理するよう指導しました。
発見場所:茨城県龍ヶ崎市
カガミクリスタル株式会社(着色剤秤量室)
天然ウラン(重ウラン酸ソーダ):ウラン量で約840g
(500cc程度の白色プラスチック瓶3本に保管)
カガミクリスタル株式会社の説明によれば、当該物質の発見経緯は以下のとおりです。
・ 平成20年11月頃、従業員の退職に伴い業務を引継ぎ、未整理薬品類の確認作業を行っていたところ、着色剤秤量室内(施錠付き)から重ウラン酸ソーダと推定される物質が発見されたもの。
・ 発見場所等を考慮すると、ウランガラスの着色剤として実験等に使用していたと推定されますが、詳細は不明です。
・ 平成21年3月18日に、同社から当省に対して、本件について連絡がありました。
・ 平成21年5月29日に、当該物質が天然ウランであると報告がありました。
・ 発見場所での保管状況等から、当該物質による従業員の放射線障害のおそれはなく、また、事業所外への影響はないと考えられます。
・ 現在、当該物質は、薬品保管庫にて施錠管理がなされています。
・ 専門機関が薬品保管庫の外側で放射線量を測定した結果は、バックグラウンドと同等 であり、安全上問題ないレベルです。
(1) 当省は、5月29日に同社から核種分析等の結果に関する連絡を受け、安全確保状況等の聴取を行いました。
(2) 当省は、当該物質の分析結果から、当該物質が核燃料物質に当たるものと判断し、同社に対して核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(原子炉等規制法)第52条の規定に基づく使用許可を受けるよう指導しました。
(3) 当省としては、今後とも同社に対して、原子炉等規制法に基づいた適切な対処を求めてまいります。
原子力規制室長 吉田 九二三
電話番号:03-5253-4111(内線3910)、03-6734-3926(直通)
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