平成21年1月23日
昭和基地において、1968年(昭和43年)当時、建築作業(アスベスト吹き付け)に従事した元南極地域観測隊員(以下「元隊員」という。)に、アスベストばく露に起因する「胸膜プラーク」の所見が報告されました。同元隊員の職歴等に照らすと、この所見と昭和基地における作業には相当の因果関係が認められます。 「胸膜プラーク」は、「胸膜肥厚」とも呼ばれ、それ自身では肺機能障害を伴わず、胸膜の疾患を意味するものではありませんが、過去のアスベストばく露の有力な指標であるといわれています。このため、かつて昭和基地においてアスベスト使用建造物の建築、解体作業等に従事した元隊員の健康に関するフォローを行うため、情報・システム研究機構国立極地研究所に、アスベストばく露に関する「相談窓口」を本日付けで設置することといたしました。 「相談窓口」においては、昭和基地におけるアスベスト使用建造物の建築、解体作業等に従事しアスベストにばく露した、あるいは、アスベストにばく露した可能性のある元隊員に対する検診相談、健康診断の勧奨等を行う予定です。
○ 旧第9発電棟(1968年(昭和43年))及び旧地震感震室(1970年(昭和45年))の建築にあたって、アスベスト吹き付け工事を実施。
○ 旧第9発電棟は、1995年(平成7年)から1998年(平成10年)にかけて解体。部材は廃棄物として国内に持ち帰り処分。
○ 旧地震感震室は、1997年(平成9年)に使用終了。1998年(平成10年)に閉鎖。
○ 1998年(平成10年)以降、昭和基地においてアスベストにばく露する危険性はなく、現在昭和基地に派遣されている者への影響はない。
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作業期間 |
作業内容 |
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1968年(昭和43年)1月28日~3月12日 |
旧第9発電棟のアスベスト吹き付け |
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1970年(昭和45年)2月3日、4日 |
旧地震感震室のアスベスト吹き付け |
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1991年(平成3年)3月15日、23日、26日、27日 |
旧第9発電棟の小規模改修 |
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1995年(平成7年)12月~1996年(平成8年)2月2日 1996年(平成8年)12月20日~25日 1997年(平成9年)3月21日 |
旧第9発電棟内部の整理、本体(壁面の一部を除く)の解体、アスベストの回収、梱包 |
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1998年(平成10年)1月13日~15日 1998年(平成10年)4月6日、7日 |
旧第9発電棟(壁面の一部)の解体、アスベストの回収、梱包 |
| 1970年(昭和45年)3月~1998年(平成10年)1月 |
旧地震感震室内での観測諸作業 |
○ 情報・システム研究機構国立極地研究所
住 所: 〒173-8515 東京都板橋区加賀1-9-10
電 話: 03-3962-8733
※ 受付時間は月曜日~金曜日(土、日、祝日除く)9時30分~18時30分
※ 平成21年1月23日より開設
http://www.nipr.ac.jp/info/notice/20090123asbestos.html(情報・システム研究機構国立極地研究所ホームページへリンク)
○ 昭和基地においてアスベスト関連作業に従事した者へのお知らせ
○ 昭和基地でのアスベストばく露に関する検診相談
○ 健康診断の勧奨(受診料は元隊員の所属に応じて各省各庁が負担する方向で検討中)
○ アスベスト関連疾患の補償制度などに関する情報提供 等
○ 文部科学省、国立極地研究所のホームページを通じた情報提供等を実施予定。
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<全般に関する照会先> 南極地域観測統合推進本部事務局 文部科学省研究開発局海洋地球課 電話:03-5253-4111(内線4460、4144)
<相談窓口に関する照会先> 情報・システム研究機構国立極地研究所 事業部企画課 電話:03-3962-1596(ダイヤルイン) |
担当者:福元、中本(内線4144、4460)
電話番号:03-6734-4144(直通)
ファクシミリ番号:03-6734-4147
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