初中教育ニュース
第104号
〔初等中等教育局教職員課教員免許企画室〕
シリーズ第15回目となります、今回のテーマは「修了確認期限の確認」についてです。
前回では、教員免許更新制の「おおまかな流れ」についてご説明しましたが、今回は、修了確認期限について、ご説明させていただきます。
更新講習修了確認の手続を進めていくにあたって、まず最初に行っていただくことは、お一人お一人の最初の修了確認期限がいつになるのか、ということをご確認いただくことです。
最初の修了確認期限については、基本的には生年月日に応じて、割り振られています。前回も御説明しましたが、例えば、更新制がスタートして一番早く修了確認期限が訪れるのは、2年後の平成23年3月31日ですが、この修了確認期限に該当する方は、この時点で満55才、45才、35才の方々です。
生年月日にしますと、
の方々になります。
また、これ以降、生年月日が毎年1年ずつずれるごとに、修了確認期限についても1年ずつずれて訪れることとなっています。
例えば、さらに生年月日が1年ずれた方々、
の場合には、修了確認期限についても1年ずれて、平成24年3月31日となります。
以降、このような要領で1年ずつずれていき、最終的には10年間でひととおりの修了確認期限が訪れることとなります。
なお、一部例外があり、栄養教諭免許状を所持されている方については、教諭免許状や養護教諭免許状を所持されている場合でも、栄養教諭免許状の授与日に応じた修了確認期限が設定されています。そのため、生年月日に応じた修了確認期限ではなく、一番早く修了確認期限が訪れるのは、平成18年3月31日以前に栄養教諭免許状を授与された方で、平成28年3月31日になります。
修了確認期限については、文部科学省ホームページに教員免許更新制のページがあり、そこでも一覧にしたものを確認することができますので、旧免許状をお持ちの方は、是非ともこの機会にご確認していただきますようお願いします。
(アドレスはこちらです。↓)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/08041112.htm
(※教員免許更新制へリンク)
また、最近、新たに、各自の生年月日や最後に取得した免許状の種類と授与年月日などのデータを入力することにより、修了確認期限がいつになるかが表示され、確認することができるツールを作成しました。
(アドレスはこちらです。↓)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/003/index.htm
(※教員免許更新制へリンク)
これについても、文部科学省のホームページに掲載しておりますので、是非一度ご活用いただければと思います。
現在、本格実施を目前に控えておりますが、修了確認期限がどのように定められているのか、あるいは、ご自身の修了確認期限がいつになるのか、などをご存じでない方が未だ多くいらっしゃると伺っております。また、校長先生や教頭先生の中には、その職をもって免除対象者になれるからといって、特段の手続はしなくても更新されるもの、と思われている方もおられると伺っています。
当方として最も恐れているのは、修了確認期限のご認識がないままに、いつの間にかお持ちの免許状が失効してしまっていた、という事態になってしまうことです。
それを防ぐためにも、すべての先生方におかれては、この機会に是非とも、それぞれご自身の修了確認期限について、ご確認いただきたいと思います。
また、各学校の校長先生に対しても、一定の役割を期待しております。それは、校内すべての現職教員(臨時、非常勤の方も含めて)を対象に、
修了確認期限がいつになるのか、
いつから更新講習を受講しなければならないのか、
受講免除の可能な方はいつまでに免除の申請をしなければならないのかなどを、例えば、一覧に整理するなどにより、それぞれの先生方について十分に状況を把握していただき、十分な理解周知を図っていただくことです。是非ともよろしくお願いいたします。
くりかえし申し上げますが、更新手続をするにしても、免除申請をするにしても、まずはそれぞれご自身の「修了確認期限」のご確認が必要となりますので、ご確認をよろしくお願いいたします。
次回は「更新講習の開設認定までのスケジュール」についてです。
(お持ちの免許状をご確認下さい!)
大学等を卒業する際に授与されたあなたの免許状を、大掃除、帰省の際にご確認下さい。
(文部科学省の教員免許更新制に関するHPをご参照ください!!)
修了確認期限のご確認や教員免許更新制に関する情報が掲載されている、文部科学省HPのアドレスはこちらです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/koushin/index.htm
(※教員免許更新制へリンク)
“教員免許更新制”でも[検索]できます。
今後も、教員免許更新制に関する情報を、このメルマガを通じて、お伝えしたいと思っております。私どもとしては、すべての先生方に、情報をお伝えして、教員免許更新制の制度をご理解していただけたらと考えております。そのためにも、まわりご近所の先生方には、お声かけいただき、是非ともこのメルマガにご登録いだくことをおすすめいただければと思っております。
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〔生涯学習政策局生涯学習推進課〕
「放課後子ども教室推進事業」は、放課後や週末等に小学校の余裕教室等を活用して、子どもが安全・安心な場所で学習や体験活動・交流活動の取組を実施するものです。
シリーズ第12回として、広島県東広島市での取組をご紹介します。
地域に支えられる放課後子ども教室(三ツ城わくわく広場)
広島県東広島市立三ツ城小学校長 峯田 正史
「今日の![]()
教室は、研修室1だよ。」
受付担当のボランティアの皆さんが、やさしく声を掛けてくださり、受付を済ませた子どもたちは一目散に目的の場所に向かい準備を始めています。
毎週木曜日の放課後になると、校舎の3階で子どもたちの楽しそうな声が響き渡り、オープンスペースでは、見事な連続技の連発に驚きの歓声をあげる「けん玉教室」、和室では伝統文化にふれながら所作を学ぶ「茶道教室」、心をひとつにして美しい音色を奏でる「ハンドベル教室」等々、児童の興味関心をひくような講座が多彩に用意され、限られたスペースをうまく活用しながら、充実した活動が行われています。平成19年度は、9講座に延べ2,279人の子どもたちが参加し、たくさんの地域の方々や大学生の皆さんにかかわっていただきながら、学習、体験、交流を深めることができました。また、年度末には「わくわくまつり」を開催し、1年間の学習成果を地域住民や保護者の皆さんに披露することができました。当日は、500名もの皆さんが来場され、子どもたちの演技や発表に温かい声援をいただきました。今年度は、新たに2つの講座を設け11講座でスタートし、すでに実施回数、参加者数ともに昨年度を上回っており、内容の充実により子どもたちの参加意欲をさらに高めているように思います。
活動している様子を時々覗いてみますと、どの子も実に楽しそうに生き生きと活動しており、学校とは違った子どもたちの一面を垣間見ることができます。「夢と志を育て、豊かな心を育もう。地域の子どもは地域のみんなで育てよう。」を合言葉に、多くの皆さんが毎週学校に来てくださり、豊かな経験を生かして子どもたちにかかわっていただいています。活動に対する熱き思いが確実に地域へ広がっていることを感じることができます。皆さんに支えられた取組は、子どもたちの確かな成長につながっており、大変ありがたく感謝するばかりです。
子どもたちからは、「同じクラスの友達以外にたくさんの友達ができた。」「先生がやさしく教えてくれたので楽しかったです。教えてもらったことを弟に教えてあげるとうれしそうでした。」「大学生のお兄さん、お姉さんといろんな話ができたので良かったです。」保護者からは、「楽しみがたくさんあって、やる気につながって、自分に自信が持てたようです。」「こちらが考えていた以上に楽しんでいた様子で、参加させて良かったと思っています。」といったような声を聞くことができました。「三ツ城わくわく広場」の取組みの成果を実感することができます。
昨今、子どもたちを取り巻く環境の変化により、人間関係の希薄化や体験や経験の不足などを招き、本校でも子どもたちを巡る様々な問題が深刻化しています。豊かな人間性を培っていくためには、地域・学校がそれぞれの役割を果たして体験活動の充実を図ることが大切だと考えます。まさに、「三ツ城わくわく広場」は教育的協働を果し、その目的に向かって活動しています。これからも活動の意義を共有し、学校として何ができるか、コーディネーターと情報交流をしっかり行いながら、活動が活性化するよう連携をさらに深めていきたいと思います。
「放課後子ども教室」の情報は、以下の「放課後子どもプラン」のホームページをご覧ください。 http://www.houkago-plan.go.jp(※放課後子どもプランホームページへリンク)
〔初等中等教育局教育課程課〕
本年3月に改訂した小・中学校の新学習指導要領について、教育委員会や学校現場の先生方から寄せられた質問にお答えするために、文部科学省では「小・中学校学習指導要領Q&A(教師向け)」を作成し、昨日、新しい学習指導要領ホームページに掲載しましたので、お知らせします。
(アドレスはこちらです。↓)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
(※新しい学習指導要領へリンク)
各教育委員会や各学校におかれましては、このQ&Aを活用して新学習指導要領の趣旨・内容について理解を深め、来年度から始まる移行措置に向けて準備を進めていただくようお願いします。
〔大臣官房国際課〕
この度、青年海外協力隊「現職教員特別参加制度」により派遣された現職教員の優れた活動と、その活動を支援する大学等の取組を紹介するとともに、同制度の今後の推進を図るため、標記のとおりシンポジウムを開催しますので、お知らせいたします。
これまで同制度により派遣された帰国教員や来年度派遣予定の教員、将来参加を希望する教員等の情報交換・交流の場ともなります。また、教員の方に限らず、どなたでも参加できますので、国際教育協力に興味のある方はふるってご参加ください。
詳しくはこちら↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/12/08112702.htm
(※行事・開催案内へリンク)
申し込みはこちら↓
http://www.criced.tsukuba.ac.jp/jocv/
(※筑波大学教育開発国際協力研究センターホームページへリンク)
〔生涯学習政策局参事官(学習情報政策担当)付〕
文部科学省では、映画その他の映像作品及び紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、あわせて教育に利用される映像作品等の質的向上に寄与するために、教育映像等審査規程(昭和29年文部省令第22号)に基づいて映像作品等の審査を行っています。
11月の文部科学省選定作品等(学校教育教材)の紹介
〔生涯学習政策局参事官(学習情報政策担当)付〕
〔提供:男女共同参画学習課〕
〔制作等:財団法人 民間放送教育協会〕
〔提供:独立行政法人国立青少年教育振興機構〕
〔高等教育局大学振興課大学改革推進室〕
文部科学省では、国公私立大学・短期大学・高等専門学校等における教育の質向上に向けた大学教育改革の取組を支援するため、「国公私立大学等を通じた大学教育改革の支援の充実」の各プログラムを実施しています。
各大学等が実施する教育改革の取組の中から、優れた取組を選び、支援するとともに、その取組について広く社会に情報提供を行うことにより、他の大学等が選ばれた取組を参考にしながら、教育改革に取り組むことを促進し、大学教育改革をすすめるもので、この「優れた取組」を「Good Practice」(GP)と呼んでいます。
大学教育改革プログラム合同フォーラムは、これらのプログラムが一堂に会し、今年度選ばれた取組の紹介をはじめ、大学教育改革の現状について広く社会へ情報発信を行うことを目的に開催すものです。
今回は、安西祐一郎・慶應義塾長による基調講演や、中央教育審議会で審議されている「学士課程教育の構築に向けて」をテーマとしたパネルディスカッション、各プログラムによる分科会を行います。分科会では、各プログラムの事例報告や審査を行った委員を交えたディスカッションなどが行われます。
さらに、毎年好評をいただいているポスターセッションでは、今年度選定された取組を中心に、約500を超える取組についてポスター展示を行う予定です。各取組の担当者等から直接説明を聞くことができ、自由に意見交換を行うこともできますので、各大学等の優れた取組について幅広く知ることができます。
本フォーラムは、各大学の優れた取組の具体的な内容や大学教育改革の全体的な動向などの情報に接するまたとない機会であり、大学関係者はもとより、高等学校の教職員の方々をはじめ、広く一般の方々にご参加いただきたいと考えています。大学等で行われている取組について知っていただく機会にもなりますので、お誘い合わせの上、ご参加いただければと思います。
〔高等教育局大学振興課大学改革推進室〕
大学への飛び入学は、特定の分野について特に優れた資質を持ち、高等学校に2年以上在学した者(またはこれと同様の資格を持つ者)が、高等学校を卒業しなくても大学に入学することができる制度です。
今回、「特に優れた資質」の判定や大学における指導体制など、現行制度のより柔軟な運用を図るためのポイントをホームページにまとめましたので、お知らせします。
飛び入学を実施している大学の一覧もご覧になれますので、ご参考としてください。
文部科学省HPのアドレスはこちらです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111318/001.htm
(※大学・大学院入学資格についてへリンク)
〔スポーツ・青少年局企画・体育課スポーツ振興投票室〕
独立行政法人日本スポーツ振興センターでは、平成21年度のスポーツ振興くじ(toto(トト))助成の募集を、11月26日より行っています(締切 平成21年1月9日(金曜日))。
今年度は、toto(トト)の売上が好調で、12月初旬時点で既に過去最高の売上額を達成しました。このため、来年度はこれまで以上に、toto(トト)の助成額が期待できる状況にあります。
特に、来年度からは、これまで対象とされてこなかった、学校施設の芝生化や体育館へのシャワー施設等の整備について、地域のスポーツ活動の拠点となっている場合には、toto(トト)の助成対象とすることとしました。その他、総合型地域スポーツクラブの活動、スポーツ指導者の育成等、多くの事業に対して助成を実施します。
toto(トト)の助成は、補助率が一般的に高め(例:校庭の天然芝生化新設は4/5補助)でもありますので、是非とも積極的な申請をお願いします。
なお、申請に関するご質問等については、下記連絡先までご照会いただくか、以下のHPをご参照ください。
連絡先:独立行政法人日本スポーツ振興センター 助成課
電話:03-5410-9180 FAX:03-5411-3477
HPアドレス:
http://www.naash.go.jp/sinko/kuji/tetuzuki_youbou.html
(※日本スポーツ振興センターホームページへリンク)
〔国土交通省海事局海事人材政策課〕
国土交通省では、海事関係団体の協力により「海事産業の次世代人材育成推進会議」を設置し、青少年に海や海の仕事の魅力を知ってもらうための様々な取組みを行っています。
本年12月5日、同推進会議メンバーである財団法人日本海事センターと神戸大学は、連携プロジェクト「海事教育のあり方に関する調査研究」の一環として、小・中学校教員の皆様を主な対象とした海事教育に関する専用サイト「マリタイム・ブリッジ」を開設しましたのでご紹介します。
「マリタイム・ブリッジ」とは、未来を担う子どもたちに海や船にもっと興味を持ってもらうために、子どもたちに海や船に関する教育(海事教育)を行う先生方を主な対象として、海事教育に活用可能な情報を提供するとともに、さまざまな取り組み事例について紹介するサイトです。
今後は、海事教育に活用可能な情報を『海事教育活用ガイド』として紹介するとともに、連携プロジェクトで実施した事例を『具体的取り組み事例』の中で紹介していきます。現在のところ、本年11月に帆船「海王丸」で実施したふたつの取り組み事例について、その概要、参加者の感想及び教育効果に関する調査結果(速報)を掲載しています。
本サイトでは、掲載内容の充実を図り、教育現場で活用可能な海事に関わる各種情報の提供や海事教育のあり方に関する調査研究の成果などについて、積極的に発信していく予定ですので、是非ともご活用ください。
国土交通省では、今後も海や海の仕事の魅力を知ってもらうための取り組みを推進していきます。
文部科学行政の“今”が読みやすく分かる、総合政策マガジン!
文部科学省新着情報メール配信サービスはこちら
http://www.mext.go.jp/magazine/index.htm
(※メールマガジンの配信についてへリンク)
鹿児島で開かれた研究会に参加した。
民間財団主催の新学習指導要領に関する研究会だ。
20年近く前に鹿児島県教育委員会に勤務していたことがあり、その後も何回か鹿児島を訪問しているが、今日の会場は、当時住んでいた鹿児島市天保山町のすぐ近くだ。
空港から市内に向かうバスの中で、桜島や市内の懐かしい景色を見た。おかげで、今日の研究会は頑張るぞと気合いを高めて会場入りすることができた。
研究会では、加藤明先生(中教審教育課程企画特別部会委員)の学力向上と活用力に関する講演に続き、算数の授業で「活用する力」や「表現する力」をどう育てるか、知・徳・体の調和のとれた「生きる力」をどう育てるかという二つの研究発表があった。
「生きる力」の育成、とりわけ「活用力」の育成は、新学習指導要領移行に向けて学校が取り組むべき重要な課題だ。授業の中で児童の気付きを促していくための具体的な仕掛けや、学校全体で共通の目標をもって教育を進めるためのマネジメントなど、具体的な材料が提示され、参加した先生方にとって大変参考になったのではないだろうか。
私の役割は、講演である。
課されたお題は、「鹿児島の教育に期待すること」。
鹿児島には、大河ドラマ「篤姫」でも紹介されていたが、「郷中(ごじゅう)教育」という地域教育の伝統がある。鹿児島城下をいくつかの地域に分け、年長者が年下の者を指導する青少年教育の仕組みである。知育だけでなく、徳育、体育にも力を入れていた。ここで培われた仲間意識やリーダシップが、西郷や大久保など明治維新で活躍した人々の原動力となったことで知られている。
講演では、新学習指導要領の目標である「生きる力」の育成は、鹿児島の教育のこうしたよき伝統を伸ばしていくことと合致していること、ただ同時に、伝統を大切にするあまり変化をおそれないでほしいこと、特にグローバリゼーションの進展のなかで、島津斉彬公の進取の気性にならい「活用力」やそれを支える「言語力」の育成など教育界における新しい文化を育てることにも積極的に取り組んでほしいことを申し上げた。
その日は、日帰りで鹿児島を後にした。
いつものことだが、鹿児島を離れるとき、こう言われているような気がした。
我が郷土の先人たちがつくった新政府で、明日からまたしっかりと仕事をするんだよと。
〔初等中等教育企画課長 常盤 豊〕
発行元 文部科学省初等中等教育局内 「初中教育ニュース」編集部
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