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環境を考慮した学校施設(エコスクール)の今後の推進方策について(中間報告)

平成20年6月
学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議


はじめに

 環境問題は、人類の将来の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題であり、恵み豊かな環境を守り、私たちの子孫に引き継いでいくためには、環境への負荷が少ない持続的発展が可能な社会を構築する必要があります。
 中でも、地球温暖化対策は喫緊の課題であり、平成20年から始まった京都議定書の第1約束期間の目標達成に向け、様々な取組が進められています。また、第1約束期間が終わる平成25年以降の長期的な対策についての議論が国際的に本格化しています。

 これまで文部科学省は、環境への負荷の低減や環境教育に役立てるため、公立学校を対象にパイロット・モデル事業を実施するなど、エコスクールの整備充実を推進してきました。
 エコスクールの認定校数は約8百校となり、地域の先進校として理念の普及に貢献しています。
 しかしながら、地球温暖化対策の強化など我が国の環境対策の推進のためには、全ての学校において環境を考慮した施設づくりを目指す必要があります。

 本協力者会議では、平成19年8月以降、最新の学校施設のエネルギー消費実態や学校施設を取り巻く状況の変化等を調査し、既存の学校施設において効率的な環境対策を行うための方策を検討してきましたが、この度、中間報告を取りまとめました。
 本中間報告は、公立の小学校及び中学校の施設を主な対象として、環境を考慮した学校施設づくりを推進していくための課題や基本的な考え方等を示しています。
 今後の学校施設づくりにおいて本報告書が活用され、地球温暖化対策が進むこと、また、未来を託す子どもたちの環境学習に資することを期待します。

 なお、この中間報告に対する関係各方面からのご意見をいただき、また、関連法令の改正や北海道洞爺湖サミットの結果等を踏まえ、最終報告を取りまとめることとしています。

平成20年6月
学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議
主査 辻村 哲夫


目次

  • 1  背景
    1. 環境を考慮した学校施設づくりの重要性
    2. 地球温暖化対策の実態
      • (1)深刻な温室効果ガスの排出状況
      • (2)京都議定書の目標達成に向けた我が国の温室効果ガス排出抑制対策
      • (3)長期的な温室効果ガス削減の取組
    3. パイロット・モデル事業の成果に基づく、より広範囲な環境対策の必要性
  • 2  環境を考慮した学校施設(エコスクール)づくりの今日的課題
    1. 学校施設のエネルギー消費実態に基づく効果的な対策
      • (1)学校施設のエネルギー消費実態
      • (2)学校施設におけるエネルギー管理の徹底
    2. 学校施設の質的改善と省エネルギ−
      • (1)指導方法の改善、授業形態の多様化への対応
      • (2)学校施設のバリアフリー化、その他の質的改善
    3. 学校施設を取り巻く環境の変化への対応
      • (1)ヒートアイランド現象など気象の変化
      • (2)多目的利用及び複合化の進展
    4. 学校施設のライフサイクルを通じた環境対策
      • (1)建て替えから改修による再生整備へ
      • (2)環境負荷の少ない建築資材の活用
      • (3)環境教育への活用
  • 3  環境を考慮した学校施設(エコスクール)の今後の推進方策
    1. 基本的な考え方
      • (1)「エコスクール」の一層の推進
      • (2)施設水準の確保と環境負荷低減の両立
      • (3)自然エネルギーの活用
      • (4)長期的な展望に基づく環境負荷低減
    2. 学校施設の環境対策を推進するために
  • 関連データ
  • 参考資料
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