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学校のICT化のサポート体制の在り方について-教育の情報化の計画的かつ組織的な推進のために-

平成20年7月22日

 文部科学省では、平成19年10月に「学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会」(座長:山西潤一 富山大学理事・副学長)を設置し検討を進めてきましたが、このたび報告書が取りまとまりましたので、お知らせいたします。今後、それぞれの地域・学校において、本報告書を踏まえ、教育の情報化を計画的かつ組織的に進めるための学校のICT化のサポート体制の整備が積極的に進められるよう、取組みを促していきます。

1.概要

 文部科学省では、学校のICT環境整備の遅れや教員のICT活用指導力の不足などの様々な課題に対応し、教育の情報化を組織的かつ計画的に進めるために必要な、学校のICT化のサポート体制の在り方を明らかにすることを目的として、本検討会を設置し検討を進めてきました。
 本報告書においては、国内外の事例を参考に、学校のICT化のサポート体制の整備の必要性、学校のICT化におけるCIO(Chief Information Officer;情報化の統括責任者)やICT支援員の機能・業務、資質・能力について整理するとともに、こうしたサポート体制を支える人材の育成方策(研修プログラム例など)についても提案しています。

2.学校のICT化のサポート体制の在り方について

 学校のICT化のサポート体制として、教育委員会及び学校におけるCIO、外部人材によるICT支援員について、その機能・業務等の概要は以下のとおりです。また、サポート体制の整備にあたっては、CIOの配置やICT支援員の活用とともに、学校のICT環境の整備計画の策定、学校管理職への研修などに優先的に取り組むべきこと等を提言しています。

(1)CIO

 学校のICT化について統括的な責任をもち、ビジョンを構築し実行するため、教育委員会及び学校に、それぞれ「教育CIO」「学校CIO」を置く。

1教育CIO

  • 教育長や教育次長などが「教育CIO」として、学校のICT化について地域レベルで統括する。教育CIOは、自治体CIOの兼任や外部人材の登用によることも考えられる。
  • 教育CIOの機能を十分発揮するため、これを補佐する人材(教育CIO補佐官)や組織(「教育情報化推進本部」など)を置く。

2学校CIO

  • 校長、副校長又は教頭が「学校CIO」として、地域レベルのビジョン等に基づき、各学校レベルでICT化をマネジメント・実行する。
  • 各学校の情報主任(又は情報化担当教員)が学校CIOを補佐する。

(2)ICT支援員

  • 学校でのICT活用を促進するため、授業におけるICT支援を中心に、教員をサポートする「ICT支援員」を、外部人材により積極的に活用する。(ICT機器等の設定・操作、機器や教材等(情報モラルを含む)の活用に関する助言、簡単なメンテナンスなど)
  • 教育委員会における直接雇用や民間企業等との契約、ボランティアの参加、大学との連携などによることが考えられる。

3.今後の取組み

 文部科学省では、本報告書を踏まえ、CIOの配置やICT支援員の活用と併せて、学校のICT環境の計画的な整備や教員のICT活用指導力の向上のための研修の実施など、学校のICT化のサポート体制の整備により教育の情報化を計画的かつ組織的に進める地域や学校の取組みに関する実践的な調査研究を、「教育情報化総合支援モデル事業」(注)として実施します。こうした施策等により、学校のICT化のサポート体制の整備を促していきます。

お問合せ先

文部科学省初等中等教育局

参事官(産業教育・情報教育担当) 斎藤 尚樹、情報教育調整官 中沢 淳一、情報教育係長 大塚 和明
電話番号:03-6734-2090(直通)
メールアドレス:syosanji@mext.go.jp

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