ここからサイトの主なメニューです

文部科学省初等中等教育局メールマガジン

第87号 平成20年4月25日

初中教育ニュース
第87号


[目次]

  • □ 【お知らせ】「教育指標の国際比較」(平成20年版)文部科学省ホームページにて指標別に統計表を掲載
  • □ 【お知らせ】国土交通省から教育委員会・学校関係者の方々へ国土交通省の「出前講座」「施設見学」「国土交通省本省訪問」が、総合的な学習の時間や放課後子どもプランを支援します!
  • □ 【コラム】布村の“せんまいけ”
  • □ 【編集後記】

□ 【お知らせ】「教育指標の国際比較」(平成20年版)文部科学省ホームページにて指標別に統計表を掲載

〔生涯学習政策局調査企画課〕

 文部科学省では、教育に関する国際比較の需要に応える試みとして平成20年3月から「教育指標の国際比較」(平成20年版)を文部科学省のホームページにて公表してきましたが、このたび、同年4月16日より指標別に統計表の閲覧ができるようになりました。本書は、日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア連邦、中国、韓国等における教育の普及、教育諸条件、教育費等の状況を当該国の政府統計に基づいて算出した数値で示した資料で、「高等教育への進学率」や「教育1人当たり児童・生徒数」、「学生・生徒1人当たり学校教育費」など、20の指標が掲載されています。我が国の教育を考える際の基礎データとして、諸外国の教育を理解するための参考資料としてご利用下さい。

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index40.htm
(※統計情報へリンク)


□ 【お知らせ】国土交通省から教育委員会・学校関係者の方々へ

国土交通省の「出前講座」「施設見学」「国土交通省本省訪問」が、総合的な学習の時間や放課後子どもプランを支援します!

〔国土交通省大臣官房広報課〕

1.出前講座

 国土交通省では、事業や施策を知っていただくとともに、皆さんのご意見やナマの声を聞かせていただく場として、全国で「出前講座」を行っています。
 国土交通省の出前講座は、「総合的な学習の時間」と「放課後子どもプラン」にふさわしいメニューを数多く用意しています。教育課程の充実などにぜひご活用ください。(講演料は無料です。ただし、国家公務員旅費規程に基づき交通費等をいただく場合がありますので、ご相談ください)

2.施設などの見学

 国土交通省が所管する施設の見学は、「総合的な学習の時間」が目指す、児童・生徒の興味・関心に基づく学習など創意工夫を生かした教育活動のためのツールとして最適です。

3.小・中学生の国土交通省本省訪問

 国土交通省本省では、全国の小・中学生の皆さんを対象に、業務説明や施設見学を実施しています。修学旅行や夏休みの自由研究、社会科見学にもぜひご活用ください。
 それぞれのメニュー・連絡先は、国土交通省ホームページ「キッズコーナー」をご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/kids/
(※国土交通省ホームページへリンク)

連絡先

  • (出前講座)03-5253-8111(内24284、24243)
  • (施設見学)各施設見学実施機関にお問い合わせください
  • (国土交通省訪問)03-5253-8111(内21572、21574)
  • 地方機関の出前講座と施設見学は、それぞれ地域のニーズなど実情に応じて運営されており、対象年令などもさまざまです。お申し込みの際には、各機関の担当者に内容を十分にご確認ください。

「文部科学時報」4月号 発売のお知らせ

文部科学省の総合政策広報誌「文部科学時報」4月号(文部科学省編集)発売中
第一特集「文教・科学技術施策の進展−平成20年度の展望−」
第二特集「文部科学省 情報ひろば」オープン
お申し込み先
http://www.gyosei.co.jp/home/magazine/new_detail.html?gc=7115001
(※株式会社 ぎょうせいホームページへリンク)


「教育委員会月報」4月号 発売のお知らせ

文部科学省の実施する施策や各都道府県・市町村教育委員会の特色ある取組等の紹介など、教育委員会関係者に有用な情報を提供している「教育委員会月報」4月号(文部科学省初等中等教育企画課編集)は発売中です。
特集:今年度の重要施策と課題


「初等教育資料」4月号 発売のお知らせ

 初等教育の課題を特集し、学習指導等の充実を図るために参考となる資料や情報を幅広く提供している「初等教育資料」4月号(文部科学省教育課程課/幼児教育課編集)は新学習指導要領の特集号として4月14日に発売しました。

特集 「生きる力」の理念を共有する
(資料として幼稚園教育要領、小学校学習指導要領を全文掲載)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/main_b7.htm
(※出版物案内へリンク)


「中等教育資料」4月号 発売のお知らせ

中学校・高等学校の学校づくり・授業づくりに役立つ情報が満載の月刊誌「中等教育資料」(文部科学省教育課程課編集)4月号が4月14日に発売されました。
特集テーマ 「新しい教育課程の改善の方向」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/main_b7.htm
(※出版物案内へリンク)


「月刊生涯学習」創刊 平成20年4月25日発売

生涯学習行政担当者必携 実務に必要な情報満載

  • 「特集」新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について
  • 「インタビュー−学びの達人−」中嶋常幸さん(プロゴルファー)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/chiiki/chiiki/08020402/001.pdf(PDF:123KB)
(※地域づくり支援室についてへリンク)



○ 文部科学省等で発行している他のメールマガジンへのリンク


□ 【コラム】布村の“せんまいけ”

ともに「生きる力」の育成を目指して
−二項対立から立体的な関係性へ−

  • 幼稚園教育要領、小学校学習指導要領、中学校学習指導要領(以下「指導要領」と略称)を、平成20年3月28日にようやく改訂・告示することができました。
     中央教育審議会教育課程部会で三年にわたり体系的な審議を重ねていただき、委員の方々に深く感謝しています。教育基本法の改正などを踏まえ、現行指導要領の実施状況を分析・検証され、「生きる力」という理念は今日の知識基盤社会において引き続き重要である、しかし、その実現のための手立てが不十分であるなど反省すべき点がある、と率直な提言をいただきました。
     「生きる力」の育成に向けて、改訂の趣旨の周知を通した共通理解の形成、そして理念実現のための指導内容や方法の一層の具体化、条件の整備、加えて適切な移行措置の実施が、文部科学省の主たる課題です。

(二項対立からの訣別)

  • 現行指導要領の実施以前から、「詰め込み」か「ゆとり」か、「知識」か「体験」か、「教科」か「総合」か、はたまた「指導」か「支援」か、「日本語」か「外国語」かなどなど、二項対立的な教育論議が存在してきました。教育への関心の高さは得がたいものの、それが、一方的なまるまるバッシングとなったり、建設的ではなく単なる懐古調となるだけでは、興も醒めかねません。「アウフヘ−ベン」(止揚)という哲学用語があり、手元の辞書では矛盾する二つの概念をより高次な段階で統一することと解説しています。これら、二項対立的に示されがちな論点は矛盾する概念と言えるのでしょうか、あるいは目的と手段を混同したりしてはいないでしょうか。

(中央教育審議会での立体的な論点)

  • 中央教育審議会の審議の中では、子どもたちの発達の段階を踏まえた学びの連続性を考慮しての教育内容の体系性、教科によってはそのためのスパイラルな指導が重視され、また、教科横断的な学びの大切さから「言語と体験」がキ−ワ−ドとして明示されました。さらに、47都道府県や主要な国の位置や名称の学習を通じた空間軸の形成、大きな時代区分の理解による時間軸の形成などの“立体的”な議論が印象に残っています。なお、重点指導事項例の示し方という立体的な課題は引き続き評価の在り方とともに審議をいただく予定ですが・・。

(「習得」・「活用」・「探究」はサイクル)

  • 「習得」「活用」「探究」という循環型の学習プロセスが打ち出されています。このプロセスも単なる三項分立的捉え方とならないようにしたいものです。例えば、この授業は「習得型」、この実験は「活用型」と分立的に捉えずに、単元の中で、「活用」の場面を設定するとともに、その中で知識の「習得」や整理を併せ行ったり、総合的な学習の時間は、「探究」と役割を限定しすぎずに教科や特活、道徳の時間との連携の中で、習得−活用−探究のサイクルを意図的に設定するなど、双方向に、あるいは循環的に捉えたいものです。

(三要素からなる学力観)

  • 平成19年6月の学校教育法の改正で第30条第2項に学力の三つの重要な要素を示しました。
    「(1)生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、(2)これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、(3)主体的に学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなければならない。」
    この三要素を、一人ひとりの児童生徒の学びに活かすことにより不毛な学力論争に終止符を打ち、「確かな学力」ひいては「生きる力」の育成につなげていくこと、そのための具体的な手立てを積み上げていくことに、ともに取り組みたいものです。
     22日に実施していただいた全国学力・学習状況調査の問題もその趣旨に沿うよう創意工夫していますので、日々の指導に「活用」いただきたいと思っています。

(創造性は経験と意欲の掛け算)

  • 御本人の了解は得ていませんが、脳科学者の茂木健一郎氏の講演録(自民党「日本夢つくり道場」に収録)から、お知恵を引用させていただきます。
    「実は独創性、創造性というのは『経験と意欲の掛け算』なのです。」「経験が蓄積され、・・それを組み合わせていろいろな可能性が生まれます。その中のいちばんいいものを脳が選んでくれる。まず経験を蓄積して、それから意欲です。皆さんの前頭葉で意欲がつくられるわけです。」「前頭葉でつくられる意欲が、側頭葉の経験とうまく組み合わされて創造性を生み出すわけです。」「創造性が低下する理由は一つしかない。まず意欲がなくなるということです。」したがって、「意欲のあるじじい(ママ)は最強である」というオチも付いた講演です。

(まとまらない「まとめ」)

  • 茂木氏の説である「独創性イコール経験かける意欲」という数式を学力にも当てはめたくなる誘惑にかられてしまいそうです。

    「『学力』イコール中かっこかっこ習得し、整理された『知識』プラス活用、探究からの『考える力』かっことじかける『習慣』中かっことじかける『意欲』」「意欲ある児童生徒は最強である」

    ・・・などと言ってしまっては、あまりにも非科学的で、現場を知らない行政官の言葉遊びとの叱責をいただいてしまいますので、これは指導要領の改訂とは関係のないフィクションとのお断わりを付したいと思います。
     ともに「生きる力」の育成を目指して、意欲をもって知恵を出し合い、良い実例を積み重ねていきませんか。意欲と専門性のあふれる教員に指導され、家庭とも協力して必要な体験を積み、習慣を身につけた、自立し、意欲と体力のある子どもは「最幸」ではありませんか。

〔大臣官房審議官(初等中等教育局担当) 布村 幸彦〕

  • 編集部注:ここでの「せんまいけ」は、富山弁で「一緒にがんばりましょう」という意味で用いられています。

□ 【編集後記】

  • 研修生として文部科学省にお世話になり始め、早いもので3週間が経ちました。未だ虎ノ門周辺に不案内な私が、昼食にもっぱら愛用しているのは東館1階食堂。注文するメニューは「カレー“大盛り”」。キーマ→ビーフ→チキンと、毎週地味にマイナーチェンジが行われるおかげで、毎日食べても飽きません。聞くところによれば、肌細胞はおよそ28日間で新しく生まれ変わるとのこと。私の肉体がもうすぐ文部科学省のカレーで作られた肌細胞で占められるかと思うと、何だか感慨深いです。(K・S)
  • もうすぐGWですね!私は中学校からの親友に会いに、神戸に行く予定です。彼女はすでに家庭を築き、二人の子どものお母さんなので、お互いの都合を合わせるのが難しく今回も1年半ぶりの再会です。顔を合わせると、お互いすぐにあの頃に戻ってくだらない話ばかりしてしまうのですが、そんな時間がとても楽しみです。皆様もよい休暇をお過ごし下さいね。(K・Y)
  • もうすぐ、待ちに待ったGWがやってきます。今年は、予めしっかりと計画を立てて、念願だった四国巡りをする予定です。緑と川とおいしい食べ物が待っているかと思うと、今からそわそわしてしまいます。後は天気を祈るだけですが、今年は3つの神社で引いたおみくじのうち2つが「凶」だったので、何だか不安です。(そもそも、おみくじを何度も引くのがおかしいという意見もありますが・・)(C・S)
  • このメールマガジンは、幼稚園から高等学校までの初等中等教育を中心に、教育改革を巡る様々な情報を迅速にお届けするために発行しています。
  • 「こんなコンテンツを載せて欲しい」「この人の話を聞きたい」などのご意見・ご要望等ございましたら、sy-mel@mext.go.jpまでお寄せ下さい。

お問合せ先

発行元 文部科学省初等中等教育局内

「初中教育ニュース」編集部
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2007)