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文部科学省初等中等教育局メールマガジン

第85号(臨時号)平成20年4月18日

初中教育ニュース
第85号(臨時号)


[目次]

  • □ 【速報】教育振興基本計画について−「教育立国」の実現に向けて−」(平成20年4月18日 中央教育審議会答申)
  • □ 【速報】中央教育審議会への諮問−新しい時代に求められる青少年教育の在り方について−

□ 【速報】「教育振興基本計画について−「教育立国」の実現に向けて−」(平成20年4月18日 中央教育審議会答申)

〔生涯学習政策局政策課〕

 本日、中央教育審議会より、文部科学大臣に対して、「教育振興基本計画について−「教育立国」の実現に向けて−」が答申されました。

 教育振興基本計画は、教育基本法第17条に基づいて、政府として策定することが求められています。教育基本法の改正後、平成19年2月に、文部科学大臣の審議要請を受けて、中央教育審議会は教育振興基本計画特別部会(部会長:三村明夫新日本製鐵株式会社代表取締役会長)を設置し、以後14回にわたり精力的な議論を行ってきました。その間、平成19年11月には審議のまとめを整理し、それに基づいて、意見募集の実施や地方公聴会の開催、関係団体からのヒアリングを行い、広く国民のご意見をお伺いしながら審議を進めてきたところです。

 答申では、教育振興基本計画について、第一章で「我が国の教育をめぐる現状と課題」を、第二章で「今後10年間を通じて目指すべき教育の姿」を、第三章で「今後5年間で総合的かつ計画的に取り組むべき施策」を、第四章で「施策の総合的かつ計画的な推進のために必要な事項」を示しています。

 答申に記述されている事項は多岐にわたりますが、今後5年間で取り組むべき施策の中でも、特に重点的に取り組むべき事項として、例えば、以下の施策を挙げています。

◎確かな学力の保証

○新学習指導要領の実施

 基礎的・基本的な知識・技能の習得や思考力・判断力・表現力等の育成などを通じ,「確かな学力」を養うとともに,「生きる力」を育成することを目指す小・中学校の新学習指導要領について,平成20年度に集中的に周知を図り,平成21年度から可能な限り先行実施する。小学校では平成23年度,中学校では平成24年度から新学習指導要領に基づく教科書を用いて完全実施する。
 また,新学習指導要領の円滑な実施を図るために,教職員定数の改善をはじめとする教職員配置,教科書・教材,学校の施設・設備など教育を支える条件整備を着実に実施する。

○学力調査による検証

 教育における検証・改善サイクルの確立に向け,児童生徒の学力・学習状況を把握するため,全国学力・学習状況調査を継続的に実施する。
 また,高等学校についても,多様化する生徒の実情を踏まえつつ,高校生の学習成果を多面的・客観的に評価する取組を進めるとともに,その結果を高等学校の指導改善等に活用することなどを通じた教育の質の保証と向上を促す。

◎教員が子ども一人一人に向き合う環境づくり

○教員の資質向上

 メリハリのある教員給与体系を実現する中でのがんばる教員の処遇の充実,実践的指導力の育成のための教員養成課程の改善,多様で質の高い人材の確保のための採用方法の改善,厳格な人事管理や研修の充実の促進,平成21年度から教員免許更新制が円滑に実施されるよう必要な取組等を行う。

○教員の子どもと向き合う環境づくり

 必要な教職員定数を措置するとともに,退職教員や経験豊かな社会人などの外部人材の活用,調査の見直し,教育現場のICT化,事務の簡素化・外部化などの取組を支援する。

 今後は、政府として教育振興基本計画を閣議決定することになりますが、文部科学省としても、本答申を尊重し、最大限の努力をしてまいりたいと考えています。

  • なお、答申は、近日中に文部科学省ホームページ(http://www.mext.go.jp(※文部科学省トップページへリンク))で公表する予定ですので、ご覧いただければ幸いです。

参考:教育基本法

第17条 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基本的な方針及び講ずべき施策その他必要な事項について、基本的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならない。
2 地方公共団体は、前項の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならない。

□ 【速報】中央教育審議会への諮問−新しい時代に求められる青少年教育の在り方について−

〔スポーツ・青少年局青少年課〕

 次代を担う青少年の健全な育成のためには、学校、家庭、地域が共にその教育力を生かしながら、相互に連携して社会総がかりで取組を進めることが必要です。しかし、近年、青少年に対する教育は、学校が中心となっており、地域の青少年教育においては、その期待される役割が十分に果たされているとは言い難い状況です。

 特に、青少年の「生きる力」を育む上で、自然体験をはじめ文化・芸術や科学などに直接触れる体験的な学習活動等の重要性が高まる中、適切な指導者、多様な活動プログラムなどの教育資源は不十分な状態にあります。

 このように、青少年教育は大きな転換点を迎えており、青少年教育の再構築が必要となっております。こうした背景から、4月18日に開催された第65回中央教育審議会総会において、渡海文部科学大臣から中央教育審議会に対して「新しい時代における青少年教育の在り方について」の諮問がなされました。

今後、中央教育審議会のスポーツ・青少年分科会を中心に、以下のような事項が審議されることとなります。

  • (1)これからの青少年教育の意義・役割について
  • (2)青少年教育における国、地方、民間の役割と連携について
  • (3)青少年教育施設の在り方について
  • (4)その他今後の青少年教育の推進方策について

どうぞ今後の審議にご注目ください。


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