第84号 平成20年4月11日
初中教育ニュース
第84号
4月4日に前文部科学省大臣官房文教施設企画部長が収賄容疑で逮捕されました。これを受けて、渡海大臣からは、記者会見や国会の場において「この事態を深刻に受け止め、再びこのような事態を生じないよう綱紀の粛正に一層努めるとともに、行政に対する国民の信頼回復に向けて全力で努力する」旨の発言がありました。
文部科学省としては、渡海大臣の下に設けられた調査チームで事実関係の確認と再発防止策の検討を行うとともに、職員一丸となって仕事に取り組むなどして、国民の皆様からの信頼回復に全力を挙げて努めてまいります。
〔初等中等教育局児童生徒課〕
昨年10月より開設している標記サイトを、4月1日付けで更新しました。同サイトでは、国の有識者会議「子どもの読書サポーターズ会議」の模様や、サポーターズ会議委員らが感銘を受けた本等を紹介する「私の一冊」企画などが掲示されています。
加えて、本年度からは、株式会社チャームに所属するタレント「大場はるか」さんのご協力を得た広報活動も展開することとしています。サイトも今後逐次更新していきますので、今後の展開にぜひご注目ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/index.htm
(※子どもの「読む・調べる」習慣の確立に向けてへリンク)
〔初等中等教育局教科書課〕
文部科学省では、教科書に対する国民の皆様の関心にお応えするため、4月22日の東京会場を皮切りに、教科書の検定結果を全国8会場(東京、宮城、栃木、福井、京都、広島、愛媛、鹿児島)で順次公開します。
今回公開の対象となるのは、平成19年度に検定を行った、主として高等学校3年生用の教科書で、これらは平成21年度から各学校で使用されます。
会場では、教科書検定に関する資料として、申請図書をはじめ、検定済教科書の見本、検定意見書、修正表及び検定関係法令等を自由にご覧になれます。
このうち検定済教科書の見本については、各都道府県教育委員会の教科書センターで6月20日から2週間開催される教科書展示会でもご覧いただくことができます。
今回の教科書検定結果の公開会場等の詳しい情報については、こちらをご覧ください。↓↓
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kentei/08032514.htm
(※教科書検定結果へリンク)
〔文教施設企画部施設企画課〕
学校施設は、基本的な教育条件の一つであるとともに、地域住民にとってのコミュニティの拠点、防災拠点としての役割も担っています。
現在、学校施設は、耐震化をはじめ、老朽化対策、バリアフリー化、多様な学習活動等への対応、環境への配慮などの様々な課題を抱えています。
このような課題に対応し、学校施設の改善を効率的に図っていくためには、適切な学校施設の評価が必要であり、文部科学省では、平成19年8月から「学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議」において、学校施設の評価の在り方について検討し、平成20年3月28日に本協力者会議の中間報告「学校施設の評価の在り方について」が取りまとめられました。
本中間報告は、学校施設の評価の進め方や具体的な評価項目・指標等の参考例を示すとともに、学校評価において施設を評価する際の留意点等を示しています。これらはいずれも実施を義務づけるものではなく、学校や設置者が学校施設の評価を行う際の参考にしていただくことを期待するものです。
文部科学省では、今後、本中間報告を踏まえたモデル事業を実施するとともに、本中間報告に対する各方面からの御意見をいただいた上で、更に検討を深め、最終報告を取りまとめていく予定です。
皆様からの御意見をお待ちしております。
中間報告の概要・本文は、文部科学省ホームページ及び国立教育政策研究所ホームページにて閲覧できます。
【御意見提出先】※御意見は郵送、FAX又は電子メールにてお送りください。
文部科学省大臣官房文教施設企画部施設企画課
【問い合わせ先】施設企画課指導第一係 電話:03-5253-4111(内線2291)
〔国土交通省海事局総務課企画室〕
海運や造船など海の仕事の情報提供を行うポータルサイト「海の仕事.com」を4月1日に開設しましたので、概要をご紹介いたします。
「海の仕事.com」は、海洋国家日本の将来を担う青少年に、海運業、造船業などの海の仕事について分かりやすく解説し、海事産業で働くことの具体的イメージを持っていただくため、昨年10月に国土交通省、海上保安庁と海事関係団体が設立した「海事産業の次世代人材育成推進会議」により、海の仕事に関する総合情報窓口として開設したものです。
「海の仕事.com」は、海運、造船などの海事産業について紹介するとともに、これらの産業で働く人にスポットをあて、仕事の内容を豊富な写真や図表により詳しく紹介しています。また、トピックごとに海事関係団体のホームページに掲載されているコンテンツにリンクを貼っていますので、「海の仕事.com」を通じてより詳しい情報や資料を簡単に入手することができます。
青少年の皆様はもとより、教育関係者の皆様が海や海の仕事について調べる際の参考としていただくとともに、学校の授業などで海の仕事を取り上げる際にもご活用ください。
〔国立教育政策研究所生徒指導研究センター〕
国立教育政策研究所生徒指導研究センターから上記の指導資料が公表され、平成20年4月から市販しています。(株式会社東洋館出版社、945円(税込))
小・中・高等学校における児童生徒の実態や社会の変化、近年の法改正及びその他の状況を踏まえ、児童生徒の規範意識をはぐくみ、安心して学べる学習環境の構築に向けた生徒指導の在り方について、学校教育関係者の理解を深めていただくために作成したものです。
「理論編」では、児童生徒の規範意識を醸成し、社会的自己指導力を身に付けさせる生徒指導の在り方等について解説し、「事例編」では、全国から寄せられた規範意識の醸成や問題等の予防に向けた実践から22事例を紹介し、活用する際のポイントを掲載しています。また、「資料編」では、理論・事例に関連する文部科学省の通知を収録しています。
内容の詳細についてはこちらをご覧下さい。
(国立教育政策研究所生徒指導研究センターのHPにリンク)
http://www.nier.go.jp/shido/centerhp/index.htm
(※国立教育政策研究所ホームページへリンク)
文部科学省の実施する施策や各都道府県・市町村教育委員会の特色ある取組等の紹介など、教育委員会関係者に有用な情報を提供している「教育委員会月報」4月号(文部科学省初等中等教育企画課編集)は4月10日に発売予定です。
特集:今年度の重要施策と課題
初等教育の課題を特集し、学習指導等の充実を図るために参考となる資料や情報を幅広く提供している「初等教育資料」4月号(文部科学省教育課程課/幼児教育課編集)は新学習指導要領の特集号として4月14日に発売予定です。
特集 「生きる力」の理念を共有する
(資料として幼稚園教育要領、小学校学習指導要領を全文掲載)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/main_b7.htm
(※出版物案内へリンク)
中学校・高等学校の学校づくり・授業づくりに役立つ情報が満載の月刊誌「中等教育資料」(文部科学省教育課程課編集)4月号が4月14日に発売になります。
特集テーマ 「新しい教育課程の改善の方向」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/main_b7.htm
(※出版物案内へリンク)
生涯学習行政担当者必携 実務に必要な情報満載
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/chiiki/chiiki/08020402/001.pdf(PDF:123KB)
(※地域づくり支援室についてへリンク)
4月である。
文部科学省にも多くの新人職員が入った。
3月で終了したNHKの朝のドラマの中で次の場面があった。
上方落語家の徒然亭草若には、落語の弟子でもある小草若という息子がいる。ドラマの中で、小草若は、この芸名をつけてもらったときのことを述懐する。うれしかった、この名前には、いつかこの“小”さいという文字がとれるように・・、がんばるようにという親の願いが込められているとの思いを語る。
今は新人職員も、いつかこの新人という文字がとれる。それまで、みんながんばろう・・という気持ちになるのが、この4月である。
学校にも多くの新人の先生が配属されたことだろう。
数年前の4月の始め、教育委員会で勤務していた私は、採用された新人の先生方としばし語り合う機会があった。
反省すれども後悔せず。夏休みまでがんばろう・・と、私は先生方を励ました。
新人だから失敗もある。失敗は、もちろん反省しないといけない。でないと進歩はない。ただ、いつまでも後に引きずってはいけない。1学期、いろいろあると思うが、夏休みまではがんばろう。そして、夏休みにまたみんなが研修で集まる機会がある。そのときまでは、くじけずにがんばろう・・という趣旨である。
4月の学校には、新入生が学校生活に希望を持って、あるいは不安を持って入学してくる。新採用の先生方も、同じように希望と不安を持って教職生活を開始する。転校生や、転任職員として新たな学校に赴任してくる新しいメンバーもいる。
4月当初から1学期の間は、環境の変化の中で戸惑うことが多いことと思う。
ぜひ、周りにいる先生方、そして管理職の皆さん、新しい仲間たちが、スムーズに学校生活や教職生活に溶け込めるようサポートをお願いしたい。
4月の年度初めはみんな忙しい。
でも、少しの心の余裕を持って、新しく学校生活を始めた子どもたちや先生方と笑顔で向き合っていただければと思う。
〔初等中等教育企画課長 常盤 豊〕
平成20年度がスタートしました。
本年度も初中教育ニュースをお読みいただきありがとうございます。
さて、平成19年度の教育界では、教育3法が成立し、これを受けて幼稚園教育要領や小学校・中学校の学習指導要領が改訂されるという大きな動きがありました。また、特別支援教育のスタート、全国学力・学習状況調査の実施、教育条件の整備など、このほかにも様々な改革の動きがありました。
このメルマガではその時々に応じて月2回の定期号だけでなく臨時増刊号も発刊しつつこうした動きをお伝えしてまいりました。
今年度も昨年度に引き続きいろいろな動きがありそうです。その中で最も重要なものの一つに教育振興基本計画の策定があります。これは平成18年に改正された教育基本法の中で国が定めることとされた計画で、今後10年間を通じて目指すべき教育の姿を見据えつつ、今後5年間でどのような施策を講じていくのかを盛り込んだ、我が国初めての教育全体のマスタープランです。この計画が策定されると、今後は各自治体レベルでもこれまでの計画の見直しや新たな計画策定の動きが出てくることになるでしょう。このようにして、教育基本法の改正や教育3法などで盛り込まれていた改革の理念や内容が次第に実行に移されていくことになります。
今年度は、こうした動向をはじめ文部科学省がこれからの教育の在り方をどのように考えているか、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。登録していただいている読者の数も平成17年には7,000名でしたが今年の4月8日現在では2万5,000名を超えており、発行する責任も年々重たくなってきていると実感しています。
今年度も新たなメンバーを加えて、皆様にとって必要と思われる情報を積極的にお伝えしていきたいと思いますのでどうぞご愛読をよろしくお願いいたします。
〔初等中等教育企画課教育制度改革室長 淵上 孝〕
「初中教育ニュース」編集部
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2007)
Copyright (C) Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology