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青少年が利用する学校非公式サイト(匿名掲示板)等に関する調査について(概要)

スポーツ・青少年局青少年課
平成20年4月15日

1.趣旨・特色

  • 中高生のインターネットコンテンツ利用の実態(形態・種類や数、書き込み内容や利用方法等)をウェブサイト検索やアンケートにより調査、分析することにより、その実態を把握する。
  • 学校管理者が公式に運営しているホームページ以外の、中高生が携帯電話やインターネットを通じて閲覧、書き込み、管理運営等を行うことができる公開型の各種サイトやスレッド(注1)全般を対象に調査を実施。

(注1)スレッド:電子掲示板等において、ある特定の話題に関する投稿の集まり

2.調査方法

(1)学校非公式サイトの利用実態調査(ウェブサイト調査)

 ポータルサイト「全国学校サイトランク(注2)」や巨大掲示板「2ちゃんねる」等から探索するとともに、個別の学校非公式サイトの管理人や利用者(中高生)から収集した未登録サイトの情報等から探索した。

1青少年が利用する学校非公式サイトのウェブサイト数に関する調査

 一般的な青少年が利用する学校非公式サイトのポータルサイトから、サイト数を調査した。

2書き込み内容に関する調査

 調査地域を限定(群馬県、兵庫県、静岡県)し、青少年が利用する学校非公式サイトに書き込まれた内容について調査した。

(注2)全国学校サイトランク:多数の非公式サイトを地域別等にランキング形式で紹介しているポータルサイト

(2)アンケート調査

 (1)2にあげた地域(群馬県、兵庫県、静岡県)の中高生2,418人(回答1,522人、回収率63パーセント)に対して、サイトの閲覧・書き込みの実態等16項目にわたる設問についてアンケート調査を行った。

3.結果概要

(1)学校非公式サイトの利用実態調査(ウェブサイト調査)

1青少年が利用する学校非公式サイトのウェブサイト数に関する調査

  1. サイト・スレッド数38,260件(平成20年1月〜3月現在で確認できたもの。)
  2. 形態
    • a 特定学校非公式サイト…858件
      (特定の学校の生徒が閲覧や書き込みをするもの)
    • b 一般学校非公式サイト…1,931件
      (全国の中高生が誰でも掲示板を閲覧し書き込みもできるもの「Teens学園」、「高校生のしゃべり場」等)
    • c スレッド型学校非公式サイト…33,527件
      (「2ちゃんねる」など巨大掲示板にスレッドとして掲載されているもの)
    • d グループ・ホームページ型非公式サイト…1,944件
      (生徒が「個人ホムペ」と呼び、数人のグループで遊ぶサイト)

【図1】

2サイト・スレッドの書き込み内容(約2,000件のうち)

  1. 「キモイ」,「うざい」等の誹謗・中傷の32語が含まれる…50パーセント
  2. 性器の俗称などわいせつな12語が含まれる…37パーセント
  3. 「死ね」,「消えろ」,「殺す」等暴力を誘発する20語が含まれる…27パーセント

【図2】

(2)アンケート調査

1学校非公式サイトの認知度

 学校非公式サイトの認知度をみると、「知っている」人は33.0パーセント(1,522人中502人)となっている。

2学校非公式サイトの閲覧経験

 学校非公式サイトを知っている人について、閲覧経験をみると、「見たことがある」が70.5パーセント(502人中354人)となっている。回答者全体に占める割合は23.3パーセント(1,522人中354人)である。

3学校非公式サイトへの書き込み経験

 学校非公式サイトへの閲覧経験がある人について、書き込んだ経験をみると、「書き込んだことがある」人は13.8パーセント(354人中49人)である。

4学校非公式サイトへの閲覧の目的(複数回答)

 学校非公式サイトへの閲覧経験がある人について、閲覧の目的をみると、「暇つぶし」が76.8パーセント(354人中272人)と最も割合が高い。ついで、「友達に関する情報交換」が14.1パーセント(354人中、50人)、「その他学校生活や先生等に関する情報交換」が11.9パーセント(354人中42人)、「クラブ・部活動の情報交換」10.2パーセント(354人中36人)となっている。

5フィルタリングの必要性(クロス集計、複数回答)

 親や教師・警察などからインターネットの危険性について説明を受けている生徒については、85.5パーセント(1,625人中1,390人)がフィルタリングの活用の必要性を「必要」又は「ある程度必要」と感じている。一方、説明等を受けていない生徒の4割がフィルタリングを全く必要としないと回答している。

4.今後の対応等

 今回の調査により、中・高の学校数に比して相当数の非公式サイトがあることがわかった。また、その9割近くは「2ちゃんねる」など巨大掲示板にスレッドとして掲載されているものである。さらに「キモイ」「うざい」など誹謗・中傷の言葉がふくまれるものが抽出調査したサイトの半数に含まれるなど、非公式サイトの実態が明らかとなった。また、併せて実施したアンケート調査により、非公式サイトの利用実態やフィルタリングの認識などについて明らかとなった。
 今後は、さまざまな機会をとおして今回の調査結果について周知を図り、引き続き学校における情報モラル教育の推進や子ども向けリーフレットの配付などによる啓発活動を推進する必要がある。また、この結果を踏まえて平成19年11月に発足した「ネット安全安心全国推進会議」等において、関係機関・団体が連携し、社会総がかりでフィルタリングの普及、啓発などの効果的な取組について効果的な検討を行い、青少年を取り巻く有害情報対策を一層推進していく必要がある。