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「原子力の日」における第3回「はかるくん博士 大募集!」受賞作品発表について

平成16年10月26日
文部科学省

 10月26日の「原子力の日」は、我が国が国際原子力機関(IAEA)憲章に調印した日(昭和31年10月26日)と、我が国で初めて原子力発電を行った日(昭和38年10月26日)にちなみ、昭和39年に設けられた記念日であり、今年で41回目を迎えます。毎年この日を中心として、広く国民の皆様に原子力についての理解と認識を深めていただくため、各地において様々な行事を行っております。
文部科学省では放射線に関する基礎知識の普及を目的として、平成元年度より、身の回りの自然放射線を簡単に測定できる簡易放射線測定器「はかるくん」の貸出しを行い、一般の人の測定体験、学校の学習での利用、夏休みの自由研究等、「はかるくん」の活用を通して多くの人に放射線の知識を深めていただいております。
 この事業の一環として、文部科学省と財団法人放射線計測協会の主催により、第3回簡易放射線測定器「はかるくん」活用コンクールを実施いたしました。
 募集にあたっては、「はかるくん博士 大募集!」と題し、「はかるくん」を使った夏休みの自由研究、測定レポ−ト、体験談などを作品として提出していただきました。
 本年6月15日から9月21日まで募集を行った結果、小学生から160件、中学生から34件、高校・一般から12件、合計206件の応募がありました。
 その中から中沢正治(なかざわ まさはる)審査委員長を始めとする各審査委員の皆様の厳正な審査により、文部科学大臣賞(個人)・はかるくん博士は植木智隆(うえき ともたか)さん(9歳)、文部科学大臣賞(団体)・はかるくん博士は奈良学園中学校・高等学校・科学館を愛する生徒の会(ならがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう・かがくかんをあいするせいとのかい)の作品を、財団法人放射線計測協会理事長賞は渡辺奈央(わたなべ なお)さん(11歳)、茨城県下妻市立下妻小学校(いばらきけんしもつましりつしもつましょうがっこう)の作品を、奨励賞は小学生から3点、中学生から1点のあわせて4点が選ばれました。さらに、審査員賞として6点が選ばれました。
 表彰式は、11月4日(木曜日)午前11時より日本原子力研究所東海研究所 先端基礎研究交流棟(茨城県那珂郡東海村白方白根2-4)で行われ、審査委員の出席の下に受賞者に対する表彰が行われます。


問合せ先: 文部科学省研究開発局開発企画課立地地域対策室 北郷、木下
電話 03-6734-4131
財団法人放射線計測協会業務部業務課 石沢、舟生
電話 029-282-0421

審査員        
審査委員長   中沢 正治(なかざわ まさはる)   東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻 教授
審査委員   石川 千秋(いしかわ ちあき)   東京都立国分寺高等学校 教諭
    岸野 安彦(きしの やすひこ)   明治大学理工学部 講師
    戸田 一郎(とだ いちろう)   北陸電力エネルギー科学館・ワンダーラボ 顧問
    仁科 浩二郎(にしな こうじろう)   愛知淑徳大学現代社会学部 教授
    播磨 良子(はりま よしこ)   株式会社CRCソリューションズ 顧問
    若山 直昭(わかやま なおあき)   東海村 教育委員
    和田 肩羊(わだ けんよう)   東海村立白方小学校 校長

受賞者(以下敬称略)
[文部科学大臣賞・はかるくん博士(個人)]
  植木 智隆(うえき ともたか)   (9歳 山口県 小学4年生)   はかるくん 3億5000万年の旅

[文部科学大臣賞・はかるくん博士(団体)]
  奈良学園中学校・高等学校 科学館を愛する生徒の会
(ならがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう かがくかんをあいするせいとのかい)
 大沼 慶太(おおぬま けいた) 他23名
   「はかるくんが語る広島、人の心を通して見た広島」−被爆地の放射線事情をさぐる−

[財団法人 放射線計測協会理事長賞]
  渡辺 奈央(わたなべ なお)   (11歳 愛媛県 小学6年生)   自然界の放射線2
  茨城県下妻市立下妻小学校 放射線計測班
(いばらきけんしもつましりつしもつましょうがっこう ほうしゃせんけいそくはん)
 稲川 舜(いながわ しゅん) 他4名
緊急指令!はかる君と共に放射線を追え!
−下妻市と周辺地域、及び軽井沢〜立山黒部アルペンルートの放射線の測定−

[奨励賞]
  倉重 南菜子(くらしげ ななこ)   (9歳 茨城県 小学3年生) 他1名   放射線をさがせ! 放射線測定器「はかるくん」を使って
  田口 誠也(たぐち せいや)   (9歳 岐阜県 小学3年生)   田口誠也の放射線ってなんだろう?
  稲田 裕子(いなだ ゆうこ)   (11歳 愛媛県 小学6年生)   放射線を測ろう。
  菅野 仁紀(かんの まさき)   (14歳 福島県 中学2年生) 他2名   自然放射線を測定しようPART2

[審査員賞]
  菊池 直樹(きくち なおき)   (12歳 茨城県 小学6年生) 他1名   放射線量『食べ物』オリンピック! “食べ物の放射線をはかってみよう”
  橋本 賢(はしもと さとし)   (12歳 東京都 小学6年生)   石コロ65選
  山川 翔子(やまかわ しょうこ)   (14歳 兵庫県 中学3年生) 他1名   身近な場所の放射線調査Part3
 
茨城県那珂郡東海村立白方小学校
(いばらきけんなかぐんとうかいそんりつしらかたしょうがっこう)
 大江 閑果(おおえ のどか) 他38名
          私の家を測ってみよう!! 他23点
 
徳島県板野郡板野町立板野南小学校
(とくしまけんいたのぐんいたのちょうりついたのみなみしょうがっこう)
 安喜 龍児(あき りゅうじ) 他41名
          みんな、ほうしゃ線の中でくらしているんだね!
 
奈良県立王寺工業高等学校
(ならけんりつおうじこうぎょうこうとうがっこう)
 瓜阪 元矢(うりさか げんや) 他4名
          放射線HUNTERS=百聞は一見にしかず?=

(中沢審査委員長講評)
 毎年多くの方々が簡易放射線測定器「はかるくん」を使って、創意工夫を凝らし、色々な視点で自分なりのアプローチを考え、はかるくん博士にチャレンジしてくれることにとても大きな感動と新たな驚きを覚えます。今年で3回目を迎えるこのコンクールも回数を重ねる毎にレベルアップし、優劣をつけなければならない責任感と素晴らしい作品に出会える喜びを感じます。
 文部科学大臣賞(個人)に選ばれました山口県の植木智隆さん(小学4年生)の作品は、地域によって放射線量が微妙に違うことに気づき、家族の暮らしてきた環境や年月を基に、今まで受けてきた放射線量を比較して検討しています。さらに自然界にも目を向け、実際に現地に出向いて調査をする行動力と好奇心、また、その着眼点のユニークさと緻密な計算方法などが評価されました。
 文部科学大臣賞(団体)に選ばれました奈良学園中学校・高等学校の作品は、実験方法を工夫し、論理的なアプローチを行うことに加え、偏見をテーマに広島で実測とアンケートを行い、人の心を通して放射線を見つめるという心理的側面からの取り組みは、このコンクールの作品として斬新です。グループの行動力と生徒の素直な思いを結びつけたボリュームのある読み応えのある作品です。
 その他各賞に選ばれました作品についても、単なる放射線の測定といった枠を越えた独創性のある作品が多く見られ、物を測定して比較するという従来から行われている手法に加え、さらにもう一歩踏み込んだ作品が、今という時代を感じさせ、生きている作品として審査員の心を捉えました。
 1分間の測定から始まり、1枚のレポートに仕上げるまでには大変な労力が費やされることと思います。そこから1つ作品を作り上げるためには更なる労力と知恵が必要となるでしょう。そしてもう一つ、作者の熱意が注ぎ込まれたものが素晴らしい作品になり、選ばれたものと思います。
 また、「はかるくん」という測定器を通して、身の回りの自然界にも放射線が存在することを広く認識してもらい、放射線に対する理解を深めていただきたいと思います。是非、今後も「はかるくん」を使って科学の探求に挑戦して下さい。


添付-1 文部科学大臣賞・はかるくん博士(個人) 受賞作品カラーコピー(PDF:190KB)
添付-2 文部科学大臣賞・はかるくん博士(団体) 受賞作品カラーコピー(PDF:192KB)


(研究開発局開発企画課立地地域対策室)

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