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HIV感染者情報について

10体学第六〇の三号

平成一〇年九月三〇日
各都道府県・指定都市教育委員会学校保健主管課長・各都道府県私立学校主管課長あて
文部省体育局学校健康教育課長送付

HIV感染者情報について

標記のことについて、平成一〇年九月二九日付け、厚生省エイズ動向委員会(旧エイズサーベイランス委員会)から別紙のとおり報告がありましたので送付します。

なお、各都道府県教育委員会におかれましては、貴管下の関係機関に対しても周知方お願いします。

別紙

平成一〇年九月二九日

エイズ動向委員会の結果報告について

一 平成一〇年七月一日から八月末日までの間に、医師から各都道府県知事、指定都市市長、中核市市長に報告されたエイズ患者は三九件、HIV感染者七二件であった。

患者三九件、感染者七二件の内訳は、

[cir1 ] 感染原因では、異性間の性的接触による患者一六件、感染者三二件、同性間の性的接触による患者六件、感染者二一件、静注薬物濫用による感染者一件、その他による感染者一件、原因不明の患者一七件、感染者一七件であった。(表一―一、一―二)

[cir2 ] 性別では、男性患者三三件、感染者五五件、女性患者六件、感染者一七件であった。

[cir3 ] 年齢区分別では、患者は、二〇代六件、三〇代一三件、四〇代一三件、五〇歳以上七件、感染者は、二〇代二二件、三〇代三〇件、四〇代八件、五〇歳以上一二件、であった。(表二―一、二―二)

[cir4 ] 国籍別では、日本人患者二九件、感染者四八件、外国人患者一〇件、感染者二四件であった。

[cir5 ] 感染地域別では、国内で感染した患者一七件、感染者四〇件、海外で感染した患者一〇件、感染者一二件、感染地域不明患者一二件、感染者二〇件であった。(表三―一、三―二)

二 患者三九件、感染者七二件の報告のうち、患者一六件、感染者三二件が異性間の性的接触によるものであった。このうち、日本人の報告は男性が患者一二件、感染者一六件、女性が患者二件、感染者八件であり、男女合わせると、患者一四件、感染者二四件(表一―一、一―二)であった。

また、外国人患者及び感染者の性別内訳は男性患者七件、感染者一六件、女性患者三件、感染者八件であった。

三 今回一二名の死亡報告があり、「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告と合わせ累積死亡報告数は一、〇六九名となった。

四 平成一〇年一月から八月末日までの献血件数四、〇五八、九四五件のうちHIV抗体陽性件数は三八件であった。

平成一〇年九月二九日

山崎委員長コメント

一) 今回(平成一〇年七月から八月末日まで)のエイズ動向委員会への報告は、患者三九件(前回四〇件)、感染者七二件(前回七九件)であり、うち転症例は一件(前回三件)でした。

前回と比較して、日本人患者が三件増、外国人患者が四件減、日本人感染者が七件減、外国人感染者が同数であり、トータルでは患者が一件減、感染者が七件減となっております。

二) 今回の報告の特徴は、患者・感染者の報告が一一一件と過去五番目と同数、日本人患者・感染者の報告数が七七件と過去五番目に多く、うち異性間性的接触による報告数が三八件と過去四番目と同数であり、また日本人女性の患者・感染者の報告数も一二件と過去四番目と同数であったということです。

三) 今回、推定される感染の原因が国内の輸血と記載されたHIV感染の報告が一例ありましたが、詳細については担当部局において調査しているところであります。

今回はHIV抗体検査導入以前の症例ではありますが、感染の可能性があると思う人には献血を控えるよう注意喚起するとともに、献血時の問診などによるチェックの徹底をはかる必要があります。

四) 平成一〇年九月二五日付で、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が可決・成立し、平成一一年四月一日付で施行されることとなりました。この法律により、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」は廃止され、エイズは四類感染症の一疾病と位置づけられることとなるわけですが、患者・感染者が増加傾向にある現状においては、エイズ対策の充実・強化はますます重要であり、対策の基本であるエイズ動向調査は今後とも継続し、エイズ対策に生かしていくこととなっております。

都道府県別患者累積報告状況


都道府県名

患者報告件数

(件)

構成割合

(%)

ブロック別

患者報告件数

(件)

構成割合

(%)

1 北海道

24(2)

2.0

24

2.0

2 青森県

3(0)

0.2

東北 33

2.7

3 岩手県

5(0)

0.4

 

 

4 宮城県

11(1)

0.9

 

 

5 秋田県

3(0)

0.2

 

 

6 山形県

5(0)

0.4

 

 

7 福島県

6(0)

0.5

 

 

8 茨城県

86(4)

7.1

関東・甲信越 869

72.0

9 栃木県

35(1)

2.9

 

 

10 群馬県

26(0)

2.2

 

 

11 埼玉県

62(1)

5.1

 

 

12 千葉県

99(4)

8.2

 

 

13 東京都

396(15)

32.8

 

 

14 神奈川県

113(2)

9.4

 

 

15 新潟県

7(0)

0.6

 

 

16 山梨県

11(0)

0.9

 

 

17 長野県

34(1)

2.8

 

 

18 富山県

3(0)

0.2

北陸 12

1.0

19 石川県

3(0)

0.2

 

 

20 福井県

6(1)

0.5

 

 

21 岐阜県

14(0)

1.2

東海 107

8.9

22 静岡県

36(2)

3.0

 

 

23 愛知県

46(1)

3.8

 

 

24 三重県

11(0)

0.9

 

 

25 滋賀県

5(1)

0.4

近畿 101

8.4

26 京都府

16(1)

1.3

 

 

27 大阪府

54(0)

4.5

 

 

28 兵庫県

18(0)

1.5

 

 

29 奈良県

3(0)

0.2

 

 

30 和歌山県

5(0)

0.4

 

 

31 鳥取県

1(0)

0.1

中国・四国 19

1.6

32 島根県

1(0)

0.1

 

 

33 岡山県

1(0)

0.1

 

 

34 広島県

6(1)

0.5

 

 

35 山口県

2(0)

0.2

 

 

36 徳島県

1(0)

0.1

 

 

37 香川県

1(0)

0.1

 

 

38 愛媛県

5(0)

0.4

 

 

39 高知県

1(0)

0.1

 

 

40 福岡県

16(1)

1.3

九州・沖縄 42

3.5

41 佐賀県

1(0)

0.1

 

 

42 長崎県

5(0)

0.4

 

 

43 熊本県

4(0)

0.3

 

 

44 大分県

1(0)

0.1

 

 

45 宮崎県

1(0)

0.1

 

 

46 鹿児島県

5(0)

0.4

 

 

47 沖縄県

9(0)

0.7

 

 

合計

1,207(39)

100.0

1,207

100.0

(平成10年8月末現在)

注:凝固因子製剤による患者は除く。

( )内は今回報告件数(平成10年7月~8月分)である。

都道府県別感染者累積報告状況


都道府県名

感染者報告件数

(件)

構成割合

(%)

ブロック別

感染者報告件数

(件)

構成割合

(%)

1 北海道

15(0)

0.5

15

0.5

2 青森県

6(0)

0.2

東北 38

1.4

3 岩手県

3(0)

0.1

 

 

4 宮城県

10(1)

0.4

 

 

5 秋田県

3(0)

0.1

 

 

6 山形県

4(0)

0.1

 

 

7 福島県

12(2)

0.4

 

 

8 茨城県

294(4)

10.6

関東・甲信越 2,150

77.5

9 栃木県

67(0)

2.4

 

 

10 群馬県

50(1)

1.8

 

 

11 埼玉県

134(2)

4.8

 

 

12 千葉県

234(7)

8.4

 

 

13 東京都

920(31)

33.2

 

 

14 神奈川県

231(13)

8.3

 

 

15 新潟県

33(0)

1.2

 

 

16 山梨県

42(0)

1.5

 

 

17 長野県

145(0)

5.2

 

 

18 富山県

4(0)

0.1

北陸 18

0.6

19 石川県

1(0)

0.0

 

 

20 福井県

13(0)

0.5

 

 

21 岐阜県

14(0)

0.5

東海 216

7.8

22 静岡県

66(3)

2.4

 

 

23 愛知県

91(1)

3.3

 

 

24 三重県

45(0)

1.6

 

 

25 滋賀県

8(2)

0.3

近畿 230

8.3

26 京都府

32(0)

1.2

 

 

27 大阪府

137(4)

4.9

 

 

28 兵庫県

27(0)

1.0

 

 

29 奈良県

18(0)

0.6

 

 

30 和歌山県

8(0)

0.3

 

 

31 鳥取県

2(0)

0.1

中国・四国 46

1.7

32 島根県

4(0)

0.1

 

 

33 岡山県

5(0)

0.2

 

 

34 広島県

14(0)

0.5

 

 

35 山口県

6(0)

0.2

 

 

36 徳島県

2(0)

0.1

 

 

37 香川県

3(0)

0.1

 

 

38 愛媛県

3(0)

0.1

 

 

39 高知県

7(0)

0.3

 

 

40 福岡県

33(0)

1.2

九州・沖縄 62

2.2

41 佐賀県

0(0)

0.0

 

 

42 長崎県

7(1)

0.3

 

 

43 熊本県

3(0)

0.1

 

 

44 大分県

2(0)

0.1

 

 

45 宮崎県

0(0)

0.0

 

 

46 鹿児島県

8(0)

0.3

 

 

47 沖縄県

9(0)

0.3

 

 

合計

2,775(72)

100.0

2,775

100.0

(平成10年8月末現在)

注:凝固因子製剤による感染者は除く。

( )内は今回報告件数(平成10年7月~8月分)である。

HIV感染者情報

〔平成10年7月1日~8月末日〕

1―1 性別・感染原因別患者数

(単位:件)


 

男性

女性

合計

異性間の性的接触

14(2)

2(0)

16(2)

同性間の性的接触

6(1)

0(0)

6(1)

静注薬物濫用

0(0)

0(0)

0(0)

母子感染

0(0)

0(0)

0(0)

その他

0(0)

0(0)

0(0)

不明

13(4)

4(3)

17(7)

合計

33(7)

6(3)

39(10)

注:( )内は外国人再掲数

1―2 性別・感染原因別感染者数

(単位:件)


 

男性

女性

合計

異性間の性的接触

20(4)

12(4)

32(8)

同性間の性的接触

21(6)

0(0)

21(6)

静注薬物濫用

1(1)

0(0)

1(1)

母子感染

0(0)

0(0)

0(0)

その他

1(0)

0(0)

1(0)

不明

12(5)

5(4)

17(9)

合計

55(16)

17(8)

72(24)

注:( )内は外国人再掲数

2―1 性別・年齢別患者数

(単位:件)


 

男性

女性

合計

10歳未満

0(0)

0(0)

0(0)

10~19

0(0)

0(0)

0(0)

20~29

4(3)

2(2)

6(5)

30~39

10(4)

3(1)

13(5)

40~49

13(0)

0(0)

13(0)

50歳以上

6(0)

1(0)

7(0)

不明

0(0)

0(0)

0(0)

合計

33(7)

6(3)

39(10)

注:( )内は外国人再掲数

2―2 性別・年齢別感染者数

(単位:件)


 

男性

女性

合計

10歳未満

0(0)

0(0)

0(0)

10~19

0(0)

0(0)

0(0)

20~29

14(4)

8(4)

22(8)

30~39

24(12)

6(4)

30(16)

40~49

7(0)

1(0)

8(0)

50歳以上

10(0)

2(0)

12(0)

不明

0(0)

0(0)

0(0)

合計

55(16)

17(8)

72(24)

注:( )内は外国人再掲数

3―1 性別・感染地域別患者数

(単位:件)


 

男性

女性

合計

国内

16(1)

1(0)

17(1)

海外

8(3)

2(1)

10(4)

不明

9(3)

3(2)

12(5)

合計

33(7)

6(3)

39(10)

注:( )内は外国人再掲数

3―2 性別・感染地域別感染者数

(単位:件)


 

男性

女性

合計

国内

35(5)

5(0)

40(5)

海外

10(7)

2(2)

12(9)

不明

10(4)

10(6)

20(10)

合計

55(16)

17(8)

72(24)

注:( )内は外国人再掲数

エイズ患者等の届出状況等 

〔平成10年8月末現在〕

1 日本のエイズ患者の届出状況

(単位:件)


 

男性

女性

合計

異性間の性的接触

435(85)

90(46)

525(131)

同性間の性的接触*1

289(39)

0(0)

289(39)

静注薬物濫用

13(9)

0(0)

13(9)

母子感染

7(1)

3(1)

10(2)

その他

18(5)

8(2)

26(7)

不明

277(107)

67(50)

344(157)

小計

1,039(246)

168(99)

1,207(345)

凝固因子製剤*2

624(…)

7(…)

631(…)

患者合計

1,663(246)

175(99)

1,838(345)

( )内は外国人再掲数

注:

*1 男性両性愛者(25件)を含む。

*2 平成9年10月末現在における「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」施行後(平成元年2月17日以降)、凝固因子製剤が原因とされている者は、報告の対象から除外されている。

2 HIV感染者の届出状況

(単位:件)


 

男性

女性

合計

異性間の性的接触

647(135)

701(497)

1,348(632)

同性間の性的接触*1

658(88)

0(0)

658(88)

静注薬物濫用

18(13)

0(0)

18(13)

母子感染

9(2)

11(6)

20(8)

その他

27(10)

24(6)

51(16)

不明

279(142)

401(380)

680(522)

小計

1,638(390)

1,137(889)

2,775(1,279)

凝固因子製剤*2

1,417(…)

17(…)

1,434(…)*3

感染者合計

3,055(390)

1,154(889)

4,209(1,279)

( )内は外国人再掲数

注:

*1 男性両性愛者(35件)を含む。

*2 平成9年10月末現在における「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」施行後(平成元年2月17日以降)、凝固因子製剤が原因とされている者は、報告の対象から除外されている。

*3 患者631名を含む。

3 累積死亡者数 1,069名

*1 上記死亡者数には、「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの累積死亡報告数493名が含まれる。

(参考)

・凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者等の状況

・性別・年齢区分別・感染地域別患者・感染者数(法施行後)

(単位:件)


 

男性

女性

合計

 

国内

海外

不明

国内

海外

不明

国内

海外

不明

10歳未満

9

1

0

10

6

4

1

11

15

5

1

21

 

7

0

0

7

1

2

0

3

8

2

0

10

10~19

7

0

1

8

15

43

34

92

22

43

35

100

 

0

0

0

0

1

0

1

2

1

0

1

2

20~29

303

101

82

486

142

263

362

767

445

364

444

1,253

 

54

55

39

148

13

15

32

60

67

70

71

208

30~39

254

165

105

524

55

42

83

180

309

207

188

704

 

115

115

83

313

13

24

19

56

128

139

102

369

40~49

188

87

56

331

15

9

8

32

203

96

64

363

 

131

80

82

293

3

10

5

18

134

90

87

311

50歳以上

121

50

36

207

26

0

1

27

147

50

37

234

 

109

65

65

239

15

1

5

21

124

66

70

260

不明

0

1

2

3

0

4

1

5

0

5

3

8

 

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

合計

882

405

282

1,569

259

365

490

1,114

1,141

770

772

2,683

 

416

315

269

1,000

46

52

62

160

462

367

331

1,160

※上段:感染者、下段:患者

(参考)世界のエイズ患者の状況(1998年6月20日現在、WHO報告)


地域

患者発生状況

患者数

人口

アフリカ州

(54カ国)

686,256人

タンザニア

97,621人

23,126千人

 

ケニア

78,765

21,433

 

 

ジンバブエ

70,669

10,412

アメリカ州(45カ国)

889,465

アメリカ合衆国

641,068

248,709

 

ブラジル

120,399

146,825

 

 

メキシコ

35,119

81,249

アジア州(42カ国)

101,429

タイ

83,357

54,532

 

インド

6,252

846,302

 

 

日本

1,799

126,220

ヨーロッパ州(40カ国)

207,890

スペイン

50,155

39,433

 

フランス

47,953

56,634

 

 

イタリア

41,627

59,103

オセアニア州(16カ国)

8,744

オーストラリア

7,571

16,850

計(197カ国)

1,893,784

 

 

 

( )内は、患者報告のあった国数である。

注:※1 日本の患者数は1998年6月末現在

-- 登録:平成21年以前 --