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学校教育における「現代仮名遣い」の取扱いについて

文初小第二四一号

昭和六一年七月一日
各都道府県教育委員会教育長・各都道府県知事・附属学校を置く各国立大学長・国立久里浜養護学校長あて
文部省初等中等教育局長通知

学校教育における「現代仮名遣い」の取扱いについて

このたび、さきに行われた国語審議会の答申「「現代かなづかい」の改定について」に基づき、昭和六一年七月一日、内閣告示第一号をもって、「現代仮名遣い」が告示されました。

この告示は、一般の社会生活において現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころとして定められたものです。

ついては、学校教育においても、この告示に従って現代仮名遣いの指導を行う必要がありますので、左記事項を了知の上、貴管下の教育委員会、学校に対し適切な指導をされるようお願いします。

一 小、中、高等学校における現代仮名遣いの指導については、原則として、この告示によるものとすること。

なお、告示の本文第二の五の(2)のなお書きの部分の取扱いについては、原則として本則により指導するものとし、許容の部分については中・高等学校において指導するものとすること。

二 前記の取扱いについては、昭和六二年度から実施するものとすること。

三 盲学校、聾学校及び養護学校の小学部、中学部及び高等部における「現代仮名遣い」の取扱いについては、前記一及び二に準ずるものとすること。

(参考)

「現代かなづかい」と「現代仮名遣い」の内容の対比


事項

  

現代かなづかい

学校教育

現代仮名遣い

学校教育

助詞「は」「へ」

「は」「へ」と書くことを本則とする(細則第4、第8)。

「わ」「え」と書くことも許容すると解釈されている。

本則(細則第4、第8)によって、「は」「へ」と書くことで指導する。

「は」「へ」と書く。(許容を省く。)

従来どおり。

オ列長音

オ列の仮名に「う」をつけて書くことを本則とする(細則備考第5、第8)。

「お」や「ー」をつけて書くことも許容すると解釈されている。

本則(細則備考第5、第8)によって、「う」をつけて書くことで指導する。

「う」をつけて書く。(許容を省く。)

従来どおり。

「じ、ぢ」「ず、づ」の使い分けのうち、現代語の意識では二語に分解しにくい語。

(例)「せかいじゅう」「いなずま」など。

「じ」「ず」を用いる。(昭和31年国語審議会報告「正書法について」)

「じ」「ず」と書くことで指導する。

「じ」「ず」を用いて書くことを本則として、「ぢ」「づ」を用いることも許容する。

本則により指導することを原則とし、許容については中・高等学校で指導する。

「とけい(時計)」「ていねい(丁寧)」などでエ列長音で発音されることのあるもの。

説明的な記述なし。(エ列長音「ねえさん(姉さん)」「ええ(応答の語)」については細則第11)

「とけい」、「ていねい」と書くことで指導する。

エ列の仮名に「い」をつけて書く。

従来どおり。

-- 登録:平成21年以前 --