ここからサイトの主なメニューです

オキシダントによると思われる公害発生の際の措置について

文体保第一七七号

昭和四五年七月二四日
各都道府県教育委員会教育長・各都道府県知事・附属学校を置く各国立大学長あて
文部省体育局長通達

オキシダントによると思われる公害発生の際の措置について

七月一八日正午頃東京都および埼玉県の一部の地域の学校において児童生徒が、汚染された大気に紫外線が作用して発生する、いわゆるオキシダントに起因すると思われる眼粘膜刺戟、せきなどの症状を呈した事例がありました。

ついては、オキシダントが児童生徒の健康によくない影響をあたえることをじゆうぶん理解され、貴都道府県の公害主管部(局)等と連絡を密にし、被害の防止に万全を期するとともに、貴管内の市町村教育委員会および学校等に対して、とくに、下記事項に留意し、この種の公害発生に際して適切な措置を講ずるよう配慮方お願いします。

1 オキシダントによる公害の発生が予想され、また、発生したと思われる場合は、児童生徒をすみやかに校舎内に入れ、とくに風向きを考慮して、窓を閉鎖するなど適切な措置を講ずること。

2 オキシダントによる影響を受けたと思われる児童生徒に対しては、すみやかに洗眼、うがい等を行なわせること。

3 児童生徒等が、オキシダントによる影響を受けたと思われる場合には、学校医などに連絡し、その指示を受けること。

なお、とくに症状のひどい児童生徒等については、医療機関に移送し、専門的な診療を受けること。

4 オキシダントの発生時の状況や児童生徒等の症状などについては、すみやかに教育委員会、保健所等の関係機関に連絡するなど、事後措置の万全を期すること。

〔参考〕

オキシダントは、光化学的スモツグともいい、排気ガスなどとして大気中に放出された窒素酸化物および炭化水素類が紫外線の影響を受けて発生する酸化性物質のことである。

このオキシダントは、ふつう太陽光線の強い六月から八月頃の午前一〇時頃から午後二時頃までの間で、無風または微風のときに多く発生するといわれている。

 

 

 

 

-- 登録:平成21年以前 --