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昭和二十八年運輸省告示第五十八号(気象庁風力階級表等)

運輸省告示第五十八号

昭和二十八年運輸省告示第五十八号(気象庁風力階級表等)

気象業務法施行令(昭和二十七年政令第四百七十一号)第二条第二項の規定に基き、中央気象台風力階級表等を次のように定める。

昭和二十八年二月二十日

昭和三〇年一二月二九日運輸省告示第六五八号 改正 
昭和三一年七月二日気象庁告示第一号 
昭和三七年九月二七日気象庁告示第七号 
昭和三九年二月一九日気象庁告示第一号 
昭和三九年一二月九日気象庁告示第六号 
昭和四二年一〇月三〇日気象庁告示第二号 
昭和四五年一二月二四日気象庁告示第六号 
昭和五三年一〇月二日気象庁告示第六号 
昭和六三年三月二日気象庁告示第三号

一 気象庁風力階級表(ビユーフオート風力階級表)

風力階級

開けた平らな地面から一〇メートルの高さにおける相当風速

説明

※ おおよその波高

ノツト

メートル毎秒

キロメートル毎時

マイル毎時

陸上

海上

メートル

フイート

0

一未満

〇、〇から〇、三未満

一未満

一未満

静穏 煙はまつすぐに昇る。

鏡のような海面

1

一以上四未満

〇、三以上一、六未満

一以上六未満

一以上四未満

風向は、煙がなびくのでわかるが風見には感じない。

うろこのようなさゞなみができるが、波がしらにあわはない。

〇、一(〇、一)

四分の一(四分の一)

2

四以上七未満

一、六以上三、四未満

六以上一二未満

四以上八未満

顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動きだす。

小波の小さいもので、まだ短いがはつきりしてくる。波がしらはなめらかに見え、砕けていない。

〇、二(〇、三)

二分の一(一)

3

七以上一一未満

三、四以上五、五未満

一二以上二〇未満

八以上一三未満

木の葉や細い小枝がたえず動く。軽い旗が開く。

小波の大きいもの。波がしらが砕けはじめる。あわはガラスのように見える。ところどころ白波が現われることがある。

〇、六(一)

二(三)

4

一一以上一七未満

五、五以上八、〇未満

二〇以上二九未満

一三以上一九未満

砂ほこりが立ち、紙片が舞い上る。小枝が動く。

波の小さいもので、長くなる。白波がかなり多くなる。

一(一、五)

三か二分の一(五)

5

一七以上二二未満

八、〇以上一〇、八未満

二九以上三九未満

一九以上二五未満

葉のあるかん木がゆれはじめる。池や沼の水面に波がしらが立つ。

波の中ぐらいのもので、いつそうはつきりして長くなる。白波がたくさん現われる。(しぶきを生ずることもある。)

二(二、五)

六(八か二分の一)

6

二二以上二八未満

一〇、八以上一三、九未満

三九以上五〇未満

二五以上三二未満

大枝が動く。電線がなる。かさは、さしにくい。

波の大きいものができはじめる。いたるところで白くあわだつた波がしらの範囲がいつそう広くなる。(しぶきを生ずることが多い。)

三(四)

九か二分の一(一三)

7

二八以上三四未満

一三、九以上一七、二未満

五〇以上六二未満

三二以上三九未満

樹木全体がゆれる。風に向つては歩きにくい。

波はますます大きくなり、波がしらが砕けてできた白いあわは、すじをひいて風下に吹き流されはじめる。

四(五、五)

一三か二分の一(一九)

8

三四以上四一未満

一七、二以上二〇、八未満

六二以上七五未満

三九以上四七未満

小枝が折れる。風に向つては歩けない。

大波のやや小さいもので長さが長くなる。波がしらの端は砕けて水けむりとなりはじめる。あわは明りようなすじをひいて風下に吹き流される。

五、五(七、五)

一八(二五)

9

四一以上四八未満

二〇、八以上二四、五未満

七五以上八九未満

四七以上五五未満

人家にわずかの損害がおこる。(煙突が倒れ、かわらがはがれる。)

大波。あわは濃いすじをひいて風下に吹き流される。波がしらはのめり、くずれ落ち、逆巻きはじめる。しぶきのため視程がそこなわれることもある。

七(一〇)

二三(三二)

10

四八以上五六未満

二四、五以上二八、五未満

八九以上一〇三未満

五五以上六四未満

陸地の内部ではめずらしい。樹木が根こそぎになる。人家に大損害がおこる。

波がしらが長くのしかかるような非常に高い大波。大きなかたまりとなつたあわは濃い白色のすじをひいて風下に吹き流される。海面は全体として白く見える。波のくずれかたは、はげしく衝撃的になる。視程はそこなわれる。

九(一二、五)

二九(四一)

11

五六以上六四未満

二八、五以上三二、七未満

一〇三以上一一八未満

六四以上七三未満

めつたにおこらない。広い範囲の破壊を伴う。

山のように高い大波(中小船舶は、一時波の陰にみえなくなることもある。)。海面は、風下に吹き流された長い白色のあわのかたまりで完全におおわれる。いたるところで波がしらの端が吹きとばされて水けむりとなる。視程はそこなわれる。

一一、五(一六)

三七(五二)

12

六四以上

三二、七以上

一一八以上

七三以上

大気は泡としぶきが充満する。海面は吹きとぶしぶきのために完全に白くなる。視程は著しくそこなわれる。

一四(―)

四五(―)


備考 ※印の欄は、陸岸から遠く離れた外洋において生ずる波の高さのおおよその目安を与えるだけのものである。波高のみを観測し、逆に風力を推定するのに用いてはならない。内海あるいは陸岸近くで、沖に向う風の場合には波高はこの表に示された数値より小さくなり、波はとがつてくる。括弧内は、おおよその最大の波高を示す。

二 気象庁雲形種類表

雲形種類

巻雲 繊維状をした繊細な、はなればなれの雲で、一般に白色で羽毛状、かぎ形、直線状の形となることが多い。あるいは白かほとんど白のかたまりまたは細い帯の形をした雲で毛状をしているかまたは絹のような光沢をもつている。(Ci)

巻積雲 小さい白色の片(部分的には繊維構造が見えることもある。)が群をなし、うろこ状またはさざ波状の形をなした雲で、陰影はなく一般に白色に見える場合が多い。大部分の雲片の見かけの幅は一度未満である。(Cc)

巻層雲 薄い白つぽいベールのような層状の雲で陰影はなく、全天をおおうことが多く、普通日のかさ、月のかさを生ずる。(Cs)

高積雲 小さなかたまりが群をなし、まだら状または数本の並んだ帯状の雲で、一般に白色または灰色で普通陰がある。雲片は部分的に毛状をしていることもある。規則的に並んだ雲片の見かけの幅は一度から五度までの間にあるのが普通である。(Ac)

高層雲 灰色の層状の雲で、全天をおおうことが多く、厚い巻層雲に似ているが日のかさ、月のかさを生じない。この雲のうすい部分ではちようどすりがらすをとおして見るようにぼんやりと太陽の存在がわかる。(As)

乱層雲 ほとんど一様でむらの少い暗灰色の層状の雲で、全天をおおい雨または雪を降らせることが多い。この雲のいずれの部分も太陽をかくしてしまうほど厚い。低いちぎれ雲がこの雲の下に発生することが多い。(Ns)

層積雲 大きなかたまりが群をなし層またはまだら状、うね状となつている雲で白色または灰色に見えることが多い。この雲には毛状の外観はない。規則的に並んだ雲片の大部分は見かけ上五度以上の幅をもつている。(Sc)

層雲 灰色の一様な層の雲で霧に似ている。不規則にちぎれている場合もある。霧雨、細氷、霧雪が降ることがある。この雲を透して太陽が見えるときはその輪郭がはつきりわかる。非常に低温の場合を除いては、かさはできない。(St)

積雲 垂直に発達したはなればなれの厚い雲で、その上面はドームの形をして隆起しているが、底はほとんど水平である。この雲に光が射す場合は明暗の対照が強い。積雲はちぎれた形の雲片になつていることがある。(Cu)

積乱雲 垂直に著しく発達している塊状の雲で、その雲頂は山または塔の形をして立ち上つている。少なくとも雲の頂の一部は輪郭がほつれるかまたは毛状の構造をしていて、普通平たくなつていることが多い。この雲の底は非常に暗く、その下にちぎれた低い雲を伴い、普通雷電、強いしゆう雨、しゆう雪、ひようおよび突風を伴うことが多い。(Cb)

三 削除

四 気象庁雲の状態種類表

雲の状態

種類

層積雲、層雲、積雲及び積乱雲の状態(CL)

  

層積雲、層雲、積雲、積乱雲のいずれも存在しない状態(CL―0)

  

あまり大きく発達していない積雲のある状態(CL―1)

  

  

非常に発達している積雲のある状態(CL―2)

  

  

積雲が積乱雲に変つて間もない状態(CL―3)

  

  

積雲からひろがつてできた層積雲がある状態(CL―4)

  

  

積雲からひろがつてできたものでない層積雲がある状態(CL―5)

  

  

層雲又は片層雲(層雲からちぎれた雲片)が存在しているか、若しくはそれらが共存している状態(CL―6)

  

  

高層雲又は乱層雲が空をおおい、その下にちぎれ雲のある状態(CL―7)

  

  

積雲及び積雲からひろがつてできたものでない層積雲が共存している状態(CL―8)

  

  

雲頂が明らかに巻雲状をなし、多くはかなとこ状を呈している積乱雲のある状態(CL―9)

  

  

  

高積雲、高層雲及び乱層雲の状態(CM)

  

高積雲、高層雲、乱層雲のいずれも存在しない状態(CM―0)

  

薄い高層雲がある状態(CM―1)

  

  

厚い高層雲又は乱層雲がある状態(CM―2)

  

  

薄い高層雲が単層をなして存在している状態(CM―3)

  

  

レンズ型をした高積雲が散在して存在している状態(CM―4)

  

  

帯状又は薄い層状をなし、次第に天空にひろがり、通常全般的に厚さも増していく高積雲のある状態(CM―5)

  

  

積雲からひろがつてできた高積雲のある状態(CM―6)

  

  

二重の層をなした高積雲及び高層雲をともなつた高積雲又は部分的に高積雲の特徴を示す高層雲のある状態(CM―7)

  

  

塔状を呈してつらなつた高積雲又は房状の高積雲がある状態(CM―8)

  

  

種々の高さに雲片が散在する高積雲で、通常ところどころに濃い巻雲も見られる状態(CM―9)

  

  

  

巻雲、巻積雲及び巻層雲の状態(CH)

  

巻雲、巻積雲、巻層雲のいずれも存在しない状態(CH―0)

  

繊維状の巻雲が分散していて増加しない状態(CH―1)

  

  

積乱雲から生じたものでない濃い巻雲のある状態(CH―2)

  

  

積乱雲から生じたもので、通常かなとこ状を呈している巻雲のある状態(CH―3)

  

  

厚みを増しながら増加しているかぎ状又は房状の巻雲のある状態(CH―4)

  

  

巻雲及び巻層雲又は巻層雲のみの層であつて、次第にひろがつてきているが、まだ地平線上四五度に達していない状態(CH―5)

  

  

巻雲及び巻層雲又は巻層雲のみの層であつて、次第にひろがつてきて、地平線上四五度をこえている状態(CH―6)

  

  

巻層雲が全天をおおつている状態(CH―7)

  

  

巻層雲が増加せず全天をおおつていない状態(CH―8)

  

  

少量の巻雲又は巻層雲を伴うこともあるが、主として巻積雲のみが存在する状態(CH―9)

  

  

  


備考 雲の状態を測定するときは、層積雲、層雲、積雲及び積乱雲の状態、高積雲、高層雲及び乱層雲の状態並びに巻雲、巻積雲及び巻層雲の状態から各一つを選定するものとする。

五 気象庁視程階級表

視程階級

視程階級の説明(目標物を認めることができる最大距離)

0

五〇メートル未満

1

五〇メートル以上二〇〇メートル未満

2

二〇〇メートル以上五〇〇メートル未満

3

五〇〇メートル以上一キロメートル未満

4

一キロメートル以上二キロメートル未満

5

二キロメートル以上四キロメートル未満

6

四キロメートル以上一〇キロメートル未満

7

一〇キロメートル以上二〇キロメートル未満

8

二〇キロメートル以上五〇キロメートル未満

9

五〇キロメートル以上

六 気象庁天気種類表

種類番号

天気種類

説明

天気記号

1

快晴

雲量が一以下の状態

2

雲量が二以上八以下の状態

3

薄曇

雲量が九以上であつて、巻雲、巻積雲又は巻層雲が見かけ上最も多い状態

4

雲量が九以上であつて、高積雲、高層雲、乱層雲、層積雲、層雲、積雲又は積乱雲が見かけ上最も多い状態

5

煙霧

煙霧、ちり煙霧、黄砂、煙若しくは降灰があつて、そのため視程が一キロメートル未満になつている状態又は視程が一キロメートル以上であつて全天がおおわれている状態

6

砂じんあらし

砂じんあらしがあつて、そのため視程が一キロメートル未満になつている状態

7

地ふぶき

高い地ふぶきがあつて、そのため視程が一キロメートル未満になつている状態

8

霧又は氷霧があつて、そのため視程が一キロメートル未満になつている状態

9

霧雨

霧雨が降つている状態

,

10

雨が降つている状態

11

みぞれ

みぞれが降つている状態

12

雪、霧雪又は細氷が降つている状態

13

あられ

雪あられ、氷あられ又は凍雨が降つている状態

14

ひよう

ひようが降つている状態

15

雷電又は雷鳴がある状態


(注) 天気とは、雲と大気現象(附表参照)に着目した大気の総合的状態をいい、同時に二種類以上の天気に該当する場合には、種類番号の大きいもの一つを選ぶものとする。

附表

大気現象

説明

煙霧

肉眼では見えないごく小さなかわいた粒子が大気中に浮遊している現象

ちり煙霧

ちり又は砂が風のために地面から吹き上げられ、風がおさまつた後まで大気中に浮遊している現象

黄砂

主として大陸の黄土地帯で多量のちり又は砂が風のために吹き上げられ全天をおおい、徐々に降る現象

物の燃焼によつて生じた小さな粒子が大気中に浮遊している現象

降灰

火山灰(火山の爆発によつて吹き上げられた灰)が降る現象

砂じんあらし

ちり又は砂が強い風のために高く激しく吹き上げられる現象

高い地ふぶき

積もつた雪が風のために高く吹き上げられる現象

ごく小さな水滴が大気中に浮遊し、そのため視程が一キロメートル未満になつている現象

氷霧

ごく小さな氷の結晶が大気中に浮遊し、そのため視程が一キロメートル未満になつている現象

霧雨

多数の小さな水滴が一様に降る現象

水滴が降る現象

みぞれ

雨と雪が同時に降る現象

氷の結晶が降る現象

霧雪

ごく小さな白色で不透明な氷の粒が降る現象

細氷

ごく小さな分岐していない氷の結晶が徐々に降る現象

雪あられ

白色で不透明な氷の粒が降る現象

氷あられ

白色で不透明な氷の粒が芯となりそのまわりに水滴が薄く氷結した氷の粒が降る現象

凍雨

水滴が氷結したり雪片の大部分が溶けてふたたび氷結したりしてできた透明又は半透明の氷の粒が降る現象

ひよう

透明又は透明な層と半透明な層とが交互に重なつてできた氷の粒又は固まりが降る現象

雷電

電光(雲と雲との間又は雲と地面との間の急激な放電による発光現象)と雷鳴がある現象

雷鳴

電光による音響現象


七 気象庁風浪階級表

風浪階級

風浪階級の説明

波の高さ(単位は、メートル)

0

鏡のようになめらかである。

0

1

さざ波がある。

0をこえ1/10まで

2

なめらか、小波がある。

1/10をこえ1/2まで

3

やや波がある。

1/2をこえ1(1/4)まで

4

かなり波がある。

1(1/4)をこえ2(1/2)まで

5

波がやや高い。

2(1/2)をこえ4まで

6

波がかなり高い。

4をこえ6まで

7

相当荒れている。

6をこえ9まで

8

非常に荒れている。

9をこえ14まで

9

異常な状態

14をこえる


八 気象庁うねり階級表

うねり階級

うねり階級の説明

0

うねりがない。

  

  

  

  

  

  

1

短く又は中位の

  

弱いうねり(波高二メートル未満)

2

長く

  

  

  

  

  

  

3

短く

  

やや高いうねり(波高二メートル以上四メートル未満)

4

中位の

  

  

5

長く

  

  

  

  

  

  

6

短く

  

高いうねり(波高四メートル以上)

7

中位の

  

  

8

長く

  

  

  

  

  

  

9

二方向以上からうねりがきて海上が混乱している場合


(注)一 「短く」とは、波長一〇〇メートル未満(周期八・〇秒以下)の程度をいう。二 「中位の」とは、波長一〇〇メートル以上二〇〇メートル未満(周期八・一秒から一一・三秒まで)の程度をいう。三 「長く」とは、波長二〇〇メートル以上(周期一一・四秒以上)の程度をいう。

九 気象庁海氷状態表

(一) 海氷の密接度又は配列

区分

海氷の密接度又は配列の説明

0

視界内に海氷はない。

1

船は、幅一海里以上の開放水路の中にいるか、又は境界を認めることのできない定着氷の中にいる。

  

  

  

  

  

  

2

海氷の密接度は、十分の三以下である(開放水面又は分離氷域の流氷)。

  

海氷の密接度は、観測海域で一様である。

  

船は、氷の中又は氷の縁から〇・五海里以内にいる。

3

海氷の密接度は、十分の四以上十分の六以下である(疎氷域の流氷)。

  

  

  

  

4

海氷の密接度は、十分の七以上十分の八以下である(密氷域の流氷)。

  

  

  

  

5

海氷の密接度は、十分の九以上十分の十未満である(最密氷域の流氷)。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

6

小氷帯と流氷原があり、間に開放水面を伴う。

  

海氷の密接度は、観測海域で一様ではない。

  

  

7

小氷帯と密氷域又は最密氷域の流氷原があり、間により小さな密接度の氷域を伴う。

  

  

  

  

8

定着氷があり、その海側に開放水面、分離氷域の流氷又は疎氷域の流氷がある。

  

  

  

  

9

定着氷があり、その海側に密氷域の流氷又は最密氷域の流氷がある。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

暗夜若しくは視程不良のため又は船が氷の縁から〇・五海里以上離れているため報告できない。


(注)一 「密接度」とは、ある氷域の中の氷の分布状態がばらばらであるか、つまつているか、その密集程度を十分位法で表わしたものをいう。 二 「配列」とは、異なつた密接度をもつた二つ以上の氷域の分布状態をいう。 三 「開放水面」とは、航行可能な広い海域であつて、海氷があつてもその密接度が十分の一未満の海面をいう。 四 「分離氷域」とは、密接度が十分の一以上十分の三以下の氷域をいう。 五 「定着氷」とは、海岸に接して定着している海氷をいう。 六 「流氷」とは、定着氷以外のすべての海氷をいう。 七 「小氷帯」とは、幅が一キロメートル以下の、通常流氷の本体から分離した小氷片からなる細長い流氷をいう。 八 「流氷原」とは、直径が十キロメートルより小さい流氷域をいう。

(二) 海氷の発達過程

区分

海氷の発達過程の説明

0

新成氷(晶氷、グリース・アイス、雪泥及びスポンジ氷)のみある。

1

ニラス又は氷殻がある(厚さは十センチメートル未満)。

2

板状軟氷(厚さは十センチメートル以上三十センチメートル未満)がある。

3

大部分は新成氷又は板状軟氷であり、一部に一年氷がある。

4

大部分は薄い一年氷(厚さは三十センチメートル以上七十センチメートル未満)であり、一部に新成氷又は板状軟氷がある。

5

すべてが薄い一年氷である。

6

大部分は並の一年氷(厚さは七十センチメートル以上百二十センチメートル以下)及び厚い一年氷(厚さは百二十センチメートルを超える)であり、一部にやや薄い一年氷がある。

7

すべてが並の一年氷及び厚い一年氷である。

8

大部分は並の一年氷及び厚い一年氷であり、一部に古い氷(通常厚さは二メートル以上)がある。

9

大部分が古い氷である。

暗夜若しくは視程不良のため、陸氷のみ見えるため又は船が氷の縁から〇・五海里以上離れているため報告できない。


(注)一 「新成氷」とは、新しく生成された氷をいう。 二 「晶氷」とは、水中を浮遊する微細な針状又は板状の氷をいう。 三 「グリース・アイス」とは、晶氷が互いに集まつて、水面にスープ状の層をつくつている状態の氷をいう。 四 「雪泥」とは、陸上若しくは氷上で水をじゆうぶん含んだ雪又は豪雪のあとの水中のねばねばした雪のかたまりをいう。 五 「スポンジ氷」とは、直径数センチメートルの海綿状の白い氷の集合体をいう。 六 「氷殻」とは、穏やかな海面で直接結氷するか又はグリース・アイスから形成されるもろくて、表面の輝いた氷をいう。 七 「ニラス」とは、薄くて弾力があり波やうねりで簡単に曲げられ、表面に光沢のない氷をいう。 八 「板状軟氷」とは、ニラスから一年氷への移行の段階の氷をいう。 九 「一年氷」とは、板状軟氷から発達し、一冬より長くは経過していない氷をいう。 十 「古い氷」とは、少くとも一夏はとけずに残つている氷をいう。

(三) 陸氷(陸でつくられた氷)の数

区分

陸氷の数の説明

0

陸氷はない。

1

一個以上五個以下の氷山がある。氷岩又は氷山片はない。

2

六個以上十個以下の氷山がある。氷岩又は氷山片はない。

3

十一個以上二十個以下の氷山がある。氷岩又は氷山片はない。

4

一個以上十個以下の氷岩及び氷山片がある。氷山はない。

5

十一個以上の氷岩及び氷山片がある。氷山はない。

6

一個以上五個以下の氷山がある。氷岩及び氷山片を伴う。

7

六個以上十個以下の氷山がある。氷岩及び氷山片を伴う。

8

十一個以上二十個以下の氷山がある。氷岩及び氷山片を伴う。

9

二十一個以上の氷山がある。氷岩及び氷山片を伴う。航行に重大な危険を及ぼす状態にある。

暗夜若しくは視程不良のため又は海氷のみ見えるため報告できない。


(注)一 「陸氷」とは、陸で形成されて水に浮いている氷をいい、氷山、氷岩、氷山片等が含まれる。 二 「氷山」とは、氷河から割れてできた海面上の高さが五メートル以上の氷塊をいう。 三 「氷山片」とは、氷河から割れてできた海面上の高さが一メートル以上五メートル未満の氷塊をいう。 四 「氷岩」とは、氷河から割れてできた海面上の高さが一メートル未満の氷塊をいう。

(四) 主要な氷の縁の方位

区分

主要な氷の縁の方位の説明

0

船は、沿岸水路又は分離帯水路の中にいる。

1

北東に氷の縁がある。

2

東に氷の縁がある。

3

南東に氷の縁がある。

4

南に氷の縁がある。

5

南西に氷の縁がある。

6

西に氷の縁がある。

7

北西に氷の縁がある。

8

北に氷の縁がある。

9

船が氷の中にいるため、氷の縁の方位が決定できない。

暗夜若しくは視程不良のため又は陸氷のみ見えるため報告できない。


(注)一 「氷の縁」とは、海氷と開放水面との境界をいう。 二 「分離帯水路」とは、流氷と定着氷との間の航行可能な水路をいう。

(五) 氷の現状と前三時間の状態の変化

区分

氷の現状と前三時間の状態の変化の説明

0

船は、視界内に浮氷のある開放水面にいる。

  

  

  

  

1

船は、氷を容易に突き抜けることができる。氷の状態は良くなつている。

  

船は、氷の中にいる。

2

船は、氷を容易に突き抜けることができる。氷の状態は変化していない。

  

  

3

船は、氷を容易に突き抜けることができる。氷の状態は悪くなつている。

  

  

4

船が氷を突き抜けることは困難である。氷の状態は良くなつている。

  

  

5

船が氷を突き抜けることは困難である。氷の状態は変化していない。

  

  

  

  

  

  

  

  

6

結氷しつつあるか、氷盤が互いに凍結しつつある。

  

船が氷を突き抜けることは困難である。氷の状態は悪くなつている。

  

  

7

弱い圧迫氷がある。

  

  

  

8

並又は強い圧迫氷がある。

  

  

  

  

9

船は、氷にとり囲まれて動けない。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

暗夜又は視程不良のため報告できない。


(注)一 「氷盤」とは、直径が二十メートル以上の比較的平らな海氷塊をいう。 二 「圧迫氷」とは、変形作用が進行している氷をいう。

十 気象庁船舶着氷状態表

(一) 着氷の状態種類

区分

着氷の状態種類の説明

1

海水のしぶきによる着氷の状態

2

霧による着氷の状態

3

海水のしぶき及び霧による着氷の状態

4

雨による着氷の状態

5

海水のしぶき及び雨による着氷の状態

(二) 着氷の速度

区分

着氷の速度の説明

0

着氷は、進行していない状態

1

ゆるやかに着氷している状態

2

急速に着氷している状態

3

氷がゆるやかにとけ、又は崩壊している状態

4

氷が急速にとけ、又は崩壊している状態


(備考) 着氷の状態のうち、着氷の厚さを観測する場合の単位は、センチメートルとする。

改正文

昭和三十一年一月一日から施行する。

改正文

昭和三十一年七月一日から適用する。

改正文

昭和三十八年一月一日から施行する。

改正文

昭和三十九年一月一日から適用する。

改正文

昭和四十年一月一日から施行する。

改正文

昭和四十二年十一月一日から適用する。

改正文

昭和四十六年一月一日から適用する。

改正文

昭和五十四年一月一日から適用する。

改正文

昭和六十三年四月一日から適用する。

-- 登録:平成21年以前 --