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大学設置基準等の一部を改正する省令の公布について(通知)

28文科高第1248号 
平成29年3月31日 


  各国公私立大学長
  各国公私立高等専門学校長
  独立行政法人国立高等専門学校機構理事長
  大学又は高等専門学校を設置する各地方公共団体の長  
  各公立大学法人の理事長                     殿 
  大学又は高等専門学校を設置する各学校法人の理事長
  大学を設置する各学校設置会社の代表取締役
  放送大学学園理事長


文部科学省高等教育局長

常盤  豊
        

大学設置基準等の一部を改正する省令の公布について(通知)


 このたび,別添1及び別添2のとおり,「大学設置基準等の一部を改正する省令」(平成29年文部科学省令第17号)が平成29年3月31日に公布され,平成29年4月1日から施行されることとなりました。
 今回の改正は,大学が行う業務が複雑化・多様化する中,大学運営の一層の改善に向けては,事務職員・事務組織等がこれまで以上に積極的な役割を担い,大学総体としての機能を強化し,総合力を発揮する必要があること,また,大学教員を取り巻く職務環境の変化も踏まえ,教員・事務職員等の垣根を越えた取組が一層必要となっており,各大学が,教員と事務職員等とが連携協力して業務に取り組む重要性を認識し,教職協働の取組を進めていく必要があることから,大学の事務組織に係る規定の改正及び教職協働に係る規定の新設等を行うとともに,国際連携教育課程について,相手国大学の制度に柔軟に対応できるよう,入学前の既修得単位の認定に係る特例を定めるものです。
 改正の概要及び留意すべき事項等は下記のとおりですので,十分御了知いただき,その運用に当たっては遺漏なきようお取り計らいください。

第1 改正の概要
1 大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)の一部改正
  (1) 教員と事務職員等の連携及び協働
    大学は,当該大学の教育研究活動等の組織的かつ効果的な運営を図るため,当該大学の教員と事務職員等との適切な役割分担の下で,これらの者の間の連携体制を確保し,これらの者の協働によりその職務が行われるよう留意するものとすること。(第2条の3関係)

  (2) 事務組織
    大学は,その事務を遂行するため,専任の職員を置く適当な事務組織を設けるものとすること。(第41条関係)

  (3) 国際連携学科に係る卒業の要件
    国際連携教育課程に係る授業科目の履修により修得する単位数には,入学前の既修得単位の認定により修得したものとみなす単位を含まないものとする規定について,国際連携教育課程を編成し,及び実施するために特に必要と認められる場合は,この限りでないこととすること。(第54条第3項関係)

  (4) その他所要の規定の整備を行うこと。(目次関係)

 2 高等専門学校設置基準(昭和36年文部省令第23号)の一部改正
  (1) 教員と事務職員等の連携及び協働
    高等専門学校は,当該高等専門学校の教育研究活動等の組織的かつ効果的な運営を図るため,当該高等専門学校の教員と事務職員等との適切な役割分担の下で,これらの者の間の連携体制を確保し,これらの者の協働によりその職務が行われるよう留意するものとすること。(第3条の3関係)

  (2) その他所要の規定の整備を行うこと。(目次関係)

 3 大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)の一部改正
  (1) 教員と事務職員等の連携及び協働
    大学院は,当該大学院の教育研究活動等の組織的かつ効果的な運営を図るため,当該大学院の教員と事務職員等との適切な役割分担の下で,これらの者の間の連携体制を確保し,これらの者の協働によりその職務が行われるよう留意するものとすること。(第1条の4関係)

  (2) 国際連携専攻に係る卒業の要件
国際連携教育課程に係る授業科目の履修により修得する単位数には,入学前の既修得単位の認定により修得したものとみなす単位を含まないものとする規定について,国際連携教育課程を編成し,及び実施するために特に必要と認められる場合は,この限りでないこととすること。(第39条第3項関係)

  (3) 事務組織
    大学院を置く大学には,大学院の事務を遂行するため,適当な事務組織を設けるものとすること。(第42条関係)

 4 短期学設置基準(昭和50年文部省令第21号)の一部改正
  (1) 教員と事務職員等の連携及び協働
    短期大学は,当該短期大学の教育研究活動等の組織的かつ効果的な運営を図るため,当該短期大学の教員と事務職員等との適切な役割分担の下で,これらの者の間の連携体制を確保し,これらの者の協働によりその職務が行われるよう留意するものとすること。(第2条の3関係)

  (2) 事務組織
    短期大学には,その事務を遂行するため,専任の職員を置く適当な事務組織を設けるものとすること。(第34条関係)

  (3) 国際連携学科に係る卒業の要件
    国際連携教育課程に係る授業科目の履修により修得する単位数には,入学前の既修得単位の認定により修得したものとみなす単位を含まないものとする規定について,国際連携教育課程を編成し,及び実施するために特に必要と認められる場合は,この限りでないこととすること。(第47条第4項関係)

  (4) その他所要の規定の整備を行うこと。(目次関係)

 5 専門職大学院設置基準(平成15年文部科学省令第16号)の一部改正
  (1) 国際連携専攻に係る卒業の要件
    国際連携教育課程に係る授業科目の履修により修得する単位数には,入学前の既修得単位の認定により修得したものとみなす単位を含まないものとする規定について,国際連携教育課程を編成し,及び実施するために特に必要と認められる場合は,この限りでないこととすること。(第39条第2項及び第4項関係)

第2 留意事項
 1 事務組織に係る改正について
   本改正は,義務教育諸学校等の体制の充実及び運営の改善を図るための公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律(平成29年法律第5号)における学校教育法(昭和22年法律第26号)の一部改正による事務職員の職務規定の改正(※)と同様の趣旨によるものであること。
   これらの改正が相まって,大学の事務職員及び事務組織が,国際的な連絡調整や高大接続改革,大規模な産学官連携の推進,学問分野を超えた教育研究の展開,戦略的な大学運営など,一定の裁量と困難性を伴う業務を担い,大学における様々な取組の意思決定等に積極的に参画することが期待されること。
   なお,上記の趣旨に照らし,各大学において,必要に応じ,職員の採用の形態やスタッフ・ディベロップメントの機会確保を通じた能力育成も含め,事務職員・事務組織の望ましい在り方について検討されることが期待されること。
   ※当該改正では,学校の事務職員が,管理職や他の教職員との適切な業務の連携・分担の下,その専門性を生かして学校の事務を一定の責任をもって自己の担任事項として処理することとし,より主体的・積極的に校務運営に参画するため,事務職員の職務規定について,「事務を処理する」を「事務をつかさどる」に改めることとしている(大学及び高等専門学校については,小学校の事務職員について定める第37条第14項を第114条及び第123条において準用)。

 2 教職協働に係る改正について
  (1) 規定の趣旨
    大学の総力を発揮した円滑な大学運営のためには,教員と事務職員等とが連携・協働して業務に取り組むことが重要であり,本規定は,教員と事務職員等との関係に係る各大学の実情に十分に配慮しつつも,教職協働の必要性について法令上明記するものであること。
  (2) 「事務職員等」について
    「事務職員等」には,技術職員のほか,図書館に置かれる専門的職員など,大学に置かれる様々な職員が含まれること。

  (3) 「連携体制の確保」について
    「連携体制の確保」とは,特定の取組や到達目標を含意したものではないが,教員と事務職員等との関係に係る各大学の実情に留意しつつ,例えば教員と事務職員等の枠を超えた戦略的な人事配置の実施や,教員と事務職員等の対等な位置付けでの学内委員会の構成を通じて相互の連携協力を促すこと,あるいは,教員と事務職員等とを織り交ぜた組織構成によるプロジェクトチーム型での業務執行の導入などの取組が想定されること。

  (4)「留意するものとすること」について
    本改正に伴い,各大学において,第2の1と併せて,教職協働を促進するための措置について検討されることが期待されること。ただし,本規定は,特定の措置をとることを各大学に対して一律に求めるものではなく,教員と事務職員等の位置付けや関係性は大学によって様々であることから,教職協働の具体的な在り様も各大学の実情に合わせる趣旨のものであること。

 3 国際連携教育課程制度に係る改正について
  (1) 現行規定上,国際連携教育課程においては,当該課程内で確実に単位を修得する質保証の観点から入学前の既修得単位の認定は認めていないところ,本規定は,別添3の相手国大学の制度的な事情による特例的なケースのように,かかる質保証上の問題が生じない場合に限り,入学前の既修得単位の認定を認めるものであること。

第3 施行期日
 本通知に係る省令については,平成29年4月1日から施行することとしたこと。

お問合せ先

高等教育局大学振興課法規係

電話番号:03-5253-4111(2493)

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-- 登録:平成29年05月 --