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「中学校等の新学習指導要領の全面実施に当たって」(文部科学大臣からのメッセージ)について(通知)

24文科初第16号
平成24年4月6日

各都道府県教育委員会教育長 殿
各指定都市教育委員会教育長 殿
各都道府県知事 殿
附属学校を置く各国立大学長 殿

文部科学省初等中等教育局長
布村 幸彦

「中学校等の新学習指導要領の全面実施に当たって」(文部科学大臣からのメッセージ)について(通知)

  本年度から中学校及び特別支援学校中学部の新しい学習指導要領が全面実施されます。
  新しい中学校学習指導要領等については,既に,「学校教育法施行規則の一部を改正する省令の制定並びに幼稚園教育要領の全部を改正する告示,小学校学習指導要領の全部を改正する告示及び中学校学習指導要領の全部を改正する告示等の公示について(通知)」(平成20年3月28日19文科初第1357号,文部科学事務次官通知)及び「特別支援学校の学習指導要領等の公示及び移行措置について(通知)」(平成21年3月9日20文科初第1307号,文部科学事務次官通知)等により御了知くださるようお願いしているところです。
  このたび,別紙のとおり「中学校等の新学習指導要領の全面実施に当たって」(文部科学大臣からのメッセージ)を発表しました。このメッセージは,新しい学習指導要領の全面実施に当たり,文部科学大臣が,子どもたちの「生きる力」を育むために,学校,教育委員会,保護者,地域の方々などに対して御理解と御協力をお願いするものです。併せて,今回,新しい学習指導要領の全面実施に当たり,文部科学省として特に御留意いただきたい事項について下記のとおりお示しすることとしました。
  各都道府県及び指定都市教育委員会におかれては,所管の中学校等及び域内の市町村教育委員会に対し,各都道府県知事におかれては,所轄の中学校等及び学校法人等に対し,国立大学長におかれては,その管下の中学校等に対して,これらについて周知を図るとともに,新しい学習指導要領の円滑な実施に特段の御配慮をお願いします。

1.新しい学習指導要領の趣旨を改めて確認し,その実現に努めること

  新しい学習指導要領は,子どもたちに知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育むことを目指すものであり,「確かな学力」として,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決させるために必要な思考力,判断力,表現力等を育むとともに,主体的に学習に取り組む態度を養うことを重視するものである。各学校においては,このことを改めて確認するとともに,新しい学習指導要領の趣旨を十分に踏まえた教育活動を進められたい。
  その際,添付資料「新学習指導要領の円滑な実施に向けて」に掲げた各教材,事業等を十分に活用することを検討されたい。

2.指導方法や指導体制を工夫改善し,個に応じた指導の充実を図ること

  新しい学習指導要領では,国語,社会,数学,理科,外国語等の授業時数の増加を図ったが,このことは,これらの教科等において,基礎的・基本的な知識及び技能の習得とそれらの活用を図る学習活動の充実が図られるようにすることをねらいとしており,時数の増加の程度ほどに指導内容は増加していない。
  このことを踏まえ,特に,これらの教科等の指導計画の作成に当たっては,各教科の目標と各指導事項との関連を十分研究し,指導すべき事項の類型や系統性を考慮しながら,まとめ方などを工夫したり,内容の重要度や生徒の学習の実態に応じてその取扱いに軽重を加えたりして,新しい学習指導要領のねらいに即した効果的な指導ができるよう留意されたい。
  併せて,各教科等の指導に当たっては,生徒が学習内容を確実に身に付けることができるよう,生徒や学校の実態などに応じて,学校全体で個別指導やグループ別指導,繰り返し指導,学習内容の習熟の程度に応じた指導,生徒の興味・関心等に応じた課題学習,補充的な学習や発展的な学習などの学習活動を取り入れた指導,教師間の協同による指導などの指導方法や指導体制を工夫改善し,個に応じた指導の充実に努められたい。

3.言語活動を充実する趣旨を確認し,各教科等の目標と関連づけた効果的な指導を行うこと

  新しい学習指導要領においては,国語をはじめ各教科等において,言語活動の充実を図るよう定めているが,このことは,言語活動が,論理や思考などの知的活動やコミュニケーション,感性・情緒の基盤となるものであり,子どもたちの思考力・判断力・表現力等を育むために有効な手段であることを示したものである。
  このことを踏まえ,言語活動そのものを目的化するなど本来の趣旨にそぐわない運用となることのないよう留意しつつ,各教科等の目標に即して,基礎的・基本的な知識及び技能を習得させるとともに,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力等などの育成を行うための手立てとして,言語活動の充実に取り組まれたい。
  各学校においては,これまでの言語活動を通じた指導について十分検証しつつ,各教科等の目標と指導事項との関連及び生徒の発達の段階や言語能力を踏まえて言語活動を適切に位置付け,授業の構成や指導の在り方を工夫・改善していくよう努められたい。

4.道徳教育について,道徳の時間を要として,各教科等の特質に応じ,あらゆる教育活動を通じた適切な指導を行うこと

  新学習指導要領において,道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて道徳教育を行うこと及び各教科等において道徳の時間との関連を考慮することを明確化するとともに,発達の段階に応じた指導内容の重点を明確化した。併せて,生徒が感動を覚えるような魅力的な教材の開発や活用,道徳教育推進教師を中心とした指導体制の充実などを掲げ,道徳教育の充実・改善を図っている。
  これらのことを踏まえ,各学校においては,教師と生徒及び生徒相互の人間関係を深めるとともに,生徒が道徳的価値に基づいた人間としての生き方についての自覚を深め,道徳の時間の授業公開を行うなど家庭・地域社会との共通理解・相互連携を図りながら,豊かな体験を通して生徒の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう,道徳の時間を要として,各教科等の特質に応じ,あらゆる教育活動を通じた適切な指導に努められたい。

お問合せ先

初等中等教育局教育課程課教育課程企画室

電話番号:03-5253-4111(内線2369)

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-- 登録:平成24年04月 --