三 産業界等の大学に対する協力

 「奨学寄附金制度」は、委託者の経費負担により特定の研究を行いその成果の提供が求められる「民間等との共同研究制度」や「受託研究制度」とは異なり、必ずしも特定の研究成果の提出は求められず、産業界等からの大学へのより一般的な協力を促す制度として設けられている。この制度による奨学寄附金の受入れ実績は、受入れ手続や支払方法の改善が図られたこともあり年々増加し、平成二年度には四二六億円に達している。また、奨学寄附金によって「寄附講座・寄附研究部門」を開設できる制度が昭和六十二年に設けられた。

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学制百二十年史編集委員会

-- 登録:平成21年以前 --