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一 戦後の道徳教育の経緯

 戦後、学校における道徳教育は、社会科をはじめ各教科その他教育活動の全体を通じて行うこととされていたが、必ずしも所期の効果をあげているとは言えなかった。このため昭和三十三年に教育課程の改訂に当たり、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育を補充・深化・統合するための時間として、小・中学校の教育課程の一領域としての「道徳の時間」を特設した。文部省では、この道徳の時間の定着を図るために、道徳教育趣旨徹底講習会を開催し、教師向けの指導資料を作成・配布した。また、三十八年から道徳教育推進校(協同推進校)を指定し、地区別及び都道府県別の校長・教頭指導者養成講座を開催した。その後、四十三年と四十四年の小・中学校の学習指導要領の改訂に当たっては、1)教育課程における道徳の位置付けは維持する、2)学校における道徳教育の役割及び道徳の時間の性格を一層明確にする、3)各教科、特別活動との関連及び小・中学校間の関連を考慮する、ことを基本的な方針として改善を図った。

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