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第1部   これからの日本に求められる科学技術人材
第2章  科学技術人材をめぐる内外の動向
第1節  統計データから見る我が国の科学技術人材
[2]  科学技術人材の将来推計


 科学技術人材の年齢構成の推移を見てみると,我が国社会全体が急ピッチで高齢化が進行している中で,専門的・技術的職業従事者も中高年齢層の比率の上昇が進んでおり,今後もこの傾向が続くものと思われる( 第1-2-8図 )。

第1-2-8図 専門的・技術的職業従事者の年齢構成

 また,生産年齢人口の減少に伴って,我が国の労働力は全体として縮小すると考えられるが,専門的・技術的職業従事者のうち,理工系の大学・大学院の修了者が多いと考えられる研究者・技術者について,仮に今後,同世代の中で同じ割合でこれらの職業に就き,同じ割合で離職していくものとして,将来の従事者数及び総人口に占める割合の推計を行ったものが 第1-2-9図 である。就職者数や離職者数はその時点での経済・社会の状況から生ずる需要に左右されることから,必ずしも 第1-2-9図 のとおりになるとは考えられないが,この図によれば,今後,理工系の大学への進学率の向上等の特別の事情がなければ,少子化,高齢化の影響により,研究者・技術者は,数においても,総人口に占める割合においても急激に減少していくことを示している。

第1-2-9図 将来の研究者・技術者の従事者数の推計

 今後,一層世界的な知識基盤社会化が進展する中で,我が国として科学技術創造立国を実現していく上で,このような研究者・技術者の減少は,我が国の活力の減退を招くと考えられることから,人材の確保・育成のための格段の努力が必要である。


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