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コラム9

子どもの美術教育をサポートする会(滋賀県)

 同会は「子どもたちに本物の芸術に触れる体験を与える」を活動理念とする,平成12年設立の文化ボランティア団体です。東京から滋賀に転居した主婦が,海外や東京などで行われている美術館・博物館と学校との授業連携を,自らの地域でも実現したいと,学校の教員と地域の学芸員や芸術家を結び付けるアートコーディネートのボランティア活動を始めました(図表1-2-16)。

図表■1-2-16 活動体制概念
▲文化庁長官もフルートを持って授業に参加

 当初は,所管行政機関の違いや各組織の交流経験の不足に苦労しましたが,各校を直接訪問して現場のニーズを掘り起こすことにより次第に活動が活性化しました。主婦や大学生を中心にメンバーも増え(約50人),学校関係者や行政機関の理解も得て,県内の小学校・中学校・養護学校20校,延べ約6,000人(数字は共に平成16年度)の子どもたちが美術館・博物館や地元芸術家と学校の連携授業を受けるまでになりました。
 同会の特色としては,1子どもたちが文化芸術を体験することで,豊かな感性を自身にはぐくむとともに,地域文化への理解を深めていること,2学校,美術館・博物館,芸術家,文化ボランティアとが協働し,正規の授業として単元計画を作成し,授業の運営を行っていること,3授業の中で地域の文化施設や人材などの文化資源を積極的に活用することにより,地域の文化芸術活動も活性化していること,以上の3点が挙げられ,文化力の活用により地域の教育力の向上が図られています。

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