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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第9章  教育・文化・スポーツの国際化に向けて
第5節  人づくり等に貢献する国際協力
1  開発途上国への協力


我が国に対しては,開発途上国からの,人づくりに対する協力の要請が増大している。文部省では,開発途上国の人づくりに対する協力のため,外国人留学生の受入れやユネスコ等の国際機関を通じた協力等を実施するとともに,工学,農学,医学,教育学の各分野ごとの「開発援助大学間等協議会」の設置,国立大学における国際開発援助関係の研究科等の設置,(財)国際開発高等教育機構(FASID)の開発援助分野の人材養成事業への助成,国際協力事業団(JICA)の技術協力事業等を通じた専門家の派遣(平成10年度576人)や外国人受託研修員の受入れ(同年度607人)への協力及び国際協力銀行(JBIC)との教育案件における連携・協力等を行っている。

このうち,サウジアラビアとの間では,平成9年11月,内閣総理大臣とサウジアラビアのファハド国王及びアブドッラー皇太子との間で「21世紀に向けた包括的パートナーシップ」を推進していくことについて意見の一致をみた。これを受け,文部省としてはサウジアラビアにおける人づくり分野を中心とした協力を進めており,10年度には,「教育工学」についての集団研修コースを文部省で実施するなど,各種の協力に取り組んでいる。

ASEAN諸国との間では,平成9年12月,ASEAN首脳会議において,内閣総理大臣より「21世紀に向けた日・ASEAN協力のためのイニシアティブ」が示され,文部省では留学生の受入れ及びASEAN諸国の高等教育機関への支援等を通じた人づくりへの支援を中心に,対応を図っている。

また,文部省では,平成8年6月に学識経験者による「時代に即応した国際教育協力の在り方に関する懇談会」の報告書を取りまとめた。その中では,関係機関との連携・協力の強化や,国際教育協力研究センターの設置等の重要事項が盛り込まれている。

これらを踏まえて,JICA,JBICをはじめ,ユネスコ,世界銀行との連携・協力を推進するとともに,9年度には教育学分野における拠点的機能を果たす組織として広島大学教育開発国際協力研究センターを,11年度には農学分野における同様の組織として名古屋大学農学国際教育協力研究センターを設置するなど,教育協力を推進するための諸施策を実施している。

日本・モンゴル間の教育協力に関する協議


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