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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第9章  教育・文化・スポーツの国際化に向けて
第3節  国際社会に生きる日本人の育成
2  外国語教育の充実



(1) 語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)の推進

JETプログラムは,外国語教育の充実を図るとともに,地域レベルでの国際交流の進展を図ることを通じて,諸外国との相互理解を増進し,もって我が国の国際化の促進に寄与するため,外務省,文部省,自治省及び(財)自治体国際化協会の協力の下に,地方公共団体が実施しているものである。

文部省では,外国語教育の充実を図る観点から,生徒が直接ネイティブ・スピーカーから生きた言語を学ぶ機会を豊富に提供することを特に重視し,JETプログラムを推進している。

また,この事業により招致した外国語指導助手(ALT)の指導力の一層の向上を図るため,ALTに対する各種の研修,指導,カウンセリングを実施している。ALTと日本人外国語担当教員によるティーム・ティーチング(協同授業)は,生徒のコミュニケーション能力の育成に大きな効果をあげている( 表2-9-1 )。


(2) 英語担当教員の資質向上

平成11年度は,中学校及び高等学校の英語担当教員の国内における研修(600人)を実施するほか,アメリカ・イギリスの大学等で研修を行う海外派遣事業を実施している(6か月:118人,12か月:28人)。


(3) 小学校における外国語教育

小学校における外国語の取扱いについては,平成10年12月に改訂した新学習指導要領において,地域や学校の実態等に応じ,新設される「総合的な学習の時間」で国際理解教育の一環として,児童が外国語に触れたり,外国の生活や文化などに慣れ親しんだりするなど小学校段階にふさわしい体験的な学習活動が行われるようにした。


(4) 外国語教育の多様化の推進

国際化の推進に適切に対応するためには,近隣のアジア諸国の言語をはじめ,英語以外の多様な外国語の教育についても重視する必要がある。そのため,高等学校外国語教育多様化研究協力校を指定し,実践的研究を行っている。

大学・短期大学における外国語教育は,外国語学部等における教育・研究をはじめ多様な形で行われている。各大学では,LL,ビデオ等の教育機器の利用やネイティブ・スピーカーの活用など,外国語教育の充実のために様々な取組が行われている。

表2-9-1  外国語指導助手国別招致人数(平成11年7月1日現在)

また,諸外国の政府と協力し,大学等のドイツ語,フランス語の担当教員を,外国で開催される語学教育研修会に参加させている(平成11年度は28人を派遣)。

なお,大学等における外国語に関する授業科目の開設状況を見ると,近年,様々な言語について開設が進んでおり,平成9年度現在,合計約70種の言語に及んでいる。


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