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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第8章  文化立国を目指して
第7節  文化財を後世に伝えるために
7  文化財保存技術の保護


国は,木造彫刻や建造物の修理などの伝統的な技法による文化財の修理技術等,漆や屋根瓦,蒔絵筆などの原材料・用具等の生産・製作技術等のうち保存の措置をとる必要のあるものを選定保存技術として選定し,併せてその保持者又は保存団体を認定している。

平成11年6月には,建造物,美術工芸品等の保存修理に欠くことのできない唐紙を製作する技術である「唐紙製作」など6件を選定保存技術に選定し,その保持者6名を認定するとともに既に保存団体のある選定保存技術「建造物木工」など2件について保持者2名を追加認定した。文化庁では,これらの技術の保存のため,技術の錬磨,後継者の養成,記録作成事業に対して補助している。

また,文化財の保存に欠かせない用具・原材料等の存立基盤は,産業構造の変化等により急速に失われつつある。そこで,平成9年度から,これらの現状を調査し,文化財の保存に欠かせない用具・原材料等及びこれらに関連する技術者の確保方策を検討する調査を実施している。

選定保存技術「唐紙製作」保持者 千田堅吉氏

千田堅吉氏「唐紙屏風」


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