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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第8章  文化立国を目指して
第7節  文化財を後世に伝えるために
6  歴史的集落・町並みの保存と活用


名勝姥捨(日毎の月)

天然記念物-ヤマモモ(静岡県)

国は,周囲の環境と一体となって歴史的風致を形成している集落・町並みのうち,市町村が伝統的建造物群保存地区に決定したものの中から,価値の高いものを市町村の申出に基づき,重要伝統的建造物群保存地区として選定している。

平成10年12月には,琵琶湖の湖東地方中央の田園地帯の中に近江商人の本宅群と伝統的な農家住宅が残る五個荘町金堂(滋賀県),鳥取県のほぼ中央部で商工業都市として繁栄し,今も伝統的な商家群が残る倉吉市打吹玉川(鳥取県),宮崎県の北西部の九州山地の斜面に位置し,特有の椎葉型民家を伝える椎葉村十根川(宮崎県)の3保存地区をそれぞれ重要伝統的建造物群保存地区に選定した。また,同時に倉敷市倉敷川畔(岡山県)の保存地区の拡大部分を追加選定し,保存措置の充実を期した。さらに11年5月には,城下町として出発した後,和紙の販売で繁栄し,卯建を上げた商家の並ぶ美濃市美濃町(岐阜県)を重要伝統的建造物群保存地区に加え,重要伝統的建造物群保存地区は,全国で48市町村,53保存地区となっている。

伝統的建造物群及びこれと一体を成してその価値を形成している環境を残している区域を保存するため,国は,重要伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物の保存修理,防災施設等の設置,建物や土地の公有化などで市町村が行う事業に補助を行い,保存事業の推進を図っている。特に近年は防災施設の整備事業や伝統的建造物の公開活用事業等が積極的に進められ,保存地区の保存と活性化に成果を上げている。

なお,税制面の支援措置として,伝統的建造物について固定資産税が非課税とされているほか,平成10年4月から,建造物の敷地についても市町村の実情に応じて固定資産税を軽減することができることとされている。

美濃市美濃町重要伝統的建造物群保存地区(岐阜県)の町並み


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