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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第7章  心と体の健康とスポーツ
第2節  スポーツ振興の基本的な方向
1  スポーツの意義と今後の在り方



(1) スポーツの意義

スポーツは現代において欠くことのできない文化的な営みとして,多くの意義を有している。まずスポーツは,体を動かすという人間の本源的な欲求にこたえるとともに,爽快感,達成感,他者との連帯感等の精神的充足や楽しさ,喜びを与え,また,健康の保持増進,体力の向上のみならず,とりわけ青少年にとっては,人間形成に大きな影響を与えるなど,心身の両面にわたる健全な発達に寄与するものである。

また,スポーツは人間の可能性の極限を追求する営みという意義を有している。トップレベルのスポーツはそれを見る人たちに深い感動や夢,楽しみを与えてくれるなど,活力ある健全な社会の形成に大きく貢献するものである。

さらに,スポーツは言語の壁を超える世界共通の文化として,国際的な友好と親善を深める上でも,重要な役割を果たしている。


(2) スポーツ振興の今後の在り方

今日の我が国では,都市化や生活の利便化等の社会の変化に伴い,体を動かす機会が減少し,国民の体力・運動能力の低下傾向が深刻な問題となっている。また,仕事中心から生活重視へという国民の意識や価値観の変化の中で,心身ともに充実した生活を送るために不可欠な文化であるスポーツに対する関心は,ますます高まりつつある。

このため,国民一人一人について,1)学校における体育の授業や運動部活動等のスポーツ経験を通じ,生涯にわたるスポーツ習慣の基礎を身に付けるとともに,2)ライフステージに応じてスポーツを行うことができるようスポーツ施設の整備や地域住民がスポーツに参加しやすい組織の育成・定着等が重要である。また,3)見る者に夢と感動を与える競技スポーツについては,競技力の向上と国際競技大会の開催等スポーツ交流の推進を図ることが重要である。

このように多くの意義を有するスポーツの振興を図っていくことは,現代社会における極めて重要な課題の一つである。

図2-7-1  体力診断テストの合計点の年次推移

図2-7-2  運動能力テストの合計点の年次推移


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