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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第6章  学術研究の振興
第10節  学術研究に関する国民理解の増進
1  科学技術の高度化と研究者の責務


研究活動は,濃淡の差はあれ,社会との関係の中で行われる営みであり,研究者は,自らの研究活動や成果が有する社会的な意味や影響を考慮しながら研究を遂行するとともに,研究の内容や成果の社会への発信や説明に努めることが必要である。

科学技術が高度化・精密化し,学問が専門分化し,また,高額の経費を要する研究が増加している中にあって,各研究者及び研究者集団が,倫理・責任感に裏付けられた取組を行ってこそ,研究活動が社会において広く理解・受容され,科学が人間,社会あるいは地球環境や自然との調和を保ちながら発展できるものと考えられる。

また,近年クローン研究が生命倫理についての議論を引き起こしているように,最先端分野の学術研究が社会問題をもたらす現象も生じてきており学術研究への信頼を確保することが重要な課題となっている。


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