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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第6章  学術研究の振興
第6節  基礎研究の重点的な推進
1  宇宙誕生の謎を解く―天文学研究―


天文学は,宇宙の諸現象の解明を進め,物理学等の基本法則の体系化に貢献してきている重要な分野であり,国立天文台を中心に研究を進めている。

同天文台では,太陽系や銀河の観測等で大きな成果をあげているが,平成3年度からは,宇宙の涯に挑み,銀河が誕生したころの宇宙の姿を探るため,ハワイ島マウナケア山頂に光学赤外域で世界最高性能の大型光学赤外線望遠鏡「すばる」の建設を進めている。

「すばる」望遠鏡は,平成11年1月には初めて天体からの光をとらえるファーストライトを行い,今後,総合調整と試験観測を経て,12年4月からの本格観測を予定している。

また,近年,ニュートリノなどの宇宙から飛来する素粒子の観測による研究が急速に進展している。東京大学宇宙線研究所では,岐阜県の神岡鉱山の地下1,000mに「大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置」(スーパーカミオカンデ)を設置し,平成8年4月から観測・実験を開始している。

平成10年6月に開催されたニュートリノ物理学の国際会議においては,ニュートリノが質量を持つという現代物理学の根幹を大きく揺るがす成果を,同研究所を中心とする日米の共同研究グループが発表した。11年度からは,高エネルギー加速器研究機構と共同で,その成果の検証のための実験( 図2-6-5 )を開始している。

大型光学赤外線望遠鏡「すばる」全景

図2-6-5  ニュートリノ振動実験概念図


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