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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第6章  学術研究の振興
第5節  学術研究に不可欠な情報や資料の整備
1  学術情報基盤の整備



(1) ネットワークの整備
1) 学術情報ネットワーク(SINET:ScienceInformationNetwork)

近年における学術研究の高度化に伴い,コンピュータネットワークを利用した学術情報の流通が飛躍的に増大するとともに,その内容が多様化している。このため,独創的・先端的な学術研究を更に発展させるためには,学術情報を迅速・的確に収集し,国内外に発信する情報基盤としてのネットワークを整備・充実させることが必要である。

このため,文部省では,学術情報センターを中心に全国の大学等の間を結ぶ,学術情報ネットワークの整備を行っており,その接続機関は,平成11年3月現在で444大学,その他320機関の計764機関となっている。

また,学術情報ネットワークの回線速度の高速化,国際接続の拡充を進めてきており,平成11年度は学術情報ネットワークに接続を希望する大学等の急増等に対処するため,接続のための通信設備を設置したノード校(接続拠点)を32機関がら35機関に増設することとしている( 図2-6-4 )。


2) キャンパス情報ネットワーク(学内LAN)

国立大学や大学共同利用機関において,学内の各種コンピュータを接続するキャンパス情報ネットワーク(学内LAN)の整備を進めている。現在,通信機器の増強等キャンパス情報ネットワークの拡充を図るとともに,音声や動画などのマルチメディア情報の円滑な流通に対応するため,ATM 【用語解説】 交換機の導入によるキャンパス情報ネットワークの高度化を進めており,これまでに76大学等に導入している。


(2) データベースの整備

コンピュータネットワークの著しい進展やマルチメディア技術の進歩に伴い,電子化された情報の検索・加工・分析・発信が可能なデータベースは,学術研究の手段としてますます有用になっている。

文部省では,国立大学や学術情報センター等の大学共同利用機関における種々のデータベースの作成を推進するとともに,大学等の研究者や学会等が作成するデータベースに対して,科学研究費補助金により助成を行っている。

今後とも,学術審議会学術情報部会が平成9年12月に取りまとめた「学術情報データベースの整備について(報告)」等を踏まえて,データベースの整備を進めることとしている。

‐用語解説‐


<ATM(非同期転送モ‐ド,AsynchronousTransferMode)>文字,音声,動画像のデ‐タを扱うマルチメディア情報通信に適した最新の超高速通信方式。

図2-6-4  学術情報ネットワークの構成概念図

2 大学図書館における情報サービスの充実大学図書館は,大学等の教育研究活動を支える基盤施設として重要な役割を果たしているが,近年におけるマルチメディア技術の進展やインターネットの普及などに対応した,多様で高度な情報サービスの提供が期待されている。

文部省では,平成8年7月の学術審議会建議「大学図書館における電子図書館的機能の充実・強化について」を受けて,

1) すべての国立大学附属図書館へのCD-ROMサーバの整備
2) 図書館情報大学,筑波大学,東京工業大学,京都大学,神戸大学の各大学の特色を生かした先導的な電子図書館プロジェクトの推進
3) 奈良先端科学技術大学院大学におけるモデル的な電子図書館の整備
4) 学会誌等を電子入力し,ネットワークを介して大学等の研究者に提供する学術情報センターの「電子図書館サービス」の実施

など,大学図書館における情報サービスの充実を図っている。


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