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第2編   文教施策の動向と展開 第2編 文教施設
第1章  生涯学習社会の実現に向けて
第2節  学習機会の充実
3  社会に開かれた高等教育機関‐高等教育へのアクセスの拡大‐


現在進められている大学改革においては,社会人の学習機会の一層の拡大・充実に努めることなど,生涯学習への対応が重要な位置を占めている。大学等の高等教育機関は,高度で体系的かつ継続的な学習機会の提供者として,生涯学習社会の中で重要な役割を果たすことが期待され,広く社会に開かれることが求められる。


(1) 社会人特別選抜

平成10年度現在,319大学において社会人を対象とする特別選抜制度が実施されており,同制度による入学者は5,243人となっている。


(2) 夜間部・昼夜開講制

平成10年度現在,112の大学・短期大学に夜間の学部・学科が設置されており,在学者数は13万3,675人となっている。また,専ら夜間に教育を行う夜間大学院も10年度現在,13大学に設置されている。

学生の都合に合わせて,昼間・夜間の両方の授業を受けることができる昼夜開講制を実施している大学は,平成10年度現在,53校であり,大学院についても,158校において実施されている。


(3) 科目等履修生

社会人等に対しパートタイムの学習機会を拡充し,その学習を適切に評価するため,平成9年度には511大学で大学等における授業科目の一部を履修して単位を修得することができる科目等履修生制度が実施されており,科目等履修生の数は1万4,076人となっている。


(4) 通信教育

平成10年度に通信教育課程を設置している大学・短期大学の数は38校(放送大学を含む。)であり,在学者数は合計約25万人(うち,放送大学が約6万8,000人)である。また,学校教育としての通信教育課程以外に,文部省認定社会通信教育を実施している大学が3校ある。


(5) 大学の公開講座

大学公開講座は,大学における教育・研究の成果を直接社会に開放し,地域住民等に高度な学習機会を提供するものである。平成9年度には,国公私立を合わせて1万86講座が開設され,約け万人が受講している。


(6) 大学入学資格検定制度

大学入学資格検定制度は,高等学校教育を受けられなかった人々に対して,能力に応じて広く大学教育の機会を提供するための制度であり,この資格検定を受け一定の科目に合格した場合に大学入学資格が与えられる。

平成10年度は,約1万7,000人の受検者のうち,新たに大学入学資格を得たものは約8,600人おり,10年9月末現在でこの制度による有資格者は約9万7,000人である。

また,我が国の学校教育体系との整合性を勘案しつつ,国際化の進展やそれに伴う人材の流動化,規制緩和の要請の高まり等社会の変化に適切に対応するとともに,個人の学習成果が適切に評価される生涯学習体系への移行を図る観点から,大学入学資格検定の受検資格の拡大を図り,中学校等卒業の資格を有しない場合でも満16歳以上の者については,大学入学資格検定の受検を認めることとした。

このことにより,平成12年度の資格検定から,インターナショナルスクールや外国人学校の卒業者,不登校等の様々な理由により就学義務猶予免除を受けずに義務教育を修了していない者など,これまで受検が認められていなかった者についても,広く高等教育への進学の道が開かれることとなった。


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